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参院選と民主党のTPPへの対応-元民主党の同僚参議院補選候補を山口に応援-13.04.26

 また、しばらくメルマガ・ブログを書いて発信する時間がなく、1カ月ぶりとなってしまった。いろんなことをやらされすぎ、かつやり過ぎて時間がないからである。私は、環境・安全保障・消費者特、原子力問題特、憲法審査の5つの委員会に所属している。古川元久議員が4つもあると嘆いていたが、上には上がいるのだ。57人の弱小所帯(?)で仕方がないと思っていたが、ちょっとバランスを欠く配置である。会議に出ているだけで1週間が終わってしまう。しかし、今更文句をいっても始まらないので、黙々とこなしている。
 この間に、倫選特のインターネット選挙の解禁についての質問も入った。このままいくと野党時代の一時期と同じように、今国会には私が最も多くの異なった委員会で質問し、質問時間、回数が上から5位以内に入ることになりそうである。
 こうして国会業務に専心しつつ、別途参院選に向けていろいろ工作もしており、これにも多大な時間を費やした。そこに、山口県参議院補欠選挙の応援という仕事も入り、またぞろ体への無理がかかり始めている。
 この間に、懸案のTPPについて大きな悪い方向への進展があった。
 ごまかしだらけの日米共同声明、嘘だらけの安倍首相記者会見、私は腹立たしくてもうTPPについて、あれこれ言う元気もなくなっていた。

<中野全農会長の尤もな怒り>
 こうした中、唯一心の晴れ晴れすることは、JAグループ佐賀の政治団体、佐賀県農政協議会は、自民党の公約破りに怒り、自民党参議院選候補者の推薦を白紙撤回することを決めたことである。中野吉實県農協中央会長(全農会長)は、25年余前私が佐賀県に講演に行った折、全国最年少農協組合長の中野さんに会って以来の友人である。13年2月11日のブログ(日本の団体推薦の見本、長野県農政同友会 (12年総選挙総括・民主党再生シリーズ その7))で述べたとおり、12年末の衆院選で九州ブロックは全県が自民党候補者を推薦した。あれだけ熱心にTPP阻止に動いた、山田正彦 TPPを慎重に考える会の会長や川内博史前衆議院議員を推薦しなかった。他では私やTPPに反対し続けた者が民主党や未来でも推薦されたのに、九州はある意味で前近代的、非合理的な自民党一辺倒の推薦を続けていたのである。

<大嘘つきの自民党公約と日米共同声明>
 何回も繰り返しになるが、日本では党議拘束が幅をきかせすぎ、賛否が党できまるので党で推薦を決めてしまっている。しかし、社会保障と税の一体改革の採決にみられるとおり、個々人が判断して賛否を決めることもみられるようになった。こうした変化もあり、農政連や医師会が人をみて(つまり議員の常日頃の政治活動を判断して)推薦を決めるようになりつつある。そうした意味では、自民党の公約違反を言訳するためにだけ作成されたあのインチキ日米共同声明で国民をチョロマカし、TPPへの参加を阻止できなかった自民党議員は、今年の参議院選に当たっても農政連の推薦は受けられないのは当然のことにある。
 09年マニフェストになかった消費増税を行い、さんざんウソツキ呼ばわりされた。しかし、聖域なき関税ゼロがあるかぎりTPPを断固阻止すると言って12年選挙を闘い、舌の根もかわかないうちにTPP交渉参加を容認している自民党のほうがずっと大嘘つきである。そこに、参院選に向けて「農家所得倍増目標」とやらの公約を掲げだした。一体どうやって所得を倍増するのだろうか。また嘘の上塗りをせんとしている。

<ズレた民主党のTPP対応>
 私は、このことを参院選に向けて言い続けなければならないと思うし、そうすることが圧倒的劣勢といわれる民主党を少しでも救うことになると思っている。ところが、我が党の一部には、まだ「民主党は、TPP推進という公約をしたのだから、TPP反対とは言えない」などとのたまわっている者がいる。11月16日と19日の2日間の意見も無視して作成された12年末のマニフェストでも「TPP、日中韓FTA、RCEP(東アジア地域包括経済連携協定)を同時並行で進め、政府が判断する」というものであり、推進などとは言っていない。民主党政府は判断せず、野田自爆解散で自殺してしまったのだから、今は正々堂々と反対できるのだ。
 みんなの党と民主党だけがTPPについて前向きな態度を取り続け、民主党は地方・農村部でそれこそボロ負けしたのである。それでもまだ懲りずに愚かなお題目「TPP推進」と唱えるというのは、私には信じられないことである。(2月8日ブログ「民主党幹部たちのTPP前のめり発言で農村部・地方の小選挙区はほぼ全滅」)

<反乱を起こしつつある地方>
 地方、特に農村と医療関係者、食の安全を気にする消費団体の怒りは心頭に発している。だから、有利と言われた青森市長選、郡山市長選で自公候補が敗れているのだ。自民党の大嘘に対する猛反発という流れをまだわからないでいる。我々は野党である。政策の実行を売りには出来ないのだ。それを3年3カ月の与党経験しかしていないのに、すっかり与党ボケしているのである。少しは自民党の鉄面皮を見習うべきなのだ。

<元民主党同僚の山口県参議院補選候補応援とTPP>
 私は、今回の原稿を山口県参議院補選の合間に、下松市の安ホテルの一室で書いている。
 私の役割は、候補者の要請もあり、ひたすら農協を回って、反TPPを訴えること。4月15日(月)に東部を回り、21日(月)に西部を回り、JA下関を除き全て回り終えた。しかし、既に農業団体は自民党候補の推薦を決めており、なかなか微妙なやりとりにならざるを得ない。相手方は、TPPは大反対であり、STOP TPPバッジをしていた。私もいつものNO TPPバッジをしているので、この点ではすぐ気脈が通じ、和やかな雰囲気になる。ところが、こちらの候補者への支持をお願いすると、急に口ごもることになる。

<STOP TPPネクタイの心意気>
 嬉しく思ったのは、STOP TPPネクタイである。JAあぶらんど萩の水津組合長のネクタイを見ると、紺のネクタイにSTOP TPPと斜めのストライプ状に書かれていた。私は、全国で統一的にやっているのかと思って、帰京後、早速全中に尋ねてネクタイを購入しようとすると、何と山口県農協中央会のオリジナルだという。知っていたら購入してから帰ったのだが、23日慌てて山口に応援に行っている秘書に購入を命じたところである。
 総理の地元の農協でも、TPPは反対なのを、我々民主党はしかと頭に入れてくるべき参院選を戦わなければならない。