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 党首会談・大連立・小沢辞任撤回騒動について(その1)07.11.11 

 この件についてはいろいろな皆さんから叱咤のメールやお電話をいただきながら、きちんとお答えせずにすみませんでした。せっかく政権交代で民主党政権というムードが盛り上がっている中に、大きなダメージになってしまったのではないかと思います。
 私は、実はこういうふうになるのではないかと途中から危惧しておりました。この件について簡単に、私の考えを述べさせていただきます。

 10月30日に第一回目の会談が行なわれました。党首会談でテロ特委が無くなりまして、急遽、外務委員会が11月2日金曜日の本会議後に開かれることになり、私がトップバッターで質問しました。それを終わった後すぐ山形の鹿野道彦さんと舟山康江さんの会合に飛び、挨拶して夜中に帰り、週末は長野、そして支持者訪問、5日夜は埼玉県の政治スクール講演、6日は農政ジャーナリストの会からの要請で加藤紘一さんと私と農業者戸別所得補償問題についての対談、7日は人材育成で講座を設けている人たちの会合で講師という、3日連続夕方に講師をしておりまして、ご心配いただく中でお返事が遅れてしまいました。心よりお詫び申し上げます。

 小沢代表にこそみられた驕り   

 小沢代表は我々には気を緩めるな、政策を粛々と実行しろ、選挙に備えろと厳命しておりました。しかし、私は、参議院選挙に勝利し最も意識が高揚しておられるのは小沢代表自身ではないかと感じていました。
 前原前代表が、テロ特措法関係について小沢代表と考え方が違うとどこかのシンポジウムで発言し、テレビで何回も流されました。前原前代表としては、軽率な発言ですが、それに対して小沢さんはそれなら出て行ったらいい、と捨てセリフを吐いてしまいました。かつて次々と側近が去っていった純化路線の復活です。これはよくないなぁと感じていました。

  政策協議   

 私はこのねじれ国会を歓迎していました。これは前のブログでお伝えしたとおりです。
 もう少し解説しますと、アメリカでも、ねじれ国会というのは当たり前です。共和党の大統領の時に上院も下院も両方とも共和党が制しているという事は珍しいことです。アメリカ人の健全なチェックアンドバランス感覚がそうさせるのかもしれませんが、大統領と同じ政党が両院を占めるということのほうが稀です。ですから、国会議員のすることが多くなり、国会も多くが決められていくためにいろいろな審議が深まります。
 フランスでも保革共存政権(コアビタシオン)というのがよくあります。自民党一党独裁の日本が異様だったわけです。私から言わせると政策協議は当たり前です。安倍総理の時は強行採決でいろんな法案をいっぱい通しましたが、福田総理は法律が一本も通っていないと焦っています。それで、新しいルールを作らなければということで党首会談を行なわれたわけですが、そんなものは、他の国では驚くにあたりません。日本国民も簡単に法律を通さないように民主党に投票したのです。
 私は言葉足らずでしたけど、外務委員会の最後に外務省官房長に各国のねじれ国会の現状を調べろ、そしてここに報告しろ、ねじれ国会の対応がわからないからと、党首会談などさせるでない、という注文をつけました。答弁は、OECD加盟国30カ国中17カ国が二院制で、そのうち四つがねじれ国会、しかし二つの国が片方が圧倒的に権限を与えられており、本当のねじれではなく、日本と同じようなねじれ国会というのは二カ国で、至急調べますというものでした。

  ねじれ国会のメリット   

 ねじれ国会がなぜいいかと言うと、役人が議員会館をちょろちょろして、説明して回ることばかりをしており、ふんぞり返り、ちょうりょうばっこすることがなくなります。野党がやたら美辞麗句をならべて、政府を責めたてて、法案も美辞麗句のままでというような事がなくなります。参議院で通ったって衆議院で通らないからです。
 最後に1番大事なのは与党が変らざるをえなくなります。ろくに内容も知らずに、政府内閣提出の法案を、どうせ数の力で通るのだからといって、野党の質問もなんのその、全然修正せずに通して来ました。しかし、今はそれでは参議院で否決されますから衆議院の審議の最中から、真剣に議論しなければなりません。こうして国会議員の質は高まり、それに耐えられない国会議員には消えていってもらうしかありません。そういう意味では本当の立法府としての役割がこれからできるという事です。