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解散総選挙の見通し08.01.23

<4つの解散時期>
解散総選挙については、2007年の年末というのが一番早く取り沙汰されました。二番目が、一月上旬の新テロ特措法の再議決に対して、民主党が問責決議案を出し、それに応えるかたちで衆議院解散総選挙。しかし、この二つともありませんでした。次に予想されているのが、3・4月です。予算が可決され、予算関連法案、特に租税特別措置法で問題になっている暫定税率の維持に民主党は反対することになっています。予算は衆議院の先議・優先が認められていますが、法律は対等です。ですから参議院で否決されたら、これを通すには新テロ特措法と同じく衆議院は三分の二の議決をしなければなりません。いわゆる日切れ法案で、3月31日までに租税特別措置法が通らなければ、4月1日から暫定税率が廃止されることになります。その結果は民主党が言っているとおり、ガソリンが1ℓ当たり25円下がります。そのすったもんだの際に解散総選挙というのが言われています。そして4番目は洞爺湖サミットの後ということで、秋とも言われています。

<不利な選挙はしない自民党>
政府与党は当然自民党にとって一番いい時期に解散総選挙をするでしょう。支持率が低く、年金問題、ガソリン問題とで不利な時は、解散総選挙はしないはずです。再び三分の二の衆議院の議席を取れるとは考えられないからです。
<二世議員の不思議>
いろいろな予測がある中、私は福田首相が洞爺湖サミット議長にこだわるのではないかというのに気がしました。なぜかというと、政治家の二世、普通であるならば、できれば跡を継ぎたくないと思うのではないかと思います。ましてや政界で最高位を極めた総理の息子は、同じように総理になっても親父と同じだというふうにしかとられません。私ならば、跡は継ぎません。なぜならば、親が永遠のライバルとなるからです。いろいろ比較されてはたまったものではありません。しかし、不思議に親孝行息子たちは、政界入りをします。そういう親孝行息子たちは、もし親がなし得なかったことがあるならば、それを自分が成し遂げようというのは自然な流れではないかと思います。
<親孝行息子の執着>
福田赳夫首相は、二年間で大平正芳さんにバトンタッチするという密約をホゴにしたと言われています。サミット議長というのを成し遂げたいというのが根底にあったのではないかと思います。それに対して大平さんは怒り、大平・田中連合で大平総裁が誕生し、福田総理は「天の声にも変な声がある」という名文句を残して去りました、この無念を民間人から官邸入りし、秘書官として仕事をしていた福田康夫さんはしかと見ているはずです。父親の無念をはらす、何が何でもサミット議長だけはやりたいと思っているのではないかと思います。日本国をどうする、政策をどうするという事ではなく、結構センチな面、あるいはこういった義理人情といった面で政治が動かされているのが現実です。
<洞爺湖サミット後の可能性も>
それだけではありません。自民党には、衆議院の三分の二の今の有利な状況はなるべく長続きさせたいという気持ちがあるはずです。サミットも大成功し、福田内閣の支持率も上がれば、福田内閣で任期満了ということも考えられます。それがダメなら、サミットを花道に福田総理が引退し、次の総理を選び、次の総理への期待感から支持率が高い時に解散総選挙を行なうというのが有利だからです。
民主党はなるべく早く解散総選挙をと画策しても、自民党も政権にしがみ着くことにあらゆる手段を講じてくることは間違いありません。