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2016年11月07日

【TPPの行方シリーズ64】 日本の政策に介入を許すTPP(パート1) -正文でなく、議会も介入、為替操作で難癖- 16.11.07

 ずっとあちこちで言い続けてきたが、重大な問題の一つは、政策立案面で日本を相当歪める条約であるということである。農業、食の安全とか医療とかいう個別の政策の問題ではなく、そもそも日本の行政・政治を捻じ曲げることになるということを最後に指摘したい。

<日本語が正文になっていない>
 まず、本当にダメな協定で日本はやられっぱなしだということが如実に表れているのは、日本語が正文になっていないということである。
 TPPはGDPの85%以上を占める国が批准しないと発効しない。だから、65%のアメリカ、17%の日本、それにカナダかオーストラリアが承認しなかったら発効しない。そして12カ国の半分の6カ国の承認。通常の発効要件は加盟国数だが、GDPの85%といった要件は珍しいことである。国数でで半分としても、大国が入っていなければTPPの実効性が得られないからであり、極めて現実的な発効の要件である。
 最近ではパリ協定も、55カ国とCO2の総排出量の55%以上を占める国が批准した時に発効されると決められている。キリバスとかモルジブといった小国が多数加盟しても、CO2排出大国が加盟しなかったら実効性が得られないからである。この55%以上という要件は、パリ協定の議論の中で日本が唯一具体的な提案をした項目である。その発想の原点はTPPのGDPの85%によったものではないかと思っている。

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2016年11月06日

【TPP交渉の行方シリーズ63】 アメリカの太刀持ち・露払いに成り下がった安倍政権 ‐長期的支援に立つなら次期大統領と歩調を合わせる‐ 16.11.06

「本内容は16年10月30日に作成」

<10月31日までの国対政治報告>
 10月26日の宮崎の地方公聴会の後、報告をしていないので今回報告する。その後、いろいろ世の中は動いている。10月27日(木)午前に、「農業と食の安全」の2つのテーマの参考人質疑が行われ、私は「食の安全」で質疑に立った。強行採決だといわれていた28日午後には、積み残しの野党の一般質疑が行われ、私は1時間弱質問に立った。28日の強行採決は一応回避された。本会議後のテレビ入りの質疑が終わった後、変則的だが31日月曜日午前中には、3回目の参考人質疑「ISDと知的財産権」が行われ、私はこちらも質問に立ち、午後は2回目のTV入りの質問をした。この一連の動きの後、今日その途中で、明日11月1日、午前の一般質疑と午後2時間ほど年金法の本会議が行われた後に採決のための委員会を開きたいという申し出があったが、当然のことだがこれを拒否している。
 今のところ、最近毎日していることだが、次の日程協議をしながら審議をするかたちになった。そして10月30日の今日、私はまた夜遅くひとりで議員会館に残り、このブログを書いている。国会で繰り広げられるこれらの日程調整のことは、このブログに書いても何の足しにもならないので、私の考えているTPPについての続きを報告したいと思っている。

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2016年11月05日

【TPP交渉の行方シリーズ62】 十分な審議が行われていない -山本農相の辞任が先- 16.11.05

<国民に理解不能な国対政治>
 11月3日、締めくくり総括質疑が行われ、1時間30分(90分)の内の66分間が野党民進党に割り当てられ、私が46分間、不承不承ではあるが質問することになっていた。しかしながら、新聞報道されているとおり、山本有二農水大臣の2度目の失言に対し、我々野党4党は山本大臣辞任を要求するとともに、このような大臣の下では採決に応じられないと委員会開会に反対した。与党は委員長職権で11月4日に行うことを決めたため、民進党は欠席することを決定した。
 4日は三笠宮殿下の斂葬の儀の日、パリ協定の発効日に合わせ本会議が予定されていた。反対なく全会一致の予定だった。10月19日の締切日に間に合わず、11月8日からモロッコで開催される締約会合には正式メンバーとして参加できない。それでもせめて発効日には通して面目を保つはずが、なんとそれを吹き飛ばし、TPP特委を開会した。変なルールばかりの「国対政治」は、いくら説明しても分かりにくいので、ここでは解説しない。しかし、国対・議運のベテランの佐藤勉議院運営委員長が知らぬ間に、TPP特委が突如開催されてしまった。前代未聞のことだ。

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2016年10月26日

【TPP交渉の行方シリーズ61】パリ協定を放置する大失態- TPPを急ぐ理由はなし - 16.10.26

 今日10月26日(水)、私は何回目かの宮崎入りをしている(2010年は口蹄疫現地対策本部長として2ヶ月間東国原知事と同じ庁舎で仕事をした)。さっぱり審議が進まないTPP特委の、やっと折り合いがついた地方公聴会である。この間の森山与党筆頭とのやりとりを記したら、紙数がいくらあっても足りないので省くが、大島議長裁定による審議再開の第一歩である。明日27日(木)には、午前に与党が強行した農業と食の安全の2つのテーマの野党分の参考人質疑と午後TV入りの総括的集中審議が行われる。
 こうした中で、遅ればせながら、1週間前の私の質疑の概要報告の続きをさせていただく。

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2016年10月23日

【TPP交渉の行方シリーズ60】 TPPに対する不信が増大するばかり - 情報公開が先決 –  16.10.23

<政府与党の相次ぐ失言で停滞する審議>
 10月14日(金)、予算委が終了したことを受けて、すぐさまTPP特委が開催された。そして、翌週17日(月)と18日(火)の午前、TV入りで総括的集中審議が行われた。私も初日にお昼休みを挟んで40分間質問した。
 その後は、福井照前理事に引き続き、山本農相の強行採決発言もあり、例によって審議がほとんどなされず、地方公聴会の与党のみの決議も行われた。21日(金)には、森山与党筆頭理事と野党筆頭理事の私が、佐藤勉議運委員長の部屋に呼び出され、26日(水)の大島衆議院議長の地方公聴会は延期との指示を受け、やっと動き出すことになった。私はこの間、この理事会や国対の対応に忙殺され、TPPの内容にかかわることにはほとんどタッチできずじまいだった。
 遅ればせながら、17日の質問の概要をテーマごとに報告する。

16.10.17篠原孝 TPP特委資料

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2016年09月10日

民進党初の代表選ー前原代表で政権奪還を目指すー16.9.10

 民進党初の代表選が9月2日告示された。9月15日投開票である。

<政策の完璧に合う人はいない>
 野党共闘のときもそうだが、政策が一致しないといけないとか、綱領が違うのでダメだとか、よく言われる。それを代表選に当てはめると、なかなか候補者は探せない。
 例えば私は、TPPは絶対反対、原発も福島第一原発事故のずっと前から事故の発生を予想し、原発を敵対視していたし、憲法9条もむしろ絶対に海外に自衛隊など派遣してはならないと改正すべし等の考えを持っている。こんなどぎつい政策にすべて賛意を表してくれる者は、阿部知子ぐらいである。
 同じ党でも政策がすべて一致する人などいない。その前に、今の3人の候補は一応、今のTPPには皆反対、原発は黙して語らず、憲法改正は9条はともかく議論はしていく、とほとんど変わりはなく、熾烈な論戦は行われていない。だから、とりあえず政策の違いに目をつぶらなければ代表選などやっていられない。

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2016年04月22日

【TPP交渉の行方シリーズ54】TPP特別委員会報告その2―TPPは明らかに国会決議違反―国会の判断の前に篠原孝が判定-16.4.22

<ウソ反TPPポスターに著作権はなし>
 2012年末総選挙で、長野一区では1枚も貼られなかったが、北海道、南九州、東北等で、やたらに貼られた「ウソつかない、TPP断固反対、ブレない―日本を耕す自民党」という悪名高いポスターがある。民主党がTPPを推進するという愚かなマニフェストを掲げていたこともあり、同僚議員はバタバタ討死してしまった。北海道は15人から2人に、九州は10人から2人に減ってしまった。
 私はこのポスターを提示し、まず馳浩文科相に選挙ポスターが著作権の対象となるかどうか問い質した。著作権は①保護期間が50年から70年になり、②親告罪(訴えがあって初めて罪を問われる)だったものが非親告罪(訴えがなくとも取り締まられる)となり、③日本にはない法定損害賠償制度(懲罰的で損害額を大きく上回る)といった大改正が行われる。②が問題で、日本のパロディ等の二次作品の創作意欲がそがれると問題視されている。ただ、非親告罪になるのは、市場目的を持つ海賊版等のみだと、一応歯止めがきいている。
 馳大臣は「個別の事案についてお答えする立場にない・・・」と、まるで刑事局長のようなお決まりの答弁だったが、4月7日のTPP特別委員会で安倍総理は、私はTPP断固反対と言ったことがないとか、知らないとか答えている。私は、少なくとも安倍自民党総裁は訴える資格がないと嫌味を付け加えた。

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2014年11月12日

シドニーのTPP閣僚会議 -14.11.12

(党への報告を先にしてから、ブログにアップしなくてならならなかったため、遅くなってしまいました。)

 10月25日~27日の3日間、シドニーにおいて5か月ぶりにTPP閣僚会合が開催され、出張した。日本の関係者も今会合を山場と位置づけ、多くの農漁業関係者やマスメディア(150人中106人が日本から)が駆けつけた。自民党からもTPP対策委員会の関係者の3人(森山裕、宮腰光弘、吉川貴盛)が出張した。
 主催国オーストラリアのロブ貿易・投資相は「最終段階に入った交渉で『基本的合意』をめざして各国の閣僚が真剣に取り組むように期待する」と異例の事前コメントを出した。しかし、新聞報道されているとおり、知的財産(薬の開発データーの保護期間等)、国有企業(優遇措置の廃止と猶予期間)、環境(生態系の保護等)の分野で日米と新興国との間に依然として対立点があり、6分野13項目でも争点がまとまらなかった。豪が大筋合意から一歩下がった基本的要素合意を目指したが、それすら実現することが出来なかった。
 参加各国は、日米交渉の決着が先だとみているが、甘利・フロマン会談は3日間で最終日(27日)に約50分間行われただけで、ほとんど進展がなかったとみられる。
 ただ、「秘密交渉」ということを理由に、交渉内容は、26日午後のステークホルダー(関係者)会合(篠原出席)と27日の共同記者会見(記者のみ対象)以外は説明が行われず、今回どの程度進展したのか等について相変わらず一切不明である。ルール作りを加速するためには日米の農産品を巡る関税競技の決着が欠かせない中、アメリカが乳製品等の関税について要求したと新聞報道された。また、ステークホルダー会合で質問してもほとんどわからないのはいつもどおりだった。重要品目の聖域確保を求める衆参農林水産委員会決議が守られているのか、少しも見当がつかないのもいつもどおりだった。
 11月の北京のAPEC閣僚会合に合せ、11月8日にTPP閣僚会合が持たれ、また、10日にTPP首脳会合も開催されたが、次回の日程に言及することすらできなかった。
 今回の収穫は、会合の合間の意見交換である。その概要を報告する。

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2014年08月06日

民主党改革創生会議報告書の早期実現を急ぐべし ―足の引っ張り合いはやめ、政権奪還に向け再スタート― 14.08.06

 7月31日3時間に及ぶ両院議員懇談会が終了した。私は既に2回にわたり代表選の前倒しに反対の意見をブログで述べてきた。発言者の中では前倒しの賛成がやや多かった。海江田代表が続投を宣言し、いびつな代表選は行われないこととなった。国民からまた内紛かと蔑まれずにすみ正直ホッとしている。

