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安倍の前原化現象の予感 新年寄稿版07.01.01記

<仲良し内閣の危うさ>
安倍内閣の閣僚の一つの特徴は仲良し側近の重用だろう。全員は政治経験が浅く、ご指南番が必要というのに何たることかと首もかしげたくなる。政権政党の自民党が、経験も不足、力も不足、タカ派そのものという危険満載の安倍総理になるのは傍から見ていてもハラハラする。国民は小泉で刺激を受けすぎ、もう普通の政治家では関心も持たず、支持もできなくなってしまっている。
<長野建設新聞 新年ご挨拶の寄稿に掲載>

<選挙の顔で選ばれる自民党総裁>
小選挙区制の下、無関心層なり無責任層の多い都市部では党首で投票先を選ぶ有権者が多い。まして有権者と議員の関係が遠い参議院議員選挙は、まさに党首の人気が勝敗を左右する。5年前に自民党が参院選の顔として仕方なしに小泉を選んだため、今またその次が異例の若さの安倍でなければ持たなくなっている。安倍を凌ぐ刺激は女性初の総理総裁、野田聖子ぐらいしかない。
そこへいくと民主党は、前原前代表は別に選挙の顔として選んだわけではなくまだましである。
前原にいずれ代表になってほしいと思うが、もっとしっかり実力を蓄えた後、民主党が政権に向かったりする絶頂期の時にこそふさわしい党首である。

<幼すぎるトップ就任>
安倍も、67歳ですい臓癌で逝った父晋太郎の無念さが先立ち、焦って総理の座を手にしたのが命取りになる可能性がある。「当選10回、60歳前後、党三役1回、閣僚2~3回」はだてにできあがった自民党総裁の条件ではない。
それに引き換え、小沢人事は全く逆で全体に目を配り、ベテランやプロを配置した見事なものである。
前原体制はやはり、党運営の為の根回しの仕方も知らない仲良しグループで周りを固め、墓穴を掘った。中曽根康弘元総理は衆議院議員になった時から総理を目指し、満を持して総理に就任した。それでもかなり考え方の違う後藤田正晴という重鎮を自分をチェックしてくれるご意見番として官房長官に据えている。前原43歳、安倍52歳若くしてトントン拍子で自信過剰になり、ともに驕りが過ぎるようである。

<安倍の前原化で政権交代>
安倍も前原も、2人とも格好がよい、タカ派的体質、自信過剰と似ている所が多い。しかも、人事の仲良し側近重視もそっくりである。ベテランのアドバイサーの欠如から内部崩壊していくことも共通のような気がしてならない。つまり安倍の前原化である。
その次に、また自民党の中で総理の椅子をたらい回しされてはならない。我が民主党は、安倍政権の崩壊の時を絶好機ととらえ、一気に政権交代に向けて突進していくしかない。