« 【歪んだ畜産シリーズ2】長野県の北信地方から消えた鶏、豚、牛 -日本の傾向とは逆に畜産が減少、果実・野菜に移行‐ 21.09.19 | メイン | 【歪んだ畜産シリーズ3】犬の放し飼い禁止もいずれ世界から批判される -日本の供養の精神を復活して動物に優しく- 21.10.02 »

世襲だらけの非自由非民主党の総裁選は選挙の顔で選ぶのか -三人の候補が世襲議員、投票の自由がない選挙は異様といえないか-21.09.27

 世襲政治家について一概に全てを否定するつもりは全くない。私は世界一長い世襲政治家系の4代目小坂憲次氏と選挙を戦ってきた。2人の全く異なったタイプの先輩政治家、鈴木宗男氏からは世襲を叩けと獄中から激励の手紙をもらい、長野駅頭に真っ先に応援に駆けつけてくれた中村敦夫氏は、ここは江戸時代だと言って世襲を皮肉り批判した。私は最初から相手候補を誹謗中傷することはやめようと決めていたので、世襲には触れてこなかった。

<世襲を許す日本の風土はいきすぎている>
 自民党政治は世襲が極まれりである。3代目はいくらでもいるが、4代目以上はそれほどいない。鳩山家はすでに鳩山二郎氏で5代目になっているが、小泉進次郎、古屋圭司、林芳正は4代目である。よく続いているなぁとつくづく感心する。なんだかんだ批判されながら、有権者は世襲政治家に安心感を見出しているようで、日本独特のことである。
 今回の4人の総裁選の立候補者のうち高市早苗氏を除き、3人が世襲である。自民党の中の議員たちの心理が複雑に働いているのだろう。しかし、政治家が庶民的な育ち方をしていない人だらけの集団になっては困る。少しも民主的とは言えない自由民主党である。

<半分が女性は歓迎すべき>
 1つよかったのは、4人の候補の者中2人が女性ということだ。私は、今回6ヶ月弱貼り出す演説告知ポスターは、2人の女性と私の3連ポスターを10種類作って貼り出している。少しでも女性議員を増やそうとしてきたことを、初めて長野1区の有権者に示したことになる。だから、2人の女性が立候補したのは大歓迎である。特に女性議員を増やす篠原試案に興味を示すなど、少々付き合いのある野田聖子氏は、他党ながら応援したくなる。安倍元首相に遠慮してモリカケ問題の再調査に腰の引けた他の3人に対し、再調査を明言して筋を通した政策を貫いている。また弱者への配慮も全面に出している。しかし、出馬表明も遅く、支持率が今一歩なのが残念である。

<うまが合う河野太郎氏には頑張ってほしいが・・・>
 ついでに言えば、河野太郎氏は反原発の同志である。反TPPネクタイとバッジで武装する私を「篠原さんと私は、TPP以外の政策は一緒ですね」と冷やかしたぐらいである。エコロジストで食の安全にこだわり、古臭い政治システムを変えようとするところは全く共通である。私が、河野外相の時の外交演説をブログ(「私が聞きほれた河野外交演説-外務省働き方改革、英語力のアップ、公邸料理人の確保、政治家を国際機関のトップに等満載」-19.1.30)で絶賛したところ、それを自分のツイッターに全文引用したりもしている。だから頑張って欲しいし応援したいが、我が陣営には最も困った総裁となってしまう。心情的には魅かれるが、政権交代のためには他の人のほうがいいというのが本音である。

<世襲しか総裁になれない自民党>
 私が、故倉田竜彦県議会議員の叙勲のお祝いで、倉田氏の見事な調整能力を絶賛し、功績調書にかかれていないことの方が功績として大きいとスピーチしたところ、地方政治家の長老から「そんなんだったらなんであんたが永田町で調整しないんだ。あんたの党はいつもゴタゴタしてばかりじゃないか。だから支持率がちっとも上がらないんだ」と批判された。私の言い訳は「県会議員は知事になろうと思ってやってないから県会はまとまるけども、国政政治家は総理を目指し、野心家が多すぎてダメなんですよ」と弁解をした。そうしたところすぐ「そんなの自民党だって同じだ」とピシッと言われてしまった。
 1杯ビールを飲みほしての私の反論は「いやーそうだけれども、自民党は結局なんだかんだいっても将来の総理総裁候補は、岸田文雄、河野太郎、石破茂、小泉進次郎、林芳正、野田聖子、小渕優子と世襲政治家ばっかしで、そうじゃないのは茂木敏充ぐらいだ。だから、いくら頑張ったって総理は目指せない。世襲政治家のほうが余裕があって恵まれているからもう仕方がないんだ、という諦めがつき自分の得意分野で仕事していく。」

<皆が代表になりたがる野党>
 「ところが我が党の場合は、大したことない人が人気だけで代表になり、挙句の果てには総理にまでなってしまう。だから俺だって代表になれるし、総理になれると思って、いつまでも野心を持ち続ける。だから、最後の場面で皆がオレがオレがになり、ぶつかってまとまらない」。これにはその長老も一応納得してくれた。
 
<まだ締め付けの残る自民党ともともと個人の自由に投票する立憲民主党>
 派閥の力がなくなったとかいろいろ取り沙汰されている。良いことだと思う。ところが、その派閥の締め付けが強いので、派閥が締め付けをせずに自由に投票するようにしようというグループ「党風一新の会」が生まれた。その代表は三期議員のホープ福田達夫氏だが、赳夫、康夫と続く3代目である。そして、マスコミはこのことが立派なことだといわんばかりの持ち上げ振りである。しかし、今時誰かに命じられて投票するなどという投票行動が政治の中枢に残っていることの方が問題なのに、そのことが報道されても、自民党が時代錯誤的な組織であるかという批判がないのは不思議なことである。自由民主党の名が空虚に響く。
 民主・民進、立憲民主党と続く私の所属する野党にもグループは存在するが、そんな締め付けは聞いたことがない。みなそれぞれ勝手に投票している。もっとも、それだからまとまりがなくてダメなんだと言われるのかもしれないが。

<選挙の顔で選ぶのは間違い>
 自民党の総裁選真っ只中であり、我が党は全くマスメディアから無視されている。自民党総裁を選ぶというのは日本の総理を選ぶということだから当然のことであるが、とってつけたように4回もオンライン討論会をし、連日報道されている。しかし、そうした政策論争などよそに、誰を選ぶかの重要なポイントは、差し迫った総選挙の顔として誰が適任かだというのだから情けなくなってくる。
 そうなると、河野総裁・首相が誕生し、更に石破幹事長、小泉官房長官と人気の世襲政治家オンパレードになることも考えられる。これでニセの政権交代で、新生・自民党への期待が沸騰し総選挙で大勝されてはたまらない。何度も繰り返されてきたごまかしの疑似政権交代にすぎず、国民はだまされてはならない。表紙を替えても自民党は変わらないのだ。一国の総理には、ちゃんとしたビジョンを持ち、党をそして国をまとめて引っ張ってくれる人を選んでくれないと国民が迷惑する。

<地道に対抗していくしか途はない>
 これでは一般国民の感覚を吸収していく事はできないのではないか。いろんな育ち方をして、いろいろな職業を経験した人、つまり多様性に富んだ人が集まらないと枝野代表の言うまっとうな政治もできなくなる。その点、我が党の方がまだましである。
 世襲政治家ばかりで今更自主的投票などといっている古ぼけた政党、やっぱり野に下ってもらい反省してもらうのが1番である。
 さて、それに替わる我が党は、しっかりと気を引きしめて頑張らなければならない。