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社会保障・税一体改革関連法案採決、その後の離党・処分の補足説明 その④ 12.07.16

引き続きお送りします。

Ⅴ 「ガス充満」の両院議員総会と新しい政策決定システムの構築

(ガスが更に「充満」した両院議員総会) 
 7月13日、私の署名集めで要件を満たしたにもかかわらず、一向に開催されなかった両院議員総会が、6月15日の提出後約1ヶ月して開催された。分裂を防ぐための手段だったのに全く役に立たず、51人が離党してしまった。野田代表の責任は重大である。一つだけ嬉しいことに、北沢俊美倫理委員長が、処分の審査のついでに重大な瑕疵を特別に指摘してくれたことである。
 開催に当たっても相変わらず野田総理からは詫びの言葉がなかったが、私はもう意見を言う気力も失っていた。新聞紙上でも報道されたとおり、「ガス抜き」だけの何の意味もない会合となった。
 特に舟山康江参議院議員の、例の参議院総会よりも11人1期生厳正処分要請を重視、そして原発再稼働反対要請者には会わない面会格差(前回ブログ参照)について、いろいろグダグダ言訳し、最後に「他意はない」と結んだ。私も思わず大声を出しそうになったが、押えてやめた。
 野田総理の相変らずの誠意に欠ける答弁、そして決してすまないと言わない強情な姿勢は、ガスを「充満」させただけであり、今後の「爆発」すなわち「離党」が十分予想されるものとなった。どうしてもっと素直な党運営が出来ないのか不思議でならない。
 

(有識者から評価される棄権も有権者からは叱責が大半)
 本件で、私は有識者からは、私のとった行動は絶賛される一方、有権者からは訪問の際に罵倒されることもあり、また、メールと電話でも相当なきつい意見をいただいている。私のとった政治行動であり、批判は受けて立つしかない。
 昨週お会いしたベテラン議員は「篠原君が両院議員総会開催要請の署名を集め始めたと聞きホッとした。これがうまくいけば分裂は防げると期待したのに」と残念がっておられた。しかるべき党議拘束は、党内で議論が尽くされ、党内手続きも踏むこと、すなわち、党内民主主義が貫かれていることが前提である。今回は、前者は時間をかけた点ではクリアーされても、後者は全く不備であり、党議拘束をかける資格のない法案であった。もし、きちんと手続きを踏んでいたら、造反は少なく、分裂などに至らなかったのは確実である。
 ところが、信毎の記事をさらっと読んでいるだけの皆さんには、どうも私の「棄権」は敵前逃亡と映っているらしい。消費増税に賛成の者からも反対者からも叱られることになる。決まり文句は、「男らしく反対しろ」か「党で決めたことは守れ」であるが、いくら党できちんと決めてないと説明してもわかってもらえない。

(党の政策決定システムの構築)
 こうした中、輿石幹事長が明確に与党としての党の政策決定システムの構築を約束してくれたのが、せめてもの救いである。何でも両院議員総会にかけるわけにはいかないのはわかる。やはり、自民党の総務会のような組織が必要であろう。できることならば、私も積極的に関与していくつもりである。二度と愚かな分裂騒ぎをおこさないようにしないとならない。詳細は、次回にゆずるが、何よりも改善すべきは「党議拘束」と日本だけ異様な処分である。党議拘束違反で除名か党員資格停止だと騒いでいる国は日本しかないことが知られていない。