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2006年07月12日

【メルマガ】第164回国会 事後報告その5:環境委員会「鳥獣保護法」の審議

 5月30日の環境委員会では、「鳥獣保護法」の改正案について審議を行いましたので、概略などをお送りします。

【野生動物と共生していた祖先】
 鹿や猪は、万葉集にも多く詠われています。また、花札にもあるように、昔から身近にいて、我々の祖先はそれらとまさに共生していました。「鹿威し(ししおどし)」は、竹を水でトン、トンと落とす音で、農作物を荒らす鹿を追い払うというものですし、犬も猪、猿、鹿を追い払うために飼われていました。今、大騒ぎしているのは、人間が僣越になり過ぎたのではないかと思います。ちなみに、犬の放し飼いは法律ではなく条例で規制されているそうですが、中山間地の農家にまで、これを適用する必要はないはずです。

【鳥獣被害で耕作放棄地に】
 私の地元の地獄谷温泉では猿を餌付けでなくて温泉付けにしています。リンゴや桃の産地ですが、猿の被害が深刻です。人間が追いかけていくと、人間が上れない屋根の上で食べ、本当に種を投げつけるそうです。猿カニ合戦そのものです。そこのおばあちゃんが私に苦情を言うには、そのおばあちゃんが出ていっても女だと思ってばかにしている。猿はちゃんと男女差別をしているんです。そして、長靴を履いてほおかむりして、男のような格好をして行くとばあっと逃げていくんだそうです。猿も、猿知恵があって、だんだん覚えていってしまうのです。(議事録より)
 農作物の被害額は、近年横ばいですが、これは、被害を受けた中山間地域で耕作放棄地になっているところが非常に多いからです。
 本当に本格的にやらないと中山間地域の農業はこれでつぶれるかもしれません。鳥獣対策は、中山間地対策の一環としてのほうが重要であり、環境省と農林水産省が連携をとって対策にあたる必要があります。

【個体数の管理は、人材の育成と確保で】
 一番大事なのは、個体数の管理です。漁業の資源管理の考え方と同じです。これは、きちんと人がいて予算をつけてやったらできると思います。臨時雇いの鳥獣保護員ではなく、技術的な知識を持った人たちを、職種を設けて処遇して国や県が採用することで、地方の農業や自然を守り、地方の雇用の確保にもなります。

【「野生生物保護法」にすべき】
 鳥獣保護法は正式には、「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」で、2002年の改正で法律の目的として「生物の多様性の確保」が加えられました。野生動物の保護・管理の面から、多くの問題点が指摘されていますが、今回の改正でも対応がはっきりしておらず、根本的な改正が必要です。
 日常では鳥獣という言葉は使いません。野生生物保護とするべきではないかと質問しましたが、事務方はムニャムニャ答弁し、小池大臣は鳥獣で十分と開き直りました。

【環境省が最大の公共事業を担う】
 環境問題は、すべての行政にかかわる大問題になってきています。環境省には、法律にある「生物の多様性の確保」ということを念頭に入れて、環境を破壊するようないかがわしい公共事業のチェック等を行うなど、行政に口を挟むよう求めました。さらに、地球環境を守るため、環境省がもっともっと前面に押し出していって、全力を挙げて取り組んでいくことを促しました。

2006年07月07日

中野市で菅直人との対話集会を開催(民主党ホームページより)

菅直人代表代行は2日午後、長野県中野市を訪れて、篠原孝農林水産団体局長(衆議院議員)とともに集会に参加。農山村地域の再生がなければ日本の再生はないとの持論を力説し、会場を埋めた参加者の皆さんと活発な意見交換も行った。
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集会の冒頭、篠原議員が菅代表代行を紹介。冗談交じりに「本当は田舎のお兄ちゃん」、「けっこう優しい」などと述べて会場の笑いを誘うとともに、代表当時から農業再生を真剣に考えてきた菅代表代行の取り組みを、会場を埋めた参加者の皆さんに分かりやすく語りかけた。

 続いて菅代表代行が挨拶を行い、今国会の民主党の活動について触れ、4月の小沢一郎代表就任により、「まさに老壮青の挙党態勢が一挙に出来上がり、元気の良い反転攻勢が国会の中でも始まった」と指摘。農政改革基本法案の質疑などで、篠原議員らとともに委員会答弁に立つなど活動してきたことにも触れながら、「農山村の中で、安心して子どもを産み育てられる」ことの重要性を改めて指摘した。