<実質海江田降ろしの前倒し論の大合唱>
 115人と数少なくなった民主党議員にコップの中の争いをしているヒマはない。ごく少数の良識ある者から集団的自衛権についてのピシッとしない対応や今後の党改革の問題提起はあったが、次々と前倒し論ばかりが繰り広げられたのにはうんざりした。悲しいかな、民主党の未成熟さを象徴する会合となった。

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2014年04月01日

事故と危険な核兵器につながる原子力協定は反対すべき-14.04.01

 私は原発輸出については当然反対である。民主党の外務・防衛・経産合同部門会議が5回開かれ、トルコとアラブ首長国連邦との原子力協定の賛否について議論が行われた。私は皆勤し反対意見を述べた。ここにもう一回、原発輸出につながる原子力協定に反対する理由を整理しておきたい。

<恥ずべき原発事故被災国日本の原発輸出>
 第一に、日本が原発を輸出するということは、道徳、モラルに圧倒的に反するということである。
①国内で使わないもの・造れないものを外国に輸出するということはまともではない。日本で使わなくなり、禁止している劇薬を外国が欲しいからといってそれを平然と輸出するのと同じことである。もう一つ悪例を示せば、中国の農薬漬けの野菜は毒菜と呼ばれ中国農民も避けて食べない。それを日本人の健康など無視する介在企業が、日本に輸出して金儲けをしている。東芝、三菱重工、日立製作所といった世界に冠たる原発企業は、中国の農家や介在する貿易商社と同じレベルのいやしい商売人としかいえなくなる。

②事故を起こしてまだ未収束である。どのような問題があったかということも解明されていない。そして、日本では新たに建設しないけれども、外国ならばどうでもいいから輸出するというのも許されることではない。国内と外国を使い分ける二重基準である。少なくとも事故の原因を突き止め、二度と同じような事故を起こさない対策が講じられるまでは、国内で造ってはならない。外国に輸出などもっとしてはならないことだ。自国(日本)のことは自国で責任を持つから、多少危険でも新増設してもよいかもしれないが、危険なものを他国に売りつけるというのは、倫理上著しく問題がある。

③福島県民に対する礼儀に欠ける。16万人の福島県民に避難させろくな賠償もせず、まだ不安におののかせている。それにもかかわらず、外国ならいいと平気で原発輸出するのは、県民感情を逆撫でしており、無神経極まりない。

④日本国民に対してまた事故を起こしてはならないので新増設しないと約束し、外国ならいいというのは、外国人と日本人の差別ではないか。日本国で自粛するのならば、諸外国に対しても自粛するというのは当然である。

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2014年03月14日

農業・農家・農村をないがしろにする日本―農業過保護は50年前の話-予算委員会報告8 (兼TPP交渉の行方シリーズ17) 14.03.14

<規模拡大の進まない耕種農業>(予算委資料6)
 前回ブログのとおり、耕種農業では規模拡大は遅々として進まない。日本の平均経営面積が0.88haから2.3haに拡大したが、アメリカは73倍(170ha)、オーストラリアは1304倍(3025ha)と足元にも及ばない。英(84ha)、仏(54ha)、独(56ha)にも遠く及ばない。アメリカのとうもろこしの栽培面積35万k㎡は、日本の総面積37万k㎡とほぼ匹敵する。
 輸入金額では飼料用穀物が約5000億円と豚肉を凌いで農作物では最大である。輸入量は1197万tに達し、これを生産するのに必要な面積は、163.2万haと日本の総耕地面積465万haの約3分の1に当たる。
 つまり、規模においてはとても諸外国と肩を並べるような農業経営というのは無理なのだ。

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2014年02月18日

「TPP:決裂して中断か、ごまかしだらけの大筋合意か」予算委員会報告5(兼TPP交渉の行方シリーズ15) -14.02.18-

 2月15日、舌癌の手術を終えていれば病み上がりの甘利TPP担当大臣が訪米した。2月22~25日にかけて行われるTPP閣僚会議(シンガポール)に備えて最後の詰めを行うためである。私からみると、フロマンUSTR代表から呼びつけられた感がないでもない。押されっぱなしのTPP交渉を象徴するようなことといえる。
 会談後、日本の農産物関税の撤廃について「両国の立場の隔たりを狭めることの重要性について」合意したと発表。アメリカの関心の高い日本側の自動車市場開放については「いまだに立場の隔たりが残されている」と強調。何のことはない。さして進展が見られなかったのだ。

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2014年02月05日

責任野党よりも責任与党 -変な言葉遊びに惑わされるな- 予算委員会報告その3 -14.02.05-

 安倍首相が突然変なことを言い出した。「責任野党」という言葉である。首相は、民主党の首相たちもそうであったが、変な造語なり言葉で国民の関心を引こうとする傾向がある。言葉遊びが過ぎて、意味が分からなくなり、何を言っているのか分からない。

<ダーツの地球儀外交?>
 今回の質問の時も「地球儀外交」について一言嫌味を付け加えた。地球儀は英語でGlobe(グローブ)である。それを外交と結び付けるとGlobal外交である。外交はそもそもGlobalでありDomestic(国内の)外交などあるはずがない。
 首相に就任以来1年間で15回外遊し、30か国に行き、述べ150回首脳会談をした、と施政方針演説で誇示している。地球儀外交というのは、あまりにあちこちに行きすぎ、今後どこの国に行くのか分からなくなってしまったので、地球儀を回して止まったところに行くダーツの旅もどきの外交をすることなのか、と嫌味を言っておいた。

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2014年02月04日

安倍首相は小泉元首相の進言「脱原発」を聞くべし 予算委員会報告2 -14.02.04-

 小泉元首相が意を決して老骨に鞭打って活動しだしたのは脱原発である。前回のブログにも書いたが、小泉元首相はオンカロに行って思いついた訳ではない。それをTVの前でも閣僚にもきちんと伝えるべく、私の『原発廃止で世代責任を果たす』という本を少々見せながら質問をした。
 そこで安倍首相に強調したのは「誰のお陰で首相になれたのか、その恩義に報いるべく言うことを聞くべきだ」ということである。
 自民党の総理総裁の条件は、かねてから「大臣3回、そのうちに1回は財務相(蔵相)か外相、党3役を1回、当選回数10回前後、年齢60歳前後」と言われてきた。もちろん、72歳の宮澤喜一首相、53歳の田中角栄首相等もいるが、自民党の黄金時代つまり「三角大福中」の時にはこの条件をほとんどクリアしていた。ただそれ以降は、小泉元首相も蔵相も外相も経験しておらず、どこか欠けた人が大半で、やはりどこかピリッとしない首相が多い。

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2014年02月03日

原発と東京オリンピック 予算委報告1 -14.02.03-

<森元首相のいつもの大きな失言>
 森喜朗東京オリンピック組織委員長が、東京都知事選で原発問題が争点となっていると捉え、原発ゼロなら電力不足で東京オリンピックを返上しなければならないととんでもない発言をし出した。森元首相は小話の上手で聴衆を笑わせるコツを心得ている老練な政治家であり、愛すべきひとだ。しかし、「神の国」発言ではないが、少々度が過ぎることがある。今回もその類のものであり、また言っているとの感が拭えない。
 また、「原発がないと日本はやっていけない」という大合唱が電事連(電力業界)、財界から聞こえてくる。火力発電用の化石燃料の輸入が3.6兆円増えているというデマも盛んに流している。森発言は、それに追い打ちをかける大嘘の脅し発言である。

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2013年10月25日

予算委員会報告1-予算委員会を終えて 13.10.25

 10月21日、予算委員会のテレビ中継入りの基本的質疑で質問した。
 今まで集中審議のテレビ中継入りでは質問したことがあるが、多くの視聴がある一日目というのは初めてだった。持ち時間が30分だけということもあり、政策よりも安倍総理の政治姿勢を取り上げ、現下の非常に重要な課題「憲法改正」「原発」「TPP」について、いかがわしいやり方を問い質すことにした。
 いつもの通り冗談や皮肉を交えながら追求した。質疑応答の雰囲気は委員室にいた人たちにはきちんと伝わり、テレビあるいはラジオをよく見ていた人たちにはそれなりに伝わったと思う。誰と誰が仲違いしたとかばかりに興味がいく政治部の記者の皆さんには、どうも別のことが気になったようである。STOP! TPPネクタイや、終わったあと総理に呼び止められ雑談をしたこと、そして、私の最後の発言「安倍総理が慢心で民主党的総理になっている」といったことばかりが取り上げられた。残念ながら、肝腎の質問内容がほとんど報じられていなかった。
 しかし、世の中にはしっかり私の意図をわかってくれる人がいるのである。メールなり、ご自身のブログで私の質問に対して非常に好意的に、私の意図したことを完璧にお分かりいただいている方がいる。また一方で、非常に厳しいメールも一通だけだがいただいた。
 今回の持ち時間は、30分で各論に突っ込んでいくには十分な時間がなかったが、次回個々の政策について質していきたいと思っている。

衆議院議員 篠原 孝

これ以降、いただいたメール・ブログのご紹介

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2013年09月10日

環境委員会視察-13.09.10

 国会議員になって3回目の議員視察である。1回目は外務委員会で05年11月の旧ソ連諸国視察でキルギス、ウクライナへ行った(霧の中のチェルノブイリ-05.11.8他)。2回目は農林水産委員会で、07年9月のキューバ有機農業視察(キューバの壮大な実験―有機農業による循環社会の実現―07.09.12)。今回は環境委員会で、以下のような欲張った強行スケジュールで北欧の環境関連の視察をおこなった。
 ブルネイTPP交渉出張同様、まず概要を報告し、続けて原発、エネルギー問題を中心に報告したい。

9/1(日) (東京→フィンランド)
9/2(月) オンカロ(使用済核燃料最終処分場)視察・関係者との意見交換会
9/3(火) フィンランド原発関係省庁等との意見交換会
    (フィンランド→デンマーク)
9/4(水) デンマーク・エネルギー環境関係省庁・議員との意見交換会
    再生エネルギー関係施設視察
9/5(木) 同上
    (デンマーク→ドイツ)
9/6(金) ワッデン海(世界自然遺産)視察
    (ドイツ→フランス経由、日本へ)

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2013年08月23日

日米並行協議はやられっぱなしの譲歩の連続 -「やられたらやり返す、倍返しだ!」の気概の一かけらもなし― 13.08.23

 安倍首相は、民主党政権は外交力が拙いが、長年与党の自民党は外交能力があり、TPP交渉もうまくやると豪語していた。しかし、今の現実をみると全くの逆だとしか思えない。

