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花の都パリ「外交赤書」07.06.21

6月21日記

6月20日に講談社+α新書から、『花の都パリ「外交赤書」』という本を出版しました。もしかしたら、メルマガ読者のみなさんの中で、書店でこの本を見かけて驚いている方がおられるかもしれません。
 私は1991年から1994年までの3年間、パリにあるOECD(経済協力開発機構)に対応する日本の大使館であるOECD日本政府代表部に、農林水産省から出向した俄か外交官として赴任していました。
その3年間を挟んだ前後の10年間ほど、私はかなり国際関係に関わるポストにいました。当時、私が関わった外交のエピソードを、役所を退職したら本にしたいと書きためておいたものですが、今回、講談社からその一部を出版することになりました。


私の希望としては、24年前に書いた「アメリカは田舎の留学記」の10数年後の続編として、パリの農業外交を巡る事情やパリの風物詩も入れた心地よい本にしたかったのですが、商業出版であり、どぎつい内容でないと売れないという講談社の意向で、もとの原稿のうちパリの農業外交を巡るドジな面のみをとりだした片寄ったものになってしまいました。フランスの農家民宿でのほのぼのとした交流などはすべてカットされています。ですから、残りの部分はいつかまたまとめておきたいと思っています。
本のタイトルも売らんかなの出版社と私の主張との妥協の産物で、私の気に入ったもの(「パリは花の都の外交官奮戦記」)にすることはできませんでした。更に、本の帯やホームページ等は出版社の広告スペースであるということで、私自身、出版後初めて目にすることになりました。週刊誌の広告と同じく、人目を引くための内容を誇張した「痴態」などというどぎつい宣伝文句が並んでいたため、すぐさま講談社に抗議しました。口論になりましたが、増刷分からは「痴態」を「実態」に修正することになりました。
外交のドジな面を集めているとはいえ、宣伝文句とは違い、私自身は、くすっと笑い出すような部分や、さもありなんという場面を多く残したつもりです。軽く読みやすい本ですので、どなたにも読んでいただけると思っています。
書店で見かけたら、帯の宣伝文句には惑わされずに手にしていただけると幸いです。