 菅代表代行はこの点に関して、「農山村地域がきちっと再生されなければ、日本の再生はない」との持論を改めて展開。「農山村を再生させるためには、どういう農業政策が必要かという観点」から、農政改革基本法案などの作成を進め、民主党の農林漁業再生プランを検討してきたことを紹介した。そして、民主党が本格的な農業政策を打ち出し、農山村部の意見を受け止められるようになって、都市政党から脱皮できたのも、「(農林水産団体局長である)篠原さんの力によるところが大きい」などとした。

 菅代表代行は更に、篠原議員の質問に答える形で、自らが農業政策に関わるようになった思いを語ったほか、明日からの訪中に関しても、空海が中国に渡ったのが1200年ほど前だなどと指摘しながら、「単に今のことや、50年、100年単位のことを超えて、もっと深いつながりがあるのだということを、自然に共有化できるような日中関係をめざしたい」などと意気込みを語った。

 会場を埋めた参加者からは、小沢代表就任後の民主党の体制、恒久平和調査局設置法案、少子化対策と子どもの教育、靖国神社とA級戦犯合祀問題などについて次々に質問が出され、菅代表代行はこれらに一つひとつ丁寧に答え、意見交換を行った。

2006年07月01日

【メルマガ】第164回国会 事後報告その4:超忙しかった今国会

私は、今国会は、外務委員会と環境委員会に所属しました。ちなみに、05年は予算委員会とイラク特別委員会、04年は農水委員会とテロ防止特別委員会でした。ところが、農政改革法案が政府案と同列に審議され、対案として民主党から提出し、その答弁者として答弁しなければならず、かなりの時間が割かれました。
 

 民主党は自民党と違って、本当に民主的(?)で、毎年希望調査があり、それに応じて委員会が決められます。1年目は、有無を言わせず、農水委員会でしたが、まだかつての同僚が4人現役で政府参考人として答弁に立つので質問しにくく、2年目は党幹部に了解をとり、他の委員会にしてもらうようにしました。その結果、予算委員会という思いがけない格の高い委員会に配属されました。ただ、差し替えで、何度か農水委員会の質問に立たされました。

 3年目の今年は、希望通りでしたが、上記の法案があり、私は結局、外務・環境・農水の3つの常任委員会に専属的に顔を出すことになり、多分最も忙しい国会議員の1人になってしまいました。
 その他に党務があり、農林漁業再生本部とBSE対策本部の事務局の仕事も担当が多く、前者ではマンガ版農林漁業再生プラン、後者では、「拙速な米国産牛肉の輸入に反対する国民大集会(6月13日)」のセットやらで、てんてこ舞いでした。

私の典型的な1週間を紹介します。
月: 07:45長野駅前街宣 09:15長野事務所打合せ その後中野へ地元会合出席 
      夜上京 九段宿舎泊
火: 08:00外務防衛部門会議 10:00農水委員会 12:40代議士会 13:00本会議
      本会議終了後、農水委など 諸々の会合 杉並区の自宅泊
水: (たった1日早朝部会休み)10:00農水委員会 
      諸会合(BSE、農政法案再生本部、リベラル・・・)九段泊
木: 08:00農水部門会議 月一回鈴木棟一会合 11:30国のかたち研究会 
      13:00本会議 ・・・議会後九段泊
金: 08:00環境部門会議 09:00外務委員会 10:00環境委員会 12:40代議士会 (質問)
      13:00本会議   夜最終で長野へ 長野泊
土: 09:00支持者訪問 地元会合出席 長野泊
日: 09:00支持者訪問 地元会合出席 長野泊

 つまり、朝3日関係部門会議があり、委員会の質問や答弁が週2~3回、週末は地元の支持者訪問、組織体制作りなど、気も体も休まる日がないくらいでした。民主党の衆議院議員が選挙前後で、177名から113名に激減したこともあってなのか、質問回数も増えました。

 この間、4月から長野事務所に若手とベテランの2人の男性、そして5月には女性1人と男性3人増員し、スタッフ数も倍増し6人となりました。8月6日投票日の長野県知事選の候補として名を挙げられたりしておりますが、私の地元事務所の拡充振りをみたら、知事選に出るつもりはなく私が国政に全力投球していることがお分かりになるかと思います。
 また、法律で配偶者と65歳以上を公設秘書に採用できなくなり、更に民主党は三親等内の親族を公設秘書に採用することができなくなったため、妻はもとの主婦に戻りました。その代わりに経験を積んだ女性に来てもらうことにしました。ただ、妻には、緊急事態(質問の準備など)には手伝いに来てもらっています。
 小泉総理は外遊で心ここにあらずか、今国会は延期もなく6月16日(金)で終了。9月下旬以降の臨時国会まで、地元活動にたっぷりと時間がかけられそうです。

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