<嘘宣伝は2月の日米共同声明から始める>
 既にブログで論じたので(「露呈した自民党の外交能力(13年3月12日))詳しくは触れないが、2月のやっと実現した訪米後のいかにも立派な成果をあげたという共同声明が皮切りである。朴槿惠大統領がアメリカに国賓として招かれて丁寧な対応をされたのに対して、1月訪米を断られ、やっと実現した訪米も昼食を挟んでたった1時間45分。日本側が懇請した内容の共同声明は、日米の解釈が違うのはいつものこと。オバマ版と安倍版があり、それぞれが都合よく国内向けのアピールをしている。その内容は、日本側がTPP交渉に参加する前に、日米二国間の懸案事項を譲りに譲らなければならないという、とんでもない屈辱的な内容だった。それにもかかわらず、日本の全五大紙が大成果と翼賛報道した。3月2日のロンドンエコノミストが誇大広告振りを正確に書いている。

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2013年06月07日

瀬戸内海の小島で宮本常一と渋沢敬三を思い出す-13.06.07

―財界の重鎮渋沢敬三が民俗学に傾倒した密かな理由―

<佐野真一が目を付けた二人の巨人>
 ノンフィクション作家の佐野真一は橋下徹大阪市長の出自にかかわる記事で、今までの地道な活動に汚点を残してしまったが、私は佐野ファンの一人である。読んだ本の一つに『旅する巨人』(1997、大宅壮一ノンフィクション賞)があり、民俗学者宮本常一とその支援者日銀総裁、大蔵大臣渋沢敬三に焦点を当てたものであった。

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2013年04月26日

参院選と民主党のTPPへの対応-元民主党の同僚参議院補選候補を山口に応援-13.04.26

 また、しばらくメルマガ・ブログを書いて発信する時間がなく、1カ月ぶりとなってしまった。いろんなことをやらされすぎ、かつやり過ぎて時間がないからである。私は、環境・安全保障・消費者特、原子力問題特、憲法審査の5つの委員会に所属している。古川元久議員が4つもあると嘆いていたが、上には上がいるのだ。57人の弱小所帯(?)で仕方がないと思っていたが、ちょっとバランスを欠く配置である。会議に出ているだけで1週間が終わってしまう。しかし、今更文句をいっても始まらないので、黙々とこなしている。
 この間に、倫選特のインターネット選挙の解禁についての質問も入った。このままいくと野党時代の一時期と同じように、今国会には私が最も多くの異なった委員会で質問し、質問時間、回数が上から5位以内に入ることになりそうである。
 こうして国会業務に専心しつつ、別途参院選に向けていろいろ工作もしており、これにも多大な時間を費やした。そこに、山口県参議院補欠選挙の応援という仕事も入り、またぞろ体への無理がかかり始めている。
 この間に、懸案のTPPについて大きな悪い方向への進展があった。
 ごまかしだらけの日米共同声明、嘘だらけの安倍首相記者会見、私は腹立たしくてもうTPPについて、あれこれ言う元気もなくなっていた。

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2013年03月22日

押し付けTPPの矛盾と危ういアベロ(舌)ノミクス- 13.03.22

 (今回の質問に対し、もっとじっくりやってほしかった、資料を送ってほしい等いろいろな反響が寄せられたので、かなり長くなるが一気にメルマガ・ブログでお届けすることにした)

 3月18日(月)、6年ぶりにTV中継入りの予算委員会の質問に立った。6年前もたっぷり1時間強、農業者戸別所得補償vs自民党の経営所得安定対策で、主として安倍総理と松岡農相に質問した。
 私のブラック・ユーモアを交えた質問に対し、それなりの反響があり、2人の視聴者から頑張れと献金もいただいた。2人とも同じで、きゃんきゃん言って攻め立てる民主党的質問に嫌気がさしていたが、私のような別の中身で質問する議員が民主党にいるとは知らなかったと同じような趣旨のメモが入っていた。

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2013年03月20日

衆議院予算委員会TPP質問報告:その1【簡略版】 押しつけTPPに入る矛盾 -米韓FTAの混乱は、日本の将来の混乱を鏡で映したもの- 13.03.20

 数回のブログで、TPPの危険性について皆さんにお伝えしてきたが、3月15日夕刻、安倍総理がTPP交渉への参加を表明した。民主党が総選挙で大敗し、たった3年3か月で政権与党を自民党に奪い返された時から、うすうすこの日が来ることは感じていた。日本の国の形を変えてしまう危険なTPPに突き進む安倍総理を、今の段階では止める術がないことが残念でならない。

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2012年06月27日

消費増税法案採決に棄権した理由-2012.6.27

 私のメルマガ・ブログの読者にあえて説明するまでもないが、政治ニュースには「政局」と「政策」がある。本来、政治家の仕事は「政策」作りである。国民が求めているのも「政策」である。それが、このところ「政局」ばかりが取り上げられ、「政策」が留守になっている。私は、折々に、民主党の党運営の拙さを見かねて、いろいろな提言をしてきたが、いわゆる政局にかかわったのは、去年の夏、鹿野農水大臣を押しての代表選が初めてである。この時も、親小沢・反小沢で割れた民主党をまとめることができる代表にしたいという思いでかかわっていた。そして、2回目が今回である。「政局」に振り回されず、政治家がちゃんと「政策」に専念できるように、そして、民主党が安定した政権になるために、今はやむなく「政局」活動にも奔走している。今回は、私の社会保障と税関連法案についての考えには触れず、柄にもない政局に重点を絞って報告する。

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2012年06月26日

民主党の憲法・「党規約」違反は許されず-2012.6.26

<両院議員総会開催要請>
 私は、今回の社保・税一体改革を巡る党内の対立・分裂騒ぎが予想されたので、党内融和を図るべく、布石を打ってきた。
 まず、いつも繰り返される野田執行部の強引な党運営での是正である。政府が党に何も諮らず(大飯原発再稼働)に、あるいは党内議論を無視(TPPの前のめり)で、非民主的なやり方が目立ったので、6月7日に「民主党の『民主的合意形成』を実現する集い」を呼びかけ人の一人として主催した。政局的な動きと誤解されるのを防ぐため、呼びかけ人を中間派だけにとどめ、小沢グループの方には遠慮してもらった。30人前後が12日の会合にも集い、総意として、きちんと両院議員総会を開催し、党の手続きを踏んだ上で本会議採決に臨むべしということで一致した。党規約第7条第6項に基づき、国会議員の3分の1以上の要請により「速やかに招集」しなければならないという義務規定があるからだ。

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2012年03月06日

韓国出張報告(詳細版PDF)の掲載-12.03.6-

 先般「TPPを慎重に考える会」韓米FTAの現状視察報告の簡易版を掲載したところ、詳細な報告を参考にしたいとのご要請がありました。当日の議事録をとりまとめましたので、最終報告書のPDFファイルを掲載いたします。

「TPPを慎重に考える会」韓米FTA反対運動視察韓国出張報告書

 

2012年03月02日

議事録として記録を残すのは政治・行政の常識-12.3.2-

 2月26日(日)の朝日新聞のコラム「波聞風問」に、私の農林水産副大臣の時の秘書官 皆川治の著書『被災、石巻五十日』(霞ヶ関官僚による現地レポート、国書刊行会)が記録を残す好例として紹介されていた。混乱を続ける民主党政権のお蔭で、大体暗い話ばかりが多い中、久し振りの明るい話で喜ばしい限りである。

<私の皆川石巻市役所援軍命令>
 3月11日、東日本大震災の日、皆川秘書官は義父の葬儀のため休暇をとり石巻に行っていた。そこに大地震そして大津波である。心配していたところに携帯から電話が入った。棺は流されたが、参列者は皆安全な丘の上に逃げて無事とのことでホッとした。そして律儀な秘書官は、交通網が復活したらすぐ東京に戻る、と言って電話を切ろうとした。私はそれに対し、帰らなくてよいから、困っている石巻市に出向き名刺を出して復興の手助けをしたいと申し出て、しばらく東京に戻って来るな、と命じた。鹿野大臣の了解もとらず、事務方にも説明せず、私の独断であった。

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2012年02月28日

韓国出張報告-12.02.28-

 今日本は、TPP参加交渉にむけて、各国との事前交渉を行っている。
TPPがどのようなものかは、今だに見えてはいないが、アメリカは韓米FTAが見本でそれをさらにきつくしたものと明言しており、TPPの姿は、米韓FTAを鏡に映したものとなることが予想される。
 10年の秋、経済産業省や財界は「韓国を見習え」「韓国に遅れるな」と声高に叫び、マスコミも連日それを援護する記事を書き続けていた。その見本である韓米FTAは、国会を強行採決で通過させたにも関わらず、正式には発効できないでいる。国民にはいいことだけ伝え、情報は隠して批准した後、次々現れ出た不平等な多くの内容に対する韓国民の怒りが、国を二分する大論争を引き起こしているからだ。日本の新聞等は、かつて囃し立てたことを恥じてか、TPPのご本家のこれらの混乱はほとんど伝えることはない。
 韓米FTAの現状を直接調査すべく、「TPPを慎重に考える会」の8名が、2月19日、20日の2日間訪韓した。私は団長として団を率い、韓米FTAに反対する韓国国会議員団から韓米FTAの問題点・米国の対応等直接意見を聴取し、意見交換を行ってきた。
新たな問題点に気づかされるとともに、日韓で情報を交換し、交流を重ねていくことについて共通の認識を得るなど、非常に意義のある出張となった。
 しかし、なによりも鄭東泳(ジョン・ドンヨン)民主統合党代表がふと漏らした「韓米FTAがこんな状況になっているのに、日本がなぜTPPに入らんとするのか理由がさっぱりわからない」という素朴な疑問が、TPP問題の進むべき道を語っていると思う。
 下記に、帰国後2月23日 TPPを慎重に考える会勉強会 韓国訪問団帰国報告にて配布した資料を掲載し報告としたい。

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2012年01月19日

後世代へのツケは借金より放射能汚染のほうが重大    ―消費税増税でTPPと同じ暴走は許されない― -12.1.19.

