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松岡利勝農林水産大臣自殺の衝撃07.06.01

5月30日朝記

5月28日午後、私は、第一議員会館を15時出発で、菅直人代表代行、末松義規NC環境大臣等と共に築地市場及びその移転予定地である豊洲の視察に参加するため、新幹線『あさま』の中にいました。そこへ、長野事務所坂口秘書と岡本充功衆議院議員の2人からほぼ同時に松岡大臣が自殺を図った旨の連絡が入りました。「何と言うことだ」というのが私の正直な気持ちでした。

実は今週、秘かに松岡大臣を巡り用意しているものがありました。また、党首討論に農政も入る可能性があり、いろいろ準備しておりましたが、全てキャンセルになりました。

 松岡大臣は就任してすぐ、政治資金を巡って不実記載があり、それ以来、事務所の光熱水費、鳥インフルエンザワクチン、緑資源機構などと「政治とカネ」の問題の標的にされました。
私も3月1日の予算委員会の最後に本件を質問しましたし、3月20日の農林水産委員会では「農政が停滞している。説明責任を果たすべきであり、果たせないなら辞任すべき」と迫りました。それ以降、民主党の議員全員が冒頭「説明する気になったか」を確認し、同じぶっきら棒な答えだと大臣として認めず、以後、副大臣以下にしか質問しませんでした。
 こういった中での大臣の自殺です。何とも言えない虚しさだけが残ります。

 「説明責任を果たした上で、再び私(或いは同僚議員)と活発な質疑応答を」というのが、私の願いでした。大臣所信挨拶に対する2月20日の1時間30分の議論は、私が国会議員になって最も充実した農政論議だったと思います。上記の3月20日の厳しい通告の時もそのことを話しました。

 豊洲の視察後、菅代表代行へのインタビューなり質問も松岡大臣自殺についてが一番長くなりました。また、松岡大臣の相手方だった私にも議員会館に新聞やTVマスコミからの取材依頼が多く来ていることが秘書からのメールで知らされました。私は一切の取材に応じないことにしました。
 いろいろな方々のコメントの中で、笹川尭自民党党紀委員長の(任命責任より)「辞めさせてやらなかった責任の方が大きい」、何人かの「自ら命を断つなら説明責任を果たしてすっきりした方が楽なのに」というのが納得いきました。そして、「私の責任で任命した松岡大臣はきちんと説明責任を果たしている」とかばい続けた安倍総理の責任こそ重大です。松岡大臣の突然の自殺で、農政を更に混乱させ、「松岡氏の再チャレンジの機会を失った」(笹川氏)のですから。つまり、松岡大臣もさっさと説明してあやまるか、非を認めて辞任していたら、こんなことにはならなかったでしょう。
5月28日の仮通夜には遠慮しましたが、29日の東京での密葬会場にはお参りしてきました。
私としては、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りする以外にありません。