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3月10日の小沢・菅の3連ポスターへの張り替え-09.03.16-

<倫選特の民主党筆頭理事>
私は、今、外務委員会と倫選特(政治倫理及び公職選挙法の改正に関する特別委員会)の2つの委員会に所属している。後者は筆頭理事である。だから、公選法は、まさに私の委員会、倫選特の担当だが、ゴチャゴチャの問題ある法律である。20年前と比べると、選挙に金がかからなくなり(かけられなくなり)、私のような者まで国会議員になれるようになったのは、改正の成果である。その時々の問題を解決すべく何度も改正されてきたので、あちこちで整合性がとれなくなりつつある。

<6ヶ月前のポスター貼り替え>
 全体に流れる理屈は、政治活動と選挙活動の区分けであり、前者は比較的自由だが、後者は厳しい制限が課されている。その一つが、今回の任期満了前6ヶ月のポスターへの規制である。3年半も解散がないのは珍しいことであるが、選挙の前6ヶ月は1人のポスターは選挙活動とみなされ禁止され、2人以上の方とのポスター(業界用語で2連)は政治活動とみなされ、3月10日以降も張ることが許されることになっている。ポスターには、講演会なりの告知もしないといけないことになっているが、会場は駅前とか○○会議室とかで、実際には開かれないことも少なくない。普段は、解散の日以降にポスターを2連にしないとならないが、今回は、特殊なケースである。

<嫌われる麻生首相>
 相手は、一応弁士として来られる人でないとならないと解釈され、結局、同僚議員なり、地元の政治家(市町村長、県議等)となる。一番多いのは党首である。
 3月3日、小沢代表の秘書大久保氏が逮捕される前までは、マスメディアは自民党の候補者の相手選びの悩みを伝えていた。05年の選挙では小泉人気にあやかって、小泉首相とのツーショットばかりあり、小泉首相が応援に来ると黒山の人だかりができた。自民党は、選挙の顔として麻生首相を選んだものの、期待に反し、10%切るの切らないの支持率では、皆二の足を踏むのは当然である。舛添厚労相、石原幹事長代理、小渕少子化担当相等が代わって人気を博している。読売新聞によると、自民党は麻生首相が14%(41)のみに対し、民主党は小沢代表が7割(176)だそうだ。

<小沢代表とのツーショットにも暗雲>
 同僚議員の大半は当然小沢代表との2連ポスターで、手回しのよい者は既に張り替えていたし、遅い者でも3月10日を目指して完成寸前であった。そこに降って湧いたのが、西松建設問題である。かく言う私も3月3日夕方ポスターが届けられたが、その直前に大久保秘書逮捕のニュースがあさま号で上京中の私に伝えられた。秘書の「小沢代表とのポスターどうしましょうか」という心配が添えられていた。
 相手候補と比べて知名度の低い私は顔の大きい2連ポスターのほうがいいに決まっている。現に05年には岡田代表との2連ポスターにしていた。しかし、今回は代表代行が置かれており、選挙終盤、菅さんに長野入りしてもらった時に寂しい思いをさせてはならないと思い、小沢・菅の3連ポスターにしていた。始めての選挙の03年の時は、今とは逆の菅代表と小沢代表代行との3連ポスターだった。新人候補は合併したばかりの新民主党で2人に囲まれて写真撮影していたのだ。

<やっと増えた広報板>
 しかし、残念ながら、ポスターを張る場所、つまり広報板がほとんどなく、前2回ともそれほど張られておらず、死蔵された枚数のほうが多かった気がする。前2回は、解散から告示の間の僅かの間しか張れなかったのだ。しかし、今回は、任期満了選挙なら6ヶ月張れる。なおかつ、07年秋から08年春にかけてやっと1200ほどの広報板が設置され、いくらでも張れる条件が整っていた。
 私は当然、従来方針通り、3連ポスターでいくことにした。党首の人気で選挙するわけではなく、主役はあくまで本人なのだ。小沢さんを嫌う人がいてもそれはそれで仕方がない。もともと「篠原は絶対支持する。まあ民主党もいいが、小沢さんだけはどうも」という支持者が多い土地柄である。しかし、党首は党首であり、選んだのは我々である。今取沙汰されている件について本人が問題ないと言っている以上、信じて従っていくほかない。総理の使い捨てをしている自民党と同じことはしてはならない。筒井ネクスト農水大臣は知名度も上がったので他力本願をやめ、政策ポスターだけにしたという。見上げたものである。

<日本の中途半端な制度>
 それにしても変な制度である。6ヶ月前にポスターを禁止するなら2連だろうと3連だろうと絶対的に禁止すればよいのに、2人以上で講演会の告知なら許すというのは、今問題になっている、企業献金は禁止するが、政治団体ならいいというのと同じである。日本の制度にはこの手のものが多すぎる。
 今、小沢代表のポスターを剥がして他の人とのポスターを印刷している者は、それこそ政府お望みの内需拡大に貢献していることになる。しかし、資源の無駄であり、労力の無駄である。こうして政治にまた金がかかっていく。私などとは桁の違うお金の出入りに関心が持たれている間に、つつましやかな公費で政治活動している私のような政治家はますます苦しくなる。

<政治資金規正法の改正を目指す>
 政治資金規正法改正による公共事業受注企業の献金の禁止も取沙汰されるようになったし、政治とカネの問題もおかしな選挙制度も私の手で直していこうと思っている。そのため、私は今後も倫選特の委員を続けるつもりだ。