 年末の29日、党税調に野田総理が出席した。私はこの機会に発言しようと、発言内容を周到に準備して臨んだ。残念ながら私に許される発言時間が限られるため、5分の1くらいに絞らざるを得なかった。将来世代にツケを回さないために、消費増税するなら、最もひどいツケを回す原発こそやめるべきだという点を中心に総理に質問した。新聞報道によると、23人全員に答えたとなっているが、私がもう一つの指摘した手続き論の問題を含め二つとも答えがなかった。その後のことも付け加えて、私が何を言いたいかをお届けする。

 まず、慎重な政権運営をしていただきたい。今までの3ヶ月をみると、荒っぽすぎる、際どすぎる、もっとどっしりとした政権運営をしていただきたい。そういった願いをこめて、野田代表・総理が誕生したはずではありませんか。

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2011年04月30日

放射能汚染による初めての農産物の出荷制限・作付制限-11.04.30-

 原発事故のあとすぐに頭をよぎったのが、放射能に汚染された農産物のことである。私は事故の翌日の3月12日土曜日に、直ちに担当者に対応を命じた。ところが、13日日曜日夕方の何回目かの対策本部会合で、厚生労働省と連絡が取れずにまだ何も進んでいないということが知らされた。

<第一に体内被曝を抑え、第二に風評被害防止>
 こうした措置は一義的には厚生労働省の所掌だが、こんな緊急事態にはそんなことは言っていられない。国民の体内被曝を抑えることが第一、それから生産者のことを考えて風評被害を防ぐ必要がある。そのためには汚染されて危険な農産物は絶対市場に出回らせず、その代わり市場に出て店頭に並んでいるものは安全と消費者に分かってもらうしかない。厚生労働省を動かし、速やかに対応していかなければならない。

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2011年04月16日

1ヶ月の危機管理対応-11.04.16-

<1ヶ月の食料緊急救援対応に一区切り>
 3月11日(金)午後2時46分に起きた東日本大震災以降、次に何をすべきかを常に考えていたため、とてもメルマガ・ブログの原稿を書けなかった。4月8日、米の作付制限のルール「水田の土壌から玄米への放射性セシウムの移行係数が10%で、玄米中の放射性セシウム濃度が食品衛生法上の暫定規制値(500 ベクレル/kg)以下となる土壌中放射性セシウム濃度の上限値は5000 ベクレル/kg」(つまり土壌汚染5,000ベクレル/kg以上は作付制限)を公表した。これで私なりに一連の危機対応に一区切りついたので、10日(日)、菅総理の石巻視察に随行する自衛隊機の中でこの原稿を書き始めた。

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2010年11月11日

束の間の棚田サミット(西伊豆.松崎町)出席でTPPを考える ―江戸末期の来訪者の開国への疑問と自由化一辺倒の現代―10.11.11

(棚田サミットの誕生)
 10月22日(金)、環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐる議論がかまびすしくなる中、私は、慌ただしい日程の合間を縫って西伊豆の松崎町で開催された第16回全国棚田(千枚田)サミットに出席した。この棚田サミットは、最初、高知県の檮原で開催された。1995年、今から16年前のことである。高度経済成長時代、米余りが深刻化する中で、全国あちこちで水田が耕されなくなり、遊休農地化していった。なかでも大規模化が進まず、機械化なども考えられない棚田が真っ先に捨てられた。そうした事態に胸を痛めた方々が、全国棚田(千枚田)連絡協議会をつくり、それが棚田サミットにつながっている。

(ふるきゃらとの縁で棚田学会理事)
 そういう心ある人たちの中に、「ふるさときゃらばん(ふるきゃら)」というミュージカル劇団を主宰している脚本家の石塚克彦さんがいる。あちらこちらの田舎を歩き回るにつけ、棚田が荒廃しているのを捨てておけなかったのであろう。行動力溢れるオーガナイザーである石塚克彦さんの尽力により、石井進会長(東大教授、中世史)の下ふるきゃらを事務局にして棚田学会が誕生した。私も拙書『農的小日本主義の勧め』を教材にしたふるきゃらの勉強会に講師として招かれて以来、応援団の一人となっていた。こうした縁で設立当時の棚田学会の理事を仰せつかり、棚田の重要性を訴え、側面から支援を続けてきた。

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2010年11月05日

TPP問題で答弁引っ張りだこ -10.11.05-

10月13日の予算委員会での宮腰議員への答弁を皮切りに、委員会への出席が続いている。
私は、農林水産副大臣として農林水産委員会への出席は勿論なのだが、TPP参加交渉の問題は外務、経済の分野にも深く関わりがあることから、外務委員会や経済産業委員会など、他の委員会からも答弁要請があいつぎ、ほぼ同時に開催されている委員会の綱渡りをしながら歩いている。

 今回は、それらの委員会での答弁から、私のTPPに対する考え方が表れているものを中心にまとめてみた。

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2010年08月14日

政調の議論の活性化による脱官僚の政治主導 -10.8.8

― グループ会合より政調部門会議を ―

<当然の政調・部門会議の復活>
 私は、民主党の政策論議の再開についていろいろ発言し行動してきた。国会対策副委員長の1人として山岡国対委員長の下、そうしたことに関与できたからだ。政調の廃止はどう考えてもおかしかったので、質問等研究会の発足、そして政策研究会への衣替え等についても水面下でいろいろかかわってきた。
 菅直人政権の誕生で、政調復活の会合の中心人物だった玄葉光一郎さんが、復活した政調会長(国務大臣)になり、一挙に政調の体制整備が進んだ。常任委員会と併行した部門会議が発足して、農林水産部門会議でいえば、一川保夫参議院農林水産委員会筆頭理事が座長になり、副大臣が共同座長になった。民主党の政策論議の場が戻り、めでたしめでたしである。
 旧体制下でも、研究会の中では農林水産政策研究会の活動が最も活発であった。問題が多かったこともあるが、大半を占める農政をなんとかせんとする1期生議員の熱意と質の高さ故である。

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2010年03月31日

質問主意書での提案の実現―個所付けをホームページで公表―10.3.31

<個所付けの事前通知>
公共事業の「個所付け」がホームページ上で公開されるようになった(3月26日国交省、29日農水省・環境省等)。「個所付け」とは、公共事業予算の個別事業への配分額のことで、たとえば、どこの道路や橋にいくら予算をつけたかを示したものであり、国会での予算成立後、各省庁が公表している。去年までは、与党議員を中心に多くの国会議員が公表間際に個所付け資料を各省庁から入手し、地元の自治体や地方紙に知らせていた。これは、国会議員が公共事業の個所付けに何か権限があるかのような儀式であった。

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2009年07月25日

政権交代選挙-09.07.25-

<解散よりも任期満了選挙では>
 7月21日、午後1時4分 衆議院が解散し、衆議院議場は万歳三唱に包まれた。作家の高村薫さんはこの解散を「デッドエンド解散」と表現した。自民党も解散日程も国民感情もすべてがデッドエンド(行き止まり)の解散という意味である。麻生政権は誕生しすぐに解散を打つだろうと言われた昨年10月から、年を越し、春が来てまだ決断を先延ばしにし続け解散せざるを得ないところまで引っ張った。我々衆議院議員はもちろん、待たされ続けた国民も気分的に行き場のない状況になってしまったのだ。解散というよりも任期満了選挙に近いのが実情である。

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2009年07月12日

臓器移植法改正A案には反対-09.07.12-

 臓器移植問題は、私が国会議員になる前に集中的に審議されたが、日本は脳死による臓器移植に否定的な人が多く、子供については、海外に言って移殖を受けざるを得ないのが実情だった。ところが、国際移植学会が臓器売買やいわゆる臓器ツーリズムに反対し、自国での臓器移植を増やすように宣言し、WTOもその方向で勧告するだろうという情報が入るに及び、急遽、臓器移植法改正案の審議が日程に上がった。

<A、B、C、Dの4案>
 現行の臓器移植法では、脳死は本人に臓器提供の意思がある場合のみ人の死とされるが、一般には、鼓動と呼吸の停止等をもって死とされる。また、臓器提供の意思表示は15歳以上に限られているため、国内では子供の臓器移植はできない。改正A案は脳死を人の死とし、臓器移植は、本人に拒否の意思がなかったなら家族の同意ですべての年齢について可能としている。他の案はすべての脳死の位置付けは現行どおり、B案が12歳以上に臓器提供の意思表示を認め、D案は15歳未満については家族の同意で臓器提供可能とし、子供への国内での移植の道を開いていた。

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2009年06月23日

核にまつわる沖縄密約の現実と正直な告白-09.06.23-

- 5海峡を核自由通行で3海里に遠慮 -

6月5日、外務委員会で一般質疑を行ない、中曽根外務大臣中心に質問をした。今回はこれを報告したい。

<遠慮がちな領海>
 一般的に領海は12海里ということをご存知の皆さんは多いことだろう。これは海洋法条約の規定により「国の領海の幅は12海里を超えない範囲」ということが決まっていることによるものである。一方、領海及び接続水域に関する法律(領海法)というものがあり、これにより日本の領海が決められている。ところが、これが非常に軟弱な態度の法律なのだ。同法附則の第二項により特定海域として 宗谷、津軽、対馬海峡東水道、対馬海峡西水道、大隈海峡の5箇所の領海が遠慮して3海里に設定されている。たとえばロシアとの宗谷海峡は、ロシアはちゃんと12海里を主張し、中間線を通る辺りまで領海が張り出している。ところが日本は遠慮して3海里で主張し、中間線との間にわざと公海をつくっている。他もすべて同じだ。
二国間でもめる関係にあるところでは、両国の話し合いで12海里未満のところもあるが、津軽海峡のように両岸日本なのに3海里のままにしている卑屈な例は世界中どこにも見られない。

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2009年06月22日

生産調整の廃止と農政―石破農相vs篠原シンポジウム―-09.06.22-

シンポジウムの篠原代議士の発言はこちらでご覧いただけます

<石破農相と農林族の争い >
 古い話になるが、代表選の前日5月15日、私は日本財団(東京財団)の主催による、農政のシンポジウムに出席した。あわただしい中での会合であったが、出席者が石破茂農林水産大臣、生源寺眞一東京大学農学部長、私という、多分今の日本の農政を語る上でこれ以上の設定はないという布陣だった。
 石破農相は非常に慎重な言い回しであったが、思いのたけは述べていた。今農政は自民党の中で相当もめている。何故かというと、石破農相がいってみれば民主党の言ってきた政策をそのまま横取りするかたちで言い出し、それに反発した自民党農林族との間で相当のせめぎあいがあるということである。
2点で対立している。一つは米が余りだしてから、農林水産省が緊急避難的と称してずっと続けている生産調整の問題、それから、農業者戸別所得補償の対象の問題である。

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2009年05月23日

久しぶりの予算委員会質問 -都市と地方の格差是正を主張-09.05.23-

先週、永田町は民主党代表選一色になった。さる、5月11日(月)小沢前代表が突然辞任。私はそのニュースを、衆議院の予算委員会出席中、秘書からのメールで知った。これを同僚議員に見せ、驚いているところがテレビニュースなどで放送されたようだ。その、民主党代表選は16日(土)に行われ、鳩山由紀夫、岡田克也2名が候補者に名を挙げ、激戦を征し鳩山由紀夫候補が新代表になった。
 そもそも、なぜ委員でもないのに予算委員会の席にいたか。久しぶりに翌5月12日(火)の衆議院予算委員会で質問に立ち、総理を含め麻生内閣の面々と対峙することになったためである。当日は、岡田克也委員の関連質疑だった。おりしも、岡田氏の代表選への出馬がうわさをされ始めた時である。そのため、私の前に質問する岡田委員の45分間の質疑には、何台ものテレビカメラが向けられ、猛烈なフラッシュが浴びせられた。私の番になり、「フラッシュの数も、質問時間も半分でありますが、内容はずっと濃い(などというと失礼ですが)質問をさせていただきます。」と切り出した。

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2009年05月08日

よみがえれ、サケの遡上する信濃川-09.05.08-

国会質問報告 決算行政監監視委員会

 長野県の千曲川(214km)は新潟県に入ると信濃川(153km)と名前をかえる。日本一長い(367km)である。私は、今年の2月から3月にかけて千曲川の西大滝発電所の下流と千曲市の2箇所でサケの稚魚放流に参加した。長野県と新潟県の両県にある「水辺環境研究会」の事業である。当日は雪の降る中、子供たちと一緒になって「大きくなって戻っておいで」と願いを込めてサケの稚魚を放した。稚魚たちは、ここから信濃川を通り、海までの長い道のりを下って行くのだ。しかし、その途中で63.5kmも水が枯れた川となり、大きくなって遡上する時にも障害となる。JR東日本の持ち物である宮中ダムと東京電力の西大滝ダム2つのひどい関所が原因である。
 私は、4月20日の決算行政第4分科会で、金子一義国土交通大臣と対峙することになり、この問題について質問した。

