« 14年末総選挙シリーズ7(地方自治1) 遥かな道のりの地方創生 -具体論はないので委員会は提案し合うのがよい- 14.12.07 | メイン | 14年末総選挙シリーズ8(地方自治2)思い切った地方創生策 具体編- 14.12.08 »

14年末総選挙シリーズ号外7-2(アナウンスメント効果) 驕る安倍政治にブレーキを -自民300議席超で安倍暴走に拍車をかけていいのか- 14.12.07

<自民300議席超えの衝撃>
 12月4日、読売新聞が自民党300議席超という選挙結果予測を大々的に報じた。民主党の候補者を擁立した178議席で優位に立っているのはたった13だけという衝撃である。なにかと政府、特に安倍政権寄りの読売の意図的提灯記事かと思いきや、日経をはじめ他紙も押し並べて同様の予測を載せていた。
 私だけでなく、多くの国民も驚いたに違いない。解散を決意した安倍首相自身それほど自信がないのか、目標を475に減った定数の半分238を自公で確保することだと述べている。自民党内でも物議を醸し、常任委員長などのポストも独占できる267ぐらいを目標とすべきだという声がすぐ上がった。あまりに無責任な目標である。同僚議員が88人余落選してもよいという弱気な、そして自分の責任を絶対逃れたいという数値目標だったからだ。
 2012年、常任幹事会の反対にもかかわらず解散した野田首相は、なんと前代未聞の重複立候補をしていた。そして、議席を4分の1に減らし57議席という惨憺たる結果に終わった。安倍首相もその姿がチラッと見えたのだろう。いつも強気の安倍首相にしては、なまくらな目標だった。

<安倍独裁体制を許していいのか>
 300議席強、これでほくそえみ、ますます慢心していることがうかがえる。これが事実だとしたら空恐ろしいことである。
 第一に、党内でも独裁体制となり、独善がますますひどくなる。村上誠一郎のような議員は全く出てこなくなってしまう。
 第二に、国民の信任を得たとして、従前よりも国会を蔑ろにして、強引に政策を進めていく。
 第三に、内閣人事局が600人余りの霞が関の幹部の人事を行うことになり、官邸の意向ばかりを気にするヒラメ官僚(両目とも上を向いている)、それも目が飛び出した変形ヒラメ官僚だらけになり、霞が関が死んでいく。
 第4に、選挙期間中東京キー局への公平報道のお願いが、命令に転じ、報道統制が進んでいく。大本営発表が、大官邸発表に変わり、国民には真実が知らされなくなる。

<法案の強行採決は当たり前、最後は勝手気ままな憲法改正>
 もし、自民党だけで、あるいは維新と次世代を取り込んで、3分の2の多数(317)を越えると、公明党を捨ててすぐ憲法改正に走ることになる。2016年の参院選で参議院も3分の2(168)を制したら、もう思いのままである。両院の3分の2の多数で、憲法改正の発議が可能なのだ。安倍政権の究極の目標が達成されることになる。
ともかく、日本社会を破壊していく可能性が大いにある。
 日本はこれでいいのか。そんな社会にするのはやめてほしい。日本は民主主義国だ。

<アメリカの中間選挙を見習う>
 アメリカの中間選挙は、ほぼ大統領をいただく党が負け野党が勝つ。完全に三権分立のアメリカは国会のチェック機能が大切であり、特に2期目の途中は100%近く野党が勝つ。6年連続して驕る大統領にセーブをかけるのだ。さすが民主主義大国アメリカである。 そもそもほぼ交代に民主党と共和党が、8年おきに政権を握っている。だから政治が腐敗しないし、新しい政治家が生まれる。
 政権交代がなかった日本は逆に政治が停滞し、世襲ばかりが増えてきた。

<アナウンスメント効果>
 アメリカにもこのような選挙予測報道がある。その効果をアナウンスメント効果(Announcement Effect)という。そして反応は二つに分かれる。
 「バンドワゴン効果(Bandwagon Effect)」と呼ばれ、日本風に言うと、「勝ち馬に乗る」効果である。日本では首長選挙の時にはいつも見られることである。よく言えば安定を望む気持ち、その後のメリット(端的に言うと利権)などがそうさせる。
 逆がアンダードッグ効果(Underdog Effect)である。日本風に言うと判官びいき、悪く言えばそんなに片方を勝たせてはいけないから弱い方に投票してやろうという理屈に合ったものである。
 前もブログに書いたが(「TPP交渉の行方シリーズ その24 米中間選挙の結果、TPPは漂流か決裂か」14.11.09)、かつては日本でも政権与党が二度続けて国政選挙で勝ったことがなかった。それを2012年末の総選挙と2013年参院選と2回連続自公が圧勝している。それを3連勝、しかも圧勝となると異様としか言いようがない。日本は2年目にして驕る安部首相に拍車をかけるというのだろうか。
 有権者の皆さんに訴えたい。そんなに勝たせていいのか。

<理解できる政治不信、民主党不信>
 民主党は3年3カ月託したのに期待に応えられなかった。政権運営能力が欠け無様な姿をさらけ出した。二度と託す気はない。何よりも政権の座を下りてから2年間、133選挙区にしか候補を決めず、放置し、直前になってバタバタと調整しており、やっと178選挙区のみで政権奪還の気概が全く感じられない。ちょっと期待した第三極も危険でみていられない…。
 こういった国民、有権者の切ない気持は手に取るようにわかる。実は私は民主党の中で候補者を決めずに維新と調整するという方針には真っ向から異議を唱えた。何度も手を挙げる者を公認(支部長に)するように関係幹部に働きかけた。ところが、ほとんど聞き入れられなかった。前回は260選挙区で候補者を立てたから、比例復活もそこそこ可能だった。ところが、北陸信越ブロックでみても新潟1、石川1、富山3、福井1の6選挙区で候補者を擁立していない。2012年選挙は、私が立候補しているのに長野1区の比例区民主党は小選挙区票9万票を4万票下回る5万票しかなかった。ただでさえ比例区の得票が伸びないのに、小選挙区に候補がいなくて、なんで比例区だけ民主党と書いてもらえるのだろうか。上記3県の民主党比例区票はガタ減りするだろう。明らかな戦略ミスである。

<長野県魂>
 私は長野県の有権者に期待している。戦前に信濃毎日新聞で桐生悠々が主筆として反権力・反軍的論調の記事を掲載し続けていたというお国柄である。安部政治の危険性をいち早く察知して、今も安倍内閣支持率調査は全国では支持率が高いが長野県では相当前から不支持が上回っている。
 共同通信社の調査によると、比例区では45.5%の人が投票先を決めておらず、小選挙区にいたっては、53.4%が未定だという。
 12月14日には是非賢明な判断をお願いしたい。


《 明日のミニ集会予定(12月8日(月)) 》

16:00 栗林公会堂 (中野市栗林331)
17:15 『中高総決起大会』
    中央公民館 (中野市三好1-4-27)
    ゲスト 元新党さきがけ代表 元大蔵大臣 武村正義氏
        元経産副大臣 参議院議員 増子輝彦氏
18:30 六川公会堂 (小布施町都住142-1)
19:30 臥竜山公会堂 (須坂市臥竜2-4-2)

ミニ集会 全日程はこちら