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党首会談・大連立・小沢辞任撤回騒動について(その3)07.11.28

<小沢代表記者会見>
ナビゲーターの着いた車ですので、私もちらちらテレビの記者会見を見ながら支持者訪問を続けました。小沢さんは口下手です。ああいう時はいつも紙に書いてきてでっかい声で読み上げます。いつものスタイルです。しかし、ちょっと違うなと思ったことがあります。身柄を党の幹部に預けたというので、これは撤回の余地があるなと直感しました。
 詳細は省きますが、私もそれなりに関係者にTELやFAXをしました。そして、やっと撤回し、収まりました。新聞・メディア批判はおやと思いましたが、自らが連立をしかけたといった報道に余程腹に据えかねたのでしょう。

<仙谷由人さんの男気>
反小沢だといわれているグループの幹部も含め、ほとんどが小沢さんを慰留する中で、11月7日の両院懇談会で、仙谷さんが、小沢さんの勝手や国民・有権者との意識のギャップを指摘しました。いわば嫌われ役を買ってでたのです。その風貌とドスの効いた喋り方から「仙谷親分」とも称されますが、仙谷さんの面目躍如でした。TV中継されているとは知らなかったようですが、熱気に包まれてシャンシャンと終わろうとする会合で水を差すことは覚悟がいります。仙谷さんに拍手を送りたい気持でいっぱいです。仙谷さんの指摘をしかと胸に収め小沢さんにはこのような騒ぎは二度と起こさないようにしてもらわねばなりません。

<新旧の小沢包囲網は団結の印>
新聞各紙、あるいは週刊誌は、参議院で17人が自民党入りすると与野党逆転するという事が、まことしやかに言われ、小沢さんが離党するのに続いて行く参議院議員の名前が羅列されていました。しかし、そうしたことは起こりませんでした。確認はしておりませんが、大半の人たちが仮に、小沢さんが離党してもついて行く気持ちはなかったのではないかと思います。極めて健全な考えだと思います。
前に、(その一)で書きましたように、一新会の皆さんも必死で慰留したはずです。それからもう一つは、羽田孜さん、渡部恒三、石井一さん、こういった人たちも小沢さんにストップをかけたわけです。ですから、新旧揃って小沢さんを慰留したという事ではないかと思います。そういう意味では、民主党は成長したなぁと思います。
これを言うと、鳩山さん、菅さんに悪いのですが、代表を途中で辞めざるを得なくなっております。つまり、民主党は引きずり降ろしてしまったのです。鳩山さんは幹事長の人事、あるいは自由党との統合等でゴタゴタが続き、引きずり降ろされてしまいました。菅さんは保険料の未納(後で、岩見隆夫さんがすみません菅直人様と詫びた)くらいのことで、辞める必要はなかったのに係わらず、傷ついた党首の下では戦えないという都市部の議員の大合唱で引きずり降ろされました。とても公党とはいえないとその時の発言された石井一さんが怒っておられました。つまり、選んだ党首をかばい守るべきだと言われたのですが、若手は聞き入れませんでした。民主党は未熟だったのです。それから比べると、今回は辞任するというのに、慰留をすると大分違ってきました。
民主党は次々と党首を変えて新しい党首の下、まあ、新規商品でもって選挙に打って出よう人たちが多かったわけですが、ようやくそういった風潮は弱まって、政権交代を目指して一致団結しようという事になったのです。こういう点でも民主党はいい意味で自民党に近づきつつあるのではないかと思います。つまり自民党は政権与党であること一点について大同団結し、今の民主党はあと少しで、政権交代が出来るということで一致団結して政権交代しようという事になっているのではないかと思います。

<支持率アップの不思議>
 11月11・12日の週末、新聞各紙が世論調査をしました。民主党のごたごたにより支持率が大幅に下がると大方が予想していましたが、読売の調査は逆にわずかながら上がっていました。ビックリですが、仙谷さんの発言をTVで観たり聞いたりした人が、民主党の健全性を感じとり、支持し続けていただいたのではないかと思います。
 04年春、菅代表(当時)の保険料の未納に端を発し、1ヶ月くらい、すったもんだしてやっと岡田代表に落ち着きました。こんなんじゃ7月の参議院選はダメに決まっていると皆が考えていました、案に相違して民主党が国政選挙ではじめて50議席と自民党の49議席に勝利しました。つまり民主党が政権党になるためにもがいていると半分同情、半分期待で投票してくれたのです。今回は、幸いにして「何やってんだ、全く頼りにならないなあ」とハラハラしつつ、やっぱり頑張ってほしいと思ってくれたのです。いわば、ダメ虎だけどファンが逃げない阪神ファンと同じ心理になってくれているようです(阪神ファンの皆さんすみません)。この複雑な(?)期待に答えるべく民主党議員は政権交代を目指していかなければなりません。