サケ放流.jpg
<子供たちと千曲川にサケの稚魚を放流する>

【JR東日本の違法取水】
 国土交通省は宮中ダムでの不正取水に対する、JR東日本の虚偽報告を重視し、2009年3月10日に水利権の取り消し処分を言い渡した。不正取水量はどれぐらいなのかはイメージしづらいが、過去7年間にわかっただけでも3億1千万トン。実際はそれ以上なのだ。
 国土交通省は再三自主点検を要求してきたが、JRからは適正であるとの虚偽報告を受けてきた。虚偽報告はインチキ米屋にもあったが、電力会社やJRという大企業、優等生がそれ以上の悪さをしていたのであり、水利権の取り消しという重い処分は当然であろう。

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2009年04月30日

日本人船員、日本国籍船をとりもどせ-09.04.30-

国会質問報告 海賊・テロ対策
 
 数年前、ウオールトディズニーが、ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」をモチーフにした映画、「パイレーツ・オブ・カリビアン」を公開した。そもそも海賊といえばこの映画のように、髑髏マークの船で近寄り、海賊刀片手に乗り込んでくるイメージであったのだが、昨今、ソマリア沖で高速小型船に乗り込み、ロケット砲を片手にした海賊が暴れており、そんなノスタルジックなイメージも一転させられた。
 各国は自国の船舶、物資の輸送を守るため護衛艦を派遣し、日本も3月14日に「さみだれ」「さざなみ」の2隻の護衛艦をソマリア沖に派遣した。国会でも、この派遣に呼応し、「海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会」と少々長い名前の特別委員会が設置され、私は4月15日に質疑立った。ここにその要旨を報告する。

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2009年04月23日

勝手な米軍に振り回される沖縄 - 09.04.23 -国会質問報告 在沖縄海兵隊グァム移転協定 1回目

 先の4月5日北朝鮮よりミサイルが発射され、日本の防衛というものを改めて考えさせられることとなった。実は、私の所属する外務委員会では北朝鮮のミサイルによる被害があった場合は、6日(月)に臨時に外務委員会を執り行う用意もされており、国会の周りでは非常に緊迫してこのミサイル発射の結果を見守っていた。被害などはあってはならないことではあったが、幸いミサイルは日本を通り抜け、直接被害は及ぼすことなく太平洋に沈んで行き、マスコミも国民の興味もあっという間に沈んで行った。そんな中、在沖縄海兵隊のグァム移転に係る協定について議論が行われた。4月3日(金)、4月10日(金)の2回にわたる質疑であったが、ここに4月3日分の質疑の要旨を紹介したい。

【国会承認なき行政合意】
 外務省のOBである孫崎亨氏が、「日米同盟の正体 迷走する安全保障」という本を出している。その中で、日米安保条約の変質について指摘している。そもそも1960年の日米安保条約は極東の平和、安全保障が中心だった。ところが、これがいつの間にか米国とテロとの戦いに世界中のどこでも協力していく条約に変質してしまったのというのだ。2005年10月小泉内閣下で、「2プラス2、未来のための変革と再編」という行政合意が交わされ、そこに明確に記されている。安保闘争に参加された70才近いかっての青年たちは、新聞にもマスコミでも騒がれることもなく、国民に全く知らされずに国の指針が大きく変わっていいのかと怒るにちがいない。
 私はグァム移転協定のような細かな実施法を国会承認にするよりも、日米安保条約、いわば日米安保の憲法となる部分の解釈を変えることこそ国会の承認を通し、何が変わったのかを国民の前に明らかにし、変わったところは変わったと改定していくべきであると質した。

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2009年02月02日

農政(農業者戸別所得補償)で火花が散った初日の代表質問-09.02.01

<鳩山・眞紀子コンビの代表質問>
 今日、1月29日代表質問が行われた。民主党からの質問者は鳩山幹事長と田中眞紀子さん。鳩山さんは毎度おなじみ。田中眞紀子さんは、民主党会派入りしてからの初の代表質問。偶然だが、鳩山さんは昨年6月1日に、田中眞紀子さんは10月10日に私の選挙区(須坂と長野)に応援に来ていただいた方である。真紀子さんを前面に押し出して選挙を戦う姿勢がここにも見られた。小沢内閣の陣形を発表して総選挙を戦い、その際、田中眞紀子、長妻昭と我が党の人気者が名を連ねる構想が進みつつある証左である。

<農林漁業再生の道は?>
 鳩山さんの質問は、いつもどおり皮肉を込めた鋭い質問だった。よくよく聞いているとかなりきついことを言っておられるが、育ちのよさからそうは感じられない。得な性分である。その中で農業者戸別補償について触れ、「民主党の戸別所得補償制度を批判されているが、それならば、どのような政策で日本の農林漁業を再生させるのか政策示してもらいたい。政策調整はどうするのか」という基本的な質問をされた。

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2008年12月04日

サマータイム導入推進派代表 中曽根弘文外務大臣との直接対決 08.12.4

 オバマ新大統領の誕生の祝賀ムードや日本での麻生総理の迷走ぶりがあまりにも酷かったためご報告が遅れてしまいましたが、11月12日に外務委員会にて質問を行いました。中曽根弘文さんが外務大臣になられて初めての外務委員会での質問という事もあり、一般質疑(何の問題でも質問してよい)で約40分間、新外相の考えについてうかがうことが出来ました。私のような二回生議員にはめったに回ってこない一般質疑で、是非、あの問題について質してみたいとワクワクした気分で臨みました。
 あの問題とは、他ならぬサマータイム制度の導入についてです。中曽根外相はサマータイム推進議員連盟の世話人で、事実上は会長のポジションにおられる方です。先の洞爺湖サミットに間に合わせる為に急遽発表された「福田ビジョン」の中にサマータイム制度の導入の一項が組み込まれ、同議員連盟が一気呵成の勢いで、サマータイムの導入に踏み切ろうとしました。これに対し私が地道に反論ペーパーを持って各国会議員事務所をまわり、早期導入への慎重論が高まり、見送られたことはこのブログでもご報告しました。

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2008年08月09日

前原問題でもグッとくる応援のお手紙 08.08.09

 前回、サマータイム制度に対する私の活動への県外からの応援のお手紙を紹介させていただきましたが、最近は、地元長野の在住の方のみならず、県外・選挙区外の皆さんからも応援のお手紙等を頂戴することも多くなりました。こんなつたないブログでもお読みくださり、真剣にお考え下る方が徐々に増えてきていることに改めて感謝を申し上げます。これからも皆様に私の国会での活動、地元での活動、今何を考え、どこに向かおうとしているか、このブログを通じ発信していきたいと思います。

 さて、前通常国会の会期末は大忙しでした。サマータイムへの活動はご承知の通りですが、このブログの「前原前代表の民主農政批判への反論 08.06.17」(http://www.shinohara21.com/blog/archives/2008/06/080617.html)でご報告したように、前原前代表への退場勧告問題へ対応でドタバタが続いたのためです。
 この問題は当初意図しなかった方向に盛り上がりを見せ、マスコミに取り上げられたり、同僚議員や前原先生をご支援されている皆様からご賛同やお叱りを受けることになりました。特に秘書が、「2ちゃんねるで、筒井・山田・篠原 合わせて 菓子パン三兄弟とか言われてますよ」と言ってきたときには、さすがに笑わされてしまいましたが、やはり菓子パンのくだりは余計だったかなと思います。

 そんなご意見の中に、秋田市の民主党のサポーターのGさんからのお手紙もありました。便箋四枚に見事な綺麗な文字で綴られ、民主党の将来を真剣にご心配くださる思いがひししと伝わってきました。
ここに、一部紹介させていただきます。

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2008年08月08日

サマータイム制度 さまざまなご意見 08.08.08

 先月、地球温暖化対策を最大の議題とするサミットが、北海道洞爺湖にて行われました。地球規模の環境問題を先進国のみで議論を進めることに対する疑問や、福田総理のリーダシップ・存在感のなさを国際的な場に晒すことになったなど、マスコミ各紙等により非常に厳しい成績がつけられたようです。私の感想は、そもそもあんな環境破壊甚だしい大規模リゾートで環境問題が話し合われること自体が疑問でした。この話は後日としますが、その洞爺湖サミット議長国、日本の環境対策の一つとして、通常国会期末にサマータイム制度の導入の動きが高まりました。私は、このサマータイム制度導入こそ、政治のいらぬお節介にほかならないと、農水省在任中来の久しぶりに根回しに回ったことは、先のブログに報告しました。そのせいもあってか、今は「サマータイムの篠原さん」と呼ばれてしまっています。

 この“根回し”には様々な反響やこのブログにも応援のご意見を頂きました。また自民党の衆議院議員 早川忠考議員がこの件をご自身のブログで取り上げられ、そちらの読者の皆様からも数多くの激励メールを頂戴しました。早川先生のブログでは私の「頭を切り替えるサマータイム」の骨子全文をそのままアップしていただき、自民党内でどのような経緯で法案提出が見送られるに至ったかについてかかれておられました。今回は、私のほうが早川先生のブログを紹介させてもらいたいと思います。

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2008年08月01日

民主党党首選速報 08.08.1

<しり込みする民主党代表選立候補>
 9月に代表選挙が行われますが、党内外ともに小沢現代表の続投論が大勢を占めています。小沢代表の下で、小泉劇場選挙での大敗、永田メール事件と続いた退潮の流れを変え、参議院選挙に大勝し党勢を回復したのですから、私も次の総選挙は小沢代表で行くのが筋だと思います。
 ただ党内の一部に選挙はすべきだという意見もあります。一理あります。それに私自身もやってほしいという気持ちがあります。なぜかというと民主党にはサポーター制度というものあり、年間2000円いただいている支持者の皆さんがいます。「サポーターになると党首選に一票投じられる」というのが売りでなってもらっています。そして今年は政権交代への期待からか27万人と大幅に増えました。
 ところが、私が民主党に参画して以来、一度も代表選挙をしたことがないのです。民主党党首は、菅、岡田、前原、小沢と4人目ですが、いつも任期途中の辞任を受けての交代で、9月の党首選時はなぜか無投票となってしまっていました。小沢代表続投でいいのですがサポーターを裏切らない為にも、是非党首選をしてほしいというのが本音です。

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2008年06月17日

前原前代表の民主農政批判への反論 08.06.17

 先週来新聞等に取り上げられている、前原前民主党代表への反論の件についてまとめました。
数回に分ける予定でしたが、顛末が気になっておられる方もいらっしゃるようですので、少し長くなりますが、一度にアップさせて頂きます。

(前置)
 先週、私も含め3人の民主党NC農林水産大臣(その経験者)が前原前代表に退場勧告するという3ページにわたる文書を全民主党議員に配布し、騒ぎになりました。
この件についてきちんと報告しなければなりませんので、まず冒頭なぜそんな荒っぽいことをしたか、簡単に箇条書きしておきます。

①前原前代表が1兆円の直接支払い(農業者戸別所得補償)の法案を提出したのにもかかわらず、参議院選の小沢マニフェストを問題視し、我々の手掛けてきた農政をバラマキ農政と断じている矛盾は看過できない。

