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サマータイムは時間をいじらず、始まる時間を早めれば足りる08.06.02

<超党派サマータイム議連>
洞爺湖サミットを控え、地球環境問題についての議論がじわじわと進んでいます。エコロジストの端くれとしての私には大歓迎すべきことです。そのような中で5月29日夕方5時30分より超党派のサマータイム制度推進議員連盟総会が開かれました。そうそうたるメンバーの皆さんがひな壇に並びました。私はお金がないのであまり議員連盟には入らないことにしていますが、ふと見ると新たに入る議員は会費がいらないと書いてあり、気になったので出席してみました。経団連や連合の代表の方、もちろん各政党の代表の方、こぞって気勢をあげ、サマータイム制度の導入について熱弁をふるっておられました。そして法案の提出が決まりました。

私は省エネルギーをしていくべきという点では全くその通りだと思います。CO2の排出削減、ワークライフバランスの実現、明るい夕方を活用しプライベートな活動を充実させること等いずれも大賛成です。
はずかしながらただ一人手を上げて発言させてもらいました。私の言わんとしたことは以下の通りです。

<時刻の切り替えより頭の切り替え>
省エネルギーについては大賛成。福山哲郎さんが先ほど「絶対反対だと同僚議員から電話があったと、挨拶でおっしゃいましたが、それを賛成に回すイイ方法があります。時刻の切り替えというのがありますけども、頭を切り換えていただいて、時計を直さずに、始まる時間を早めたら良いのではないでしょうか。それで足ります。

<長野の知恵>
私のふるさと、長野県では、夏と冬、学校の始まる時間は違っていました。夏は8時、冬は9時です。その地方、季節にあわせてそういった知恵を働かせれば良いのではないでしょうか。夏休みは8月1日からお盆の8月16日までと決まっていました。2週間ちょっとです。その代わり、大雪が降っている間、寒中休みがありました。真夏には農家は朝4時から働き、「めしめ(メシ前)仕事」と称しています。しかし、昼食後、3時近くまで昼寝をします。そして日差しがきつくなくなった頃、農作業に出かけ、夕方になるまでずっと仕事をします。このようにして、それぞれの季節に合わせて時間を変えて仕事をすれば良いのです。時計をわざわざ直す必要はないのです。
中曽根弘文さんが、サマータイムに変えたりするのに必要な予算は国が面倒をみるとおっしゃっていましたが、夏に始まる時間と終わる時間を早くすることにはお金がほとんどかかりません。広中和歌子さんは、20年近くサマータイムの国に住んでいたが、全然不便はなかったとおっしゃいましたが、それ以上に、仕事や学校の始まる時間を早めるのは何の不便もありません。日本の時計メーカーはすぐ、時刻が自動的に直る仕組みを内蔵させるといいますが、それも必要ないのです。

<理解されたか不明>
マスコミ界から木元教子さんが来られ、他の意見もじっくり聞いて実現してほしいと正論を説かれたので、そそのかされて一人意見を言いました。ひな壇以外の発言は私一人で、気になりましたが、皆さんがポカーンと聞いておられまして、「その通りだ」と言う人が数人おられたようです。その1人が渡辺秀央さんで、隣の新潟県で同じような経験されているからだとわかりました。

<2人の元同期議員の檄>
私がわざわざ嫌われる発言をする理由があります。2003年11月初当選の同期で今落選中の本多平直さん、松崎哲久さんが、前回、サマータイム法案がかかりそうになった時に私に声をかけてきました。本多さんがサマータイム導入のアンケート調査の私の書き込みを読んで、同好の士として声をかけてきたのです。この2人から「落選中なので、自分たちでの分まで頑張ってくれ。もし、このままサマータイム法案が通ったら篠原さんの責任」と脅されているからです。

<ルールを守る日本国民>
15年ほど前、パリに赴任した折、フランス政府の高官の優秀さをほめました。「あなた方は優秀でいろいろなシステムを考えても、フランス国民はなかなか言うことを聞いてくれなくて大変ですね。その点日本は官僚が前例踏襲ばかりでダメだけど、国民が素直で従ってくれるから楽だ。だから、フランスの立派な官僚と日本の国民が結託したら世界一立派な国になる」。そうするとフランスの役人は大喜びしましたが、あまり喜ぶので皮肉・嫌みを付け加えました。「だけど、そんな国は堅苦しくて住みにくいけどね」。ドッと笑いが出て話が終わりました。
日本人はどの国民よりもルールは守ります。フランスでは、時刻を切り替えなければサマータイムは実現できませんが、日本では、素直で立派な国民故に別の手法により目的が達成されます。この規制緩和の時代に国民に時刻の切り替えを押しつけるのは無粋です。

<日本方式を世界に広める>
サマータイムには世界中の国民が不便をかこっているはずです。時計をいちいち変えたりするというのは不便なはずです。それよりも日本人の知恵、すなわち四季の変化に応じて生活スタイルを変える日本の仕組みの方がすっと良いはずです。もし日本で季節を区切って、この日から1時間始まるのを先にし、終わる時間も1時間繰り上げましょうということをきれいに実施できたら、世界の国々は日本のやり方を学んで、日本方式に変わるだろうと思います。現に国会でも6月1日からノーネクタイとするというルールが定着しています。国の機関、学校、地方公共団体、銀行、大企業等が率先してやれば、すぐに広まっていきます。簡単なことなのです。
私は、本多さんと松崎さんのためにもペーパーを作って、全議員にサマータイムの考え方の全面支持、ただし開始時間や終了時間を1時間早める修正案の全面支持を訴えていくつもりです。