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頑張れ環境省―環境条項をありとあらゆる法律に書き込むー08.05.09

 しばらくぶりに環境委員会で、地球温暖化対策防止法の改正について質疑に立ちました。環境は、私のライフワークの一つでもあり、地産地消・旬産旬消や森林環境税の導入などを提唱するとともに、環境行政をもっと積極的に推進するよう環境省を激励しました。

<電気に片寄った世論調査>
 内閣府が地球温暖化対策について世論調査が行い、環境税の導入に対し42%が賛成、37%が反対と初めてその賛否が逆転しました。環境に対する近年の国民全体の意識の向上は目覚しいものがあります。
 平成9年の生活の中での環境に配慮している点についての設問で、選択項目は、資源2、電気3、生活4、食品1、自動車1と実に様々な方面の環境に優しい行動が項目として提案されていました。しかし、同じ設問の平成17・19年の調査を見ると、選択肢10項目のうち、資源1、水2、自動車1で、電気が6項目と妙に電気の節約関連に片寄った選択肢ばかり連なっています。

<環境に優しい>生き方を誘導>
 私は、環境に優しい商品を選択するように心がけることや、地元材を利用し家を建てるなどの選択があってもよいのでは提案しました。先日、中国毒ギョーザ事件がありましたが、あれは中国で冷凍し、日本へ輸送され、冷凍されたまま売られ、食卓で解凍されてやっと食べることができる、いわばエネルギーの塊です。毒物の混入がなくても、地球環境保全の面からそもそも素性悪な食べ物です。また、利用されることなく放置されている、地元の木材を無視して、わざわざカナダ産の安い材木を利用し家を建てるのも同罪ではないかと思います。次回には、是非、地産地消、旬産旬消、ウッドマイレージを啓蒙する選択肢を盛り込むべきだと注文をつけました。

<世論を味方に環境政策を推進>
 また、環境省はこのような世論調査を行ないっぱなしではなく、その結果により政策変更して行かなければなりません。例えば、24時間店舗、73.5%の人が深夜にほとんど利用していないという結果が出ています。この結果を踏まえ、例えばセブンイレブンは名の通り、7時から11時に戻すなどの環境省主体の行政指導があってもいいと思います。
 地球温暖化防止はもはや国是であり、地球全体の地球是です。環境省は、独自に法律を作っているだけではなく、他の省庁の法律に対しても、常に、環境条項を入れるように働きかけるべきです。環境省は若手だけではなく、局長、それで駄目なら大臣まで一丸となって各省に、働きかけるべきなのです。

<環境問題に取り組む業界と自主規制>
 2年前の環境委員会の質問でパチンコ業界を皮切りにいろいろな業界に働きかけていけばいいのだと指摘しました。ちょっと失言があり、業界の方から叱られました。
パチンコ業界も環境に優しい業界に脱皮しようとしています。埼玉県と栃木県の県境に廃棄されたパチンコ台、私の質問の直前に、日本遊技関連事業協会が自主的に自分たちの資金で回収されていました。廃棄物業者がいい加減な処理をしていたのですが、もとをつくったのは自分たちだと回収に乗り出したのです。また、昨年には環境自主行動計画を策定し、地球温暖化防止対策に業界で取り組んでいると聞きます。
 このような自主行動計画は、各業界に広がりつつあるところですが、環境問題というのは強制していかなければならず、主管の環境省はもう一歩踏み込んで、業界ごとに法律を作るべきではないかと提案しました。しかし、鴨下大臣からは、財界に気遣ってか、なかなか前向きな発言は聞くことが出来ませんでした。

<環境問題も焦点になる民主党アメリカ大統領選予備選挙とデタラメなブッシュ政権>
 さて、目を海外に転じてみますと、民主党のクリントン、オバマ両候補とも、地球温暖化防止に対してきちんとした態度を取っています。環境条項を入れて直さなければ、NAFTA(北米自由貿易協定)から脱退すべきだと発言しています。何でも食いつく日本のEPAやFTAとは大違いです。
一方、共和党のブッシュはデタラメで、京都議定書から脱退してろくなことをしていない上に、2025年までにCO2排出量の伸びを止める、つまり、17年間は排出量の増加も仕方ないなどとの発言をしています。日本は一生懸命排出量を減らそうと努力している時に、こんな国には制裁も視野に入れて対応すべきだと思います。例えば、アメリカの製品は環境のルールを守らないで造られているのだから関税をかけるなど考慮してもいいのではないかと思います。

<環境税の導入、森林環境税(篠原私案)披露>
 先ほどの、世論調査の結果でも示されたように、国民ひとりひとりの環境に対する意識は高まっています。私は、こういったときにこそ、政府が一気呵成に環境税を導入していっていいのではないかと、鴨下大臣に質しました。大臣もいままでなかなかかなうことのなかった環境税の導入、今回は税制改正で旗を降ろさぬよう頑張るとの答弁でした。絶好の機会であり、是非がんばってもらいたいと思います。

<国会回りの黄色い菜の花>
 私のブログでご紹介したり、新聞等でも報じられましたが、私は菜種の栽培を推進しており、その一環として国会の衆議院第一議員会館の土手に菜種を蒔き、ここ2年春になるとまっ黄色な花で土手が彩られていました。ところが、議員会館の立替工事で、その土手が根こそぎ削り取られ、菜の花も土手とともになくなってしまったのです。さすがにいたしかたなしと思っていたところ、菜の花のファンの田中真紀子さんや他の同僚議員に「篠原さんの愛する菜の花はどうするの」とか言われました。ここは引き下がるわけにはいかないなと思った私は、去年11月のある日の夜中、秘書と2人で国会と議員会館の間の道路脇の生け垣と中央分離帯に、千曲川べりで3ヶ月かけて集めてきた菜種を蒔きました。途中、夜中に怪しい黒い粒粒を国会の回りに蒔いているのを発見した警察が駆けつけてくるなどのアクシデントもありましたが、無事蒔き終わり、この春、国会の道路は見事に黄色い菜種の花で彩られました。
 環境委員会では、このエピソードを紹介し、菜種こそ循環社会の代表です、お忙しい合間にでも、是非、国会に咲いた黄色い花々をご覧いただき、循環社会への思いを育てていただきたいと質問を締めくくりました。


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