②参議院選において上記施策を支持し、勝利の要因となったが、期待した農家の皆さんが、前原前代表の批判に動揺しており、きちんと反論しておく必要がある。

③道路特定財源の暫定税率廃止・一般財源化や後期高齢者医療制度の廃止等、民主党の政策は60~70%近くの方に支援されてきたが、民主党の対応や、政権交代となると30%程度の支持しかない。この要因は、民主党はバラバラでまとまらないのではないかという不安があり、前原前代表の発言がそれに拍車をかけた。

④前原誠司という民主党を背負う人材が、一連の不用意な発言により信頼を失いつつあるが、本人のためにも民主党のためにもこの流れを阻止する必要がある。


<前原前代表のバラマキ発言>
 6月8日読売新聞の4面に「民主、前原副代表、小沢マニフェスト批判」という記事が載りました。10日発売の月刊誌中央公論7月号紙上で自民党与謝野馨前官房長官と対談し、前原さんは、参議院選挙のマニフェストについて「仮にこのまま民主党が政権を取っても、まともな政権ができない」と述べ、実現性に強い議論を投げかけました。田原聡一郎さん等に煽られて筋のよくない発言を繰り返していました。
 前原さんは「民主党が最もしてはいけないのは国民の耳ざわりのいいことばかりを言い、仮に政権を取ったときに、やっぱりできませんとなること、すぐ自民党に政権がかえることは最悪だ」と述べ、参議院選公約の抜本的見直しが必要だと強調しました。それに加えて、7日には京都市内の会合で農家への戸別所得補償制度については田原聡一郎さんの「バラマキだ」という批判について、「私もそういう気持ちが強い」などと述べました。
 これにカチンときたのが、農家への戸別所得補償制度に取り組んできた農政関係者です。同僚議員からも農家からも何という不謹慎な発言か、放置すべきではないとの電話が入りました。そこで週末から筒井信隆現NC農水大臣と連絡を取り合い、対応を協議しました。

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2008年06月02日

サマータイムは時間をいじらず、始まる時間を早めれば足りる08.06.02

<超党派サマータイム議連>
洞爺湖サミットを控え、地球環境問題についての議論がじわじわと進んでいます。エコロジストの端くれとしての私には大歓迎すべきことです。そのような中で5月29日夕方5時30分より超党派のサマータイム制度推進議員連盟総会が開かれました。そうそうたるメンバーの皆さんがひな壇に並びました。私はお金がないのであまり議員連盟には入らないことにしていますが、ふと見ると新たに入る議員は会費がいらないと書いてあり、気になったので出席してみました。経団連や連合の代表の方、もちろん各政党の代表の方、こぞって気勢をあげ、サマータイム制度の導入について熱弁をふるっておられました。そして法案の提出が決まりました。

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2008年05月15日

タバコ自動販売機 タスポ(TASPO)の愚行08.05.10

<自販機大国日本の恥>
 先週、地球温暖化対策推進法の審議で、私も質問しました。このときによく問題にされるのが自動販売機の問題です。約500万台あり、アメリカの約700万台に次ぐ、世界第二位。アメリカは人口が2倍、面積が23倍という事を考えれば、日本の自動販売機はいかに多いかわかります。外国人観光客は、日本の古い神社仏閣の参道にすら平気でドンと設置されている自動販売機に眉をひそめます。便利さの蔭で、景観をそこね、エネルギーの無駄となります。
その中でもタバコの自動販売機は、未成年の喫煙を野放しにするということで、国際的にも批判を受けてきました。そこで登場したのが、TASPO、20歳以上でタバコを吸う人用のカードです。
 我々は環境委員会でそもそも自動販売機が必要かということを議論をしているのです、20歳以上専用の喫煙者カードを登録するという愚行を賢明な日本国民は当然受け入れず、8%しか登録していないということです。これで諦めると思いきや自動車運転免許でも代替できるように変更せんとしているのです。

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2008年05月09日

頑張れ環境省―環境条項をありとあらゆる法律に書き込むー08.05.09

 しばらくぶりに環境委員会で、地球温暖化対策防止法の改正について質疑に立ちました。環境は、私のライフワークの一つでもあり、地産地消・旬産旬消や森林環境税の導入などを提唱するとともに、環境行政をもっと積極的に推進するよう環境省を激励しました。

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ヒラリー・クリントン候補への親近感08.05.09

<虫の好かない2人の候補>
だれでも人の好き嫌いがあります。私は誰とでも付き合うタイプですがやはり趣味があります。アメリカの大統領選挙で言うと、オバマ候補も、ヒラリー・クリントン候補もどちらも趣味ではありません。あまりにも自信に満ち溢れた言動、態度、謙虚さに欠ける、私はこういう人はもっとも嫌いなタイプです。特にオバマ氏がポケットに手を突っ込んで話したり、したり顔で指を差してわめく姿は全くいただけません。そういわれると今の民主党の党首や同僚議員はどうかなどと言われるので困りますが、昔から、見向きもしないといったことはなく、ほかのいい面を評価し付き合ってきました。

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2008年04月30日

外交官を給与で援護射撃し(今回)、外務省人事を真正面から爆撃する。(次回)08.04.30

前回に引き続き、外務委員会での質問(その2)をお送りします。

<偏りすぎの在米総領事館>
 外務省より出てきた資料を見て、なぜこんなにアメリカに領事館が多いのだろうと不思議に思えました。ワシントンの日本大使館は、100名の大使館員が勤務しています。以下、NY、LAをはじめとしてその他全部で14箇所(191名)もあり、フランス10、イギリス7(領事館を含めると10)、韓国9と比べ、日本の総領事館数の多さが目立ちます。また、アメリカ側からは、東京の大使館に232名、領事館は5つでたった28名しかいません。異様なアンバランスです。
 もちろん、日米関係が日本外交にとって非常に重要なものであり、また、日本と違い広大な面積でもあります。しかし、交通手段や通信手段は世界一発達している国なのです。
 もっと、それらさえままならないアフリカや発展途上国に重視して配属させるべきではないかと問い質しました。

<偏りすぎの外務省人事>
 次に外務省の管理職以上の略歴を一覧表にしてみました。現在の管理職の偏りがあまりにも顕著に出てしまう状況であったためか、他の委員や答弁者がそのページを開いた瞬間に、おやっという顔をしたのが分かりました。それもそのはずです、留学は米英中心、韓・露・中等の留学組みは見当たりません。勤務地では、アフリカの勤務をしたことのある人は奥田 中東アフリカ局長たった一人しかおらず、発展途上国への勤務経験者など、ほとんどいないのです。本人が悪いというわけではありませんが、河相総合政策局長と齋木アジア太平洋局長は、それぞれシンガポール、ジュネーブ代表部を勤務しただけで、他はずっとアメリカ勤務と二カ国しか知りません。もちろん、アメリカのスペシャリストをつくるという意図での人事もあろうかと思いますが、他の幹部も欧米に偏りすぎています。こんなところにお公家様集団と呼ばれる理由があるのかもしれません。

 また、外交官ならば、外に出ていっぱい仕事をして、日本でその経験を生かすべきなのですが、彼らの本省勤務は管理職以降だけでも15年間程度もの長期になっています。林官房長官が答弁で本省勤務を不健康地勤務とポロリと言いましたが、外国との時差もあり本省勤務は激務ですが、これまた片寄りすぎです。その蔭でほとんど本省勤務をさせてもらえず、大使館勤務ばかりしている人もいるのです。
内閣人事庁が一般採用して、あちこちの省庁に行かせて、幅の広い官僚を育てようという議論が行なわれている中で、あまりに閉鎖的な人事と言わざるをえません。

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2008年04月28日

外交官を給与で援護射撃し(今回)、外務省人事を真正面から爆撃する。(次回)(その1)-08.04.28-

 外務委員会での質問が続いています。ガソリン暫定税率の期限切れをきっかけに、なかなか進まなかった国会審議も、堰を切ったように始まり、今月三回目の外務委員会での質問登板になりました。「在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案」という非常に長い名前の法案の審議で、50分間、外交官手当てや外務省人事のあり方等について質しました。今回はまず手当について報告します。

<安すぎるのではないか?大使の価値>
 私は、農林水産省から出向で、OECDの政府代表部参事官としてパリに勤務したことがあります。その時の、私を含む日本の外交官達が悪戦苦闘する様子を「花の都パリ『外交赤書』」(講談社+α文庫)として出版し、一部登場人物を除き(?)好評を頂いております。
 そんな経緯もあり、昨年5月ドイツ黒い森視察の際に古巣のパリのOECD代表部を訪ね、北島信一大使とお会いしてきました。その際の大使の話に手当てが大幅に削減させていて大変だなどと聞いておりましたので、例によって資料要求して調べてみました。
 15年前、私の役職は参事官(本省の課長になりたてと同じ)で、在外勤務手当ては71万3千円でした。ところが今は、大使の手当てが74万円(93年 大使は124万円)と当事の参事官クラスにまで下がっているのです。手当ての下げ幅は当時比で大使は-40%(公使-30%、参事官-20%)で、一国の特命全権委任大使の手当がバーゲンセールになってしまっていたのです。
 これは01年に起こった外交機密費流用問題に端を発し、外交官の手当てが減額された名残ですが、大使や公使は、赴任地でいろいろな付き合いをすることこそ外交でもあるのです。一罰百戒でケチなことをせずに、今の何倍もどんと出して、後は領収書も何もとらずに自由に使ってもらったほうがいいのではないかと提案しました。その代わりに、目に見える外交成果を上げてもらわなければなりません。

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2008年04月27日

― 平岡秀夫候補のよいしょ前座 ―08.04.27

08.4.25.
<渡部恒三節を真似る>
 民主党の中で話のうまい人はたくさんいます。「人を攻撃するには菅直人、人を笑わせるのは渡部恒三、率直にわかりやすく話すのは山岡賢次」とは、2月23日に山岡さんに長野の自治体議員研修会に来ていただいたときの紹介です。
 「山岡さんは、要するに失言しやすいことを別の言い回しで言ってるだけじゃないか」という口の悪い同行記者もいましたが、私は笑って答えませんでした。渡部恒三さんは、議員の応援演説もユーモアを交えて盛り上げます。私もその方法を真似ています。
 平岡さんは、財務省(旧大蔵省)出身、内閣法制局にも出向し、弁護士資格もあり、極めて有能な人です。前座なので、せいぜい2~3分ですが、いろいろ紹介しましたので、1つの話にして平岡さんを紹介してみます。

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2008年04月17日

最初で最後の直接支払い質問08.04.17

2008年4月8日
農林水産委員会
<手塩にかけた法律>
私は、今国会では農林水産委員ではありませんが、4月8日(火)「農業者戸別所得補償法案」を審議する最後に質問させてもらいました。
この法案は、私が04年1月から手がけてきた「農林漁業再生プラン」がもとになっています。06年には、私が提案者の1人となり、衆議院で「農政改革基本法案(食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案)」として提出し、政府案(担い手経営安定新法)と同列に審議されたものの、多勢に無勢で否決されました。(ブログ参照: 06年4月27日菅元代表、農政で熱弁をふるう06年6月21日第164回国会 事後報告その3:農業政策と07年参議院選挙)今回の「農業者戸別所得補償法案」は、07年秋の臨時国会で、与野党が逆転した参議院に提出され、可決され衆議院に送られてきていました。従って、この法案は、私が民主党に参画して以来、それこそ手塩にかけて育んできた愛しい子供のようなものです。

