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ヒラリー・クリントン候補への親近感08.05.09

<虫の好かない2人の候補>
だれでも人の好き嫌いがあります。私は誰とでも付き合うタイプですがやはり趣味があります。アメリカの大統領選挙で言うと、オバマ候補も、ヒラリー・クリントン候補もどちらも趣味ではありません。あまりにも自信に満ち溢れた言動、態度、謙虚さに欠ける、私はこういう人はもっとも嫌いなタイプです。特にオバマ氏がポケットに手を突っ込んで話したり、したり顔で指を差してわめく姿は全くいただけません。そういわれると今の民主党の党首や同僚議員はどうかなどと言われるので困りますが、昔から、見向きもしないといったことはなく、ほかのいい面を評価し付き合ってきました。

<学生時代の意外なアルバイト>
しかし、全く無縁のアメリカ大統領選には趣味を出してみてきました。そして、テレビ画面から流れてくる雰囲気、主張はどうも相いれませんが、共和党のマケイン候補のほうに親近感を持ってきました。

そうした中、3月10日の読売新聞の小さな記事にふと目が行きました。「鮭のわたとりで政治家修業 ヒラリーを追う」という記事です。その中で、ヒラリーさんは1969年夏、大学卒業の直後に、アラスカのアルバイトで、鮭のわたとりをしたということが報じられています。日本人の職人が鮭の腹を割いてイクラを取り出す。ヒラリーさんは膝まである長靴を履いて、残ったはらわたをスプーンで掻きだすというアルバイトだそうです。

<普通の学生だった証拠>
私は1976年から8年にワシントン州のシアトルで過ごしました。ワシントン大学の学生のその当時の夏のアルバイト先として一番割がよいとされていたのはアラスカの漁業でした。時代は数年ずれていますけれども、同じだったのです。ひと夏必死で稼いで戻ってきて、また、ワシントン大学で勉強するという学生がまわりにもいました。ヒラリーさんもそうした学生の一人だったということが分かり、急に親近感を覚えました。どこにもいる学生の一人だったのです。

日本へイクラを輸出するための作業をヒラリーさんがひと夏やったということ、私はこの一事で以って、今までの生意気な女性というイメージを多少は払拭出来そうな気がします。

<庶民派ヒラリー.エリートオバマ>
最近ヒラリーさんはアメリカ国民に向かっても、人情味のある政治家だということを盛んにPRしていると聞きますけれども、アメリカ人も私と同じような感情を抱くのではないかと思います。
そうした折、オバマ氏が、「田舎町の白人労働者が生活苦から銃や宗教にすがっている」と発言し、ヒラリー陣営からエリート主義者と非難され出しました。アメリカメディアはオバマ氏を高級志向のワイン派、ヒラリーさんを大衆的なビール派と評しています。日本ではあまり知られていませんが、学歴や収入が高い人がオバマ氏を、低い人がクリントン氏を支持する傾向が出ています。
“We can change”と対照的演説を続ける若き指導者オバマ氏には意外な落とし穴かもしれません。

<アメリカにも国民皆保険を>
私は、水産加工のアルバイトの他に政策でヒラリーさんを支持する理由があります。マイケル・ムーア監督の「シッコ」ではないですが、アメリカの医療制度は問題で、4500万人もの無保険者がいます。あれこれいわれていますが、実は日本の医療制度はそれなりに優れており、皆安心して医療にかかれる幸せな国なのです。そしてそのもととして国民皆保険があります。ヒラリーさんは皆保険の推進論者で、大統領になるとアメリカの貧しい人々がやっと医療を受けられる可能性があるのです。
崖っぷちのヒラリーさんですが健闘を祈るばかりです。