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2008年04月16日

思いやり予算改め、悪女の深情け予算08.04.16

4月2日と4日の外務委員会で、「在日米軍駐留経費負担特別協定」いわゆる思いやり予算について質問しました。
<金丸信の口癖>
私は、私自身の頭の整理の意味も含め、この思いやり予算の経緯を一覧表にまとめてみました。
そもそも、ことの始まりは、ベトナム戦争と経済不振で双子の赤字を抱えたアメリカの経費負担を少しでも軽減しようと、時の防衛庁長官 金丸信の「思いやりというものがあっていい」(88年 衆議院内閣委員会)という発言からネーミングされたものです。国会議事録検索システムで、金丸信発言の“思いやり”という言葉を検索すると、それ以前にも“思いやり”という発言がかなりの数でヒットします。金丸信は地方のダム建設も、電話交換手の退職金も “思いやりを持って”と言い、口癖の一つではなかったのではないかと思います。

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2008年04月03日

チベット騒動と日本の役割08.04.03

2008.3.26記
3月26日(水)、やっと国会審議が始まり、外務委員会で30分間質問しました。
 一般質疑で、私は対中国外交に絞って、①東シナ海資源開発問題②中国産毒ギョーザ事件③チベット騒動について、日本の対応のあるべき姿を質問しました。
③のチベット騒動について、日本はほとんど目立った行動もせず、発言をしていません。世界の先進諸国では異例です。

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中国食品の全面輸入禁止が必要08.04.03

<バラエティ番組 「太田総理 秘書田中」に出演>
 子どもからはTVのバラエティ番組には出るなと注意されましたが、有権者はTVに出てほしいといいますし、先日2~3時間収録で5秒しか放送されないという番組に出ました。正直のところ、なれておりません。
ただ、その太田総理の提案が「食料の全面輸入ストップ」で、私は賛成に回りまし。途中ディレクターから反対してくれる専門家として出席していただくつもりだったと嘆かれましたが、めでたく(?)主張を通せました。全面輸入禁止はともかく、中国食品は一旦、全面輸入禁止してよいと思います。

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2008年03月21日

中国毒ギョーザ事件(2)08.03.21

3月20日記
<高濃度汚染は故意の証拠>
 3月14日の新聞で、千葉県市川市の母子が被害を受けたギョーザから3000ppm以上の極めて高濃度のメタミドホスが検出されたと報じられました。
 私は、先に袋が汚染されたのではないかという推理をしましたが、どうもそうでもなさそうです。天洋食品の他に仁木食品のものも汚染されていましたが、袋は別のところで作られていました。もしこれが同じ東洋製袋で作られた袋を使っていたら、まさに袋の製造過程で汚染されたと考えてよかったのですが、3000ppmというのは、ギョーザそのものにメタミドホスがふりかけられた(?)とみる以外ないようです。

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2008年03月18日

艦船の酒 一罰百戒よりも現実的対応が必要08.03.18

3月10日記
<危険な船舶銀座>
イージス艦「あたご」の漁船衝突事件に関連し、火曜日と木曜日民主党の外交防衛部門会議が開かれています。農林水産部門会議と重なるので、なかなか出れませんが空いている時は出るようにしています。
 私はこの件についてはそれなりの有識者で、水産庁企画課の若手事務官だったころに、海上衝突予防法・海上交通安全法等について漁船を守るために、いろいろな法律、政令、省令の各省協議等をしていました。その時から言えることですが、かつては漁業者が自由に漁をしていた所に、いろいろな船舶が通るようになり、漁船はいつも危険に晒されています。東京湾、伊勢湾、大阪湾等は当然のこととして、今回事故がおきた、東京湾に入る太平洋側なども銀座通りと称されいろいろな船が航行しています。

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2008年02月29日

中国ギョーザをコナン流に探る08.02.29

(某雑誌に出すエッセイですが、事前にお送りします。)
 食料自給率が39%に下がり、日本の食料安全保障はガタガタだが、店には食料があふれ国民にはこの危機的状況もピンとこなかったに違いない。ところがメタミドボス・ジクロルボスといった聞きなれない農薬が入った中国ギョーザにより、変調をきたす人が現れるに及び日本中が震撼した。

 テレビのコメンテーターは、一様に食料自給率の低さを問題にし、地産地消に戻るべきだと同じ用語を連発していた。こんなに中国に頼っていたことは知らなかった、日本の農業は競争力がなかった・・・とまことしやかな説明も付け加えられた。今頃何を言い出すのかというのが私の率直な感想である。日本
の食卓はとっくに昔に中国依存を強めており、野放図に輸入される食料が日本の農業・農村を痛めつけて来たのである。

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2008年02月16日

つなぎ法案の意外な決着08.02.16

<両院の出動命令>
前のメルマガで、報告したつなぎ法案が意外な決着を見ました。政府与党が前代未聞のことですが、強行採決した法案を取り下げました。河野議長が、あまりにも筋が悪く、とても本会議開会のベルは押せないという態度を示したのが一因で、その前に、何があったかは分かりませんが、河野議長と江田参議院議長が事態の収拾斡旋に乗り出していました。
30日朝 再び我々、1・2・3期生は召集を受け、財政金融委員会の会場に赴きました。怒号の中で原田委員長が議会開催を告げ、自民党が質問をしはじめました。法案は一応出来ていたようですが、だれも内容を詳しく見ている人はおりません。提案者5人並んでおりましたが、多分提案者たちもろくすっぽ見てないはずです。急造の法案です。こんな前代未聞のことはありません。

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2008年02月07日

1月29日ガソリン国会攻防08.02.07

(1/30日午前1時30分記)-修正は1月31日で、自公がつなぎ法案をとり下げて状況が変わりましたが、そのままにしておきみました)

1月29日 24時15分 赤坂議員宿舎でこのメルマガを書き始めました。今日の出来事は報告しなければなりません。雨はやんでいましたが、寒い東京の街。誰もいなくなった首相官邸の横の通りをいろいろ考えながら帰ってきました。

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2008年01月23日

生活第一・ガソリン値下げ国会08.01.23

1月16日横浜パシフィコホテルで開かれた民主党の党大会で、18日から始まった通常国会を「生活第一・ガソリン値下げ国会」と位置付けることになりました。
朝、三幹部(小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長)との2ショット撮影があるため、家を7時前に出て、みなとみらいに初めて行きました。新宿副都心と同じく、よく出てくる未来都市のような感じで、私のとっては非常に居心地悪い所でした。どうも緑も無い、川もない、山も見えないところは好きになれません。

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2008年01月22日

新テロ特措法の再議決08.01.22

<2つのユニークな状況>
昨年の参議院の民主党の大勝利によりねじれ国会が生じ、国会運営を複雑にしていますが、もう一つめったにないことがそれに拍車をかけています。与党が衆議院の三分の二を占めていることです。この二つが重なって、57年ぶりの衆議院における再議決が行なわれました。民主党の主張の一つとして、直近の国民の意思である参議院の意向を無視をして、衆議院が三分の二の再議決をするのはよくないというのがありますが、それにはくみしません。憲法は、明らかに衆議院に参議院をしのぐ権限を与えているのですから、それにしたがって粛々と再議決するのは何ら問題ないと思います。そうでなければ、いつまでたっても衆議院は三分の二の議決が出来ないことになります。しかし、憲法上問題ないからと言って、いくらでもやっていいというものではありません。

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2008年01月04日

2008年 国民の生活を守る、大切な年です08.01.04

≪年金・子育て・農業 「生活と地域を再生します!」 ≫

新年のご挨拶

昨年は統一地方選挙の年で、4月の県議会選挙、7月の参議院選挙、そして9月には長野市議会選挙と続きましたが、皆様には暖かいご支援・ご協力をいただき、本当にありがとうございました。
特に、参院選では民主党が大躍進し、長野県でも圧倒的な勝利をおさめる事が出来ました。
これもひとえに、皆様が、「国民の生活が第一」の政治をめざす民主党に対しご期待くださってのことと、重ねて御礼申し上げます。
民主党は参議院で第一党となり、政権交代へあと一歩というところまで来ることができました。
次はいよいよ衆議院選挙です。解散・総選挙が近いと言われておりますが、今年こそ真の政権交代により日本の政治を変え、活力にあふれ、安心して暮らせる日本を再生したいと願っております。私も、その実現に向けて粉骨砕身取り組んでまいる所存です。
皆様のさらなるご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。   
       
衆議院議員 篠原 孝


【国民の決断・‘07参議選民主党大勝利!そして政権交代へ!】

国会へのお誘いは、96年の秋、私が水産庁企画課長兼海洋法対策室長として、200海里時代にどのように対応していくか頭を悩ませている頃に、堀込征雄衆議院議員(当時)からいただいたのが最初です。 それ以来、羽田孜元総理からも強いお誘いを受け、最後には北沢俊美参議院議員も加わりました。羽田さんの口説き文句は以下のとおりでした。

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2007年12月31日

質問時間ランキング07.12.28

<06年は最も少ない質問時間>
 私は、昨年の通常国会はNC農林水産大臣で、委員会の担当は農林水産委員会の筆頭理事だけでした。通常は2委員会に所属しますが民主党のルールで大臣はその所属委員会の筆頭理事になり、それ以外の委員会には所属しないのです。筆頭理事の役割は、質疑応答時間や順番はどうするかと言うようなことを与党の筆頭理事と協議を重ねて、同僚議員にどのように質問していただくか割り振るかと言うのが大事な仕事です。従って、質問したい時に質問が出来ない受身の状態になります。昨年は、国会議員になって4年目でしたが質問回数・時間が最も少なかったはずです。
 そうした中、週刊東洋経済、そしてフライデーが衆議院のビデオライブラリーで字数から質問ランキングを作りました。

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12月は電子投票と政治資金規制法で大忙し07.12.28

<パイロット事業も地方選挙のみ>
終盤国会で私は、倫選特(政治倫理の確立及び公職選挙法の改正に関する特別委員会)民主党筆頭理事として大忙しになりました。その一つが、電子投票法の審議です。全国の8市町村でいわゆるタッチパネル式の投票が試験的に行なわれていますが、なんと驚いたことに、地方選挙だけで、国政選挙は除かれていました。国政選挙の場合は、例えば参議院の比例区・全国区や衆議院の比例区である市町村だけがトラブルが生じると全国集計が出来ず、影響が大きいということで見合わせられていたようです。しかし、有権者はたまったものではありません。あるときは昔からの名前を書く投票で、あるときはタッチパネルということで、どうせやるならみんなやらせてくれというのは当然のことかもしれません。

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2007年11月16日

テロ特措法と日本の役割(11/2外務委員会質問報告)07.11.16

(私の憲法観)
 私が03年9月に 初出馬した時、新聞各紙からいろいろなアンケート調査が届きました。それに例の悪字でこってりと私の考え方を書いた覚えがあります。憲法改正には○(賛成)とし、新聞に掲載されました。内容を読まない早とちりの護憲勢力から誤解され、今でも敵対的な言葉を浴びせられます。

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2007年10月16日

菅さん・真紀子さんからの応援要請07.10.16

                                  10月12日記
<農政の有識者になった菅代表代行>
 自民党の総裁選で3週間損をした臨時国会もやっと論戦が始まりました。
10月10日(木)には、菅さんの質問時間に応援に行きました。本人から直接「農政問題もやる。大体わかっているが、必要な時にメモを入れて欲しい」と要請があったからです。しかし、菅さんは本当に勉強家で、勘もよく、何も必要がないくらいの農林行政の有識者になっています。政府の品目横断的経営安定対策(例:4ha以上の認定農業者しか直接支払いの対象にしないという小規模農家の切捨て農政)の矛盾を突き、我々がドイツまで視察に行きまとめた林政の提言(路網を整備して国産材を活用)を行い全く危なげないものでした。

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2007年09月12日

行き過ぎる国会議員叩き―政治の停滞を招く「政治とカネ」の揚げ足取り―07.09.12

07.09.05記 (メキシコ・シティからサン・フランシスコへの機内にて)
 今回のキューバへの視察出発日(9/1)に既に遠藤武彦農林水産大臣の政治とカネの問題が取り沙汰されていました。私は、安倍総理の組閣へのお節介アドバイスでは、政治とカネの問題を避けるため、民間人、中でも学者を大臣にしたらと書きました。こうしたゴタゴタによる農政の停滞を憂慮したからです。若林新大臣の任命は、ブログに書いたとおり、歓迎すべきことですが、気になるのはマスコミによる国会議員叩き、大臣叩きの行き過ぎです。

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2007年08月15日

【小沢代表への緊急車中レク】

小沢代表は7月14日南九州へ行く予定が台風の影響で予定が狂い、青森、秋田を経て突然山形の舟山候補応援にも訪れました。
 7月5日に予定していた、レクが十分できなかったので、その分をきちんとレクをしなければならないと思い、準備をしていました。例によって慌しく、立ち去るということで、やむをえず新幹線の中でレクをすることになりました。異例ことですが、時間がないので新幹線の横の席に座り、山形駅から米沢駅の間30分間レクをしました。

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2007年08月11日

【民主党農政の象徴的候補、舟山ヤスエ候補圧勝の意義】

私が、党本部から命じられ担当した舟山さんは、岩手の平野達男さん、三重の高橋千秋さんに次ぐ第3位の得票率で圧勝しました。
平野さんと高橋さんは再選で2年前も非自民が勝った唯二のところで、当然の結果だろうと思います。しかし、舟山さんの場合予想以上の大勝でした。民主党がマニフェストで3番目に農業を掲げた関係から、私は色々なマスメディアの取材を受け、この三つ目の農業を象徴する選挙区はどこかと記者から聞かれました。私は決まって人としては、舟山さんと答えました。北海道大学卒業後、農林水産省に10年いて、典型的な農村山形県小国町で、7年間生活したということから、舟山さんが象徴的な候補といえます。

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2007年07月13日

追悼 宮沢喜一07.07.13

7月6日記
 はるかかなた昔(?)、1982年から2年間、私は鈴木善幸内閣のお膝元に出向し、安全保障問題を担当しました。その時の官房長官が、政治家としてまさに油が乗り切った宮沢さんでした。池田勇人首相には気に入られ重用されたものの、同じ大蔵省の先輩の大平正芳首相とはそりが合わず、冷遇されていました。選挙中に亡くなった大平さんの後任として図らずも首相になった鈴木さんは、自らの補佐役として宮沢さんを近くに置きました。後の中曽根首相を支えた後藤田正晴官房長官と並ぶ大物・重鎮であり、文字通り内閣の要でした。

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2007年07月09日

巨大与党自民党の野党転落に備えた周到な準備07.07.09

7月6日記
 久間防衛相の原爆投下もしょうがなかったという失言問題もあり、仙谷由人決算行政監視委員長は安倍首相の出席を求めて開会せんとしましたが、与党自民党・公明党が審議を拒否し、委員会は流れてしまいました。前述(6/30のブログ)のように、農林水産委員会も、いろいろ政治とカネの記載のでたらめさが指摘される赤城新大臣を危ういとみて開会に応じておりません。参院選の投票日が1週間ずれて何百億円の無駄遣いになる会期延長をしておいて、強行採決で法案を通したら後は知らん顔というのは、国会軽視で国民をバカにした対応です。現下の問題をとりあげてきちんと議論をして正しい方向に持っていくのが国会の役割です。

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久しぶりの小沢代表レクはぶら下がりレク07.07.09

7月5日記
 7月1日(日)、21世紀臨調主催の党首討論が開かれました。
 前日の夜、党本部の農政担当から党首討論用の資料を揃えているという緊急要請が入り、なんとか資料だけは提出してありました。私は、クタクタに疲れた支持者訪問の後、夜中までNHKの録画中継をハラハラしながら見ました。25分間ずつ交互に質問するという、本物(国会)の党首討論にはない趣向が取り入れられており、安倍首相の質問は、民主党農政についてもかなり時間が割かれていました。

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「森と里の再生プラン」の論説懇と民主党の柔軟性07.07.09

7月5日記
 民主党は自民党などと比べ組織がきちんとしていません。地方組織だけでなく、党本部の組織も、よく言えば柔軟です。ですから、驚くべきことに、私の意見が、政策的なことばかりではなく、庶務的なことも含め、農林水産省の管理職時代よりずっとよく通ります。

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2007年06月30日

ムダと矛盾の会期延長  07.06.30

6月29日記

 昨年12月に続き、再び菅直人代表代行が安倍内閣不信任決議案を説明し、記名採決が行なわれました。
会期延長5日間なら、7月22日の投票日を変えなくてすんだのに、12日間も延長しておいて、衆議院ではさっぱり委員会を開いていません。
 私は、農林水産委員会の筆頭理事で、農林水産委員会の審議をどうするか自民党の筆頭理事と決めてきました。6月に集中的に開かれる予定のWTO交渉で海外へ行かなければならない農林水産大臣の日程を考慮して、私は、民主党の法案審議をあまり急がないという方針には少々反しても、日本の国益を考えて、粛々と休みなく委員会開催に応じてきました。
もちろん、水産庁の3法を一本化してほしいなどという理屈に合わない要望は一切聞き入れませんでしたが、その代わり、別々に委員会を開催して、どの委員会より早めに法案を通してきました。何よりも大臣をWTO交渉に行かせてやるためです。

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2007年06月29日

食の安全と国の安全~BSE牛肉の輸入再開の危険~07.06.29

6月21日記

夕方5時30分から、野党4党が共同で参加した『月齢30ヶ月以下米国産牛肉のなしくずしの輸入に反対する国民集会』が開催されました。

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2007年06月22日

民主・自民 農政マンガフェスト合戦07.06.22

6月20日記

今日、日本農業新聞の一面に、自民党が「デタラメな民主党農政」というマンガビラを作り、「気をつけよう、甘い言葉と民主党」などという変なフレーズも出ていました。政府与党が野党の政策をあれこれ批判し、ビラまで作るというのは、異様な出来事です。参院選を前にそれだけ自民党が困っているということかもしれません。

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2007年06月21日

政府与党・安倍内閣の暴走07.06.21

6月20日記
国会後半、安倍内閣と政府与党は、迷走・暴走を続けています。衆議院では強行採決が17回、そして今、切羽詰った参議院でも、ろくに審議もせずに強行採決が続きます。
一方で、衆議院の厚生労働委員会で、たった1日の審議で消えた年金の時効を延ばす法律(厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律)を強行採決しようとした時に、櫻田義孝委員長を羽交い絞めにした内山晃さんに懲罰がかけられました。懲罰委員長は民主党の横光克彦さんでしたので、与党は、委員長解任決議案を可決し、自民党の委員長代理で内山さんの30日間登院停止という荒っぽい懲罰を可決しました。これは60年ぶりの暴挙とか。
昔はかなり乱闘がありました。それでも登院停止などという除名に次いで重い懲罰はありませんでした。内山さんは、「私を罰しても安倍内閣・政府与党にこそ天罰が下る」と怒っていますが、そのとおりだと思います。まさに見せしめです。
強引な国会運営に対して、河野洋平衆議院議長不信任決議案も提出して野党の抵抗を示すことになりました。

2007年06月15日

頼もしい46年下の後輩たちの国会見学07.06.15

6月13日夜記

今日は嬉しいことが1つありました。
小学生の国会見学の受付件数が余りない中で唯一、私の母校の長丘小学校だけは4年連続私にお願いしてきてくれます。今日はいつものように一生懸命、自ら案内しました。以外にはきはきして、私がリラックスして話すと質問も多く出て頼もしい何十年か下の後輩でした。私の後任となって、是非とも25歳になった暁には、国会議員になってほしいと子ども達に話して別れました。

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逃げる自民党07.06.15

6月13日夜記

昨日(12日)は、赤城徳彦農林水産大臣の突然の10日間のヨーロッパ出張ということで、民主党内でもめました。13日、或いは14日に『一般質疑』をする予定が、14日から出張に行くことで自民党は一般質疑をやりたくないと逃げました。民主党は、大臣がいる時にと政府の法案を通す協力をして来ました。その代わりに、大臣が空いている時は『一般質疑』を心置きなくする約束をしており、どの委員会よりも早く法案を通していました。

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2007年06月10日

民主党パーティ

6月6日23:30 議員会館にて

 翌朝(6日)鹿児島から一番の飛行機で東京へ戻り、午後1時より大臣所信に対する一般質疑の農林水産委員会があり、その間に民主党「次の内閣」閣議で、『森林・林業再生プラン』を説明して了解をとったと思いきや、農林水産委員会が林野関係団体からのパーティ券の購入を巡り中断しました。閣議を途中で抜け出し、農林水産委員会(第17委員室)へ行きました。
 初々しい挨拶をした新大臣も最初から民主党の厳しい洗礼を受けました。
 18時、北澤俊美参議院議員(民主党パーティ実行委員長)のパーティでの挨拶を聞くべく、珍しくタクシーで会場にかけつけましたが残念ながら間に合いませんでした。
 会場は満員で、パーティ券を買って出席してくださった皆さんに会えないのではないかと思いましたが、やっと会えて一安心でした。

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2007年06月09日

疲れ切る深夜労働

6月5日鹿児島にて

6月4日(月)久しぶりに夕方まで長野にいられると思いきや、菅さん(民主党代表代行)からの連絡で、夕方『森林・林業再生プラン』の打合せをしたいというので、すぐに上京しました。体調を壊した妻に、10数人に及ぶ現場の方々の意見をもとに修正した箇所を打ち直してもらいました。関係議員には案文は何回も渡し、現場の方々の意見も届けてあるのに、そして修正箇所は波線まで引いてあるという親切なペーパーなのに「初めて見たので今日中に意見など言えない」などとめちゃくちゃなことを言う同僚議員もいて、統計表をつけて整理し、終わったのは6月5日(火)午前1時30分でした。可哀想な民主党事務局の担当者は午前3時になってしまったそうです。それに対して森林組合関係者、林業経営者等がきちんと読んで意見をメールでよこして下さったことには、感謝の言葉もありません。

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2007年06月04日

強行採決に抗議の深夜国会07.06.04

6月1日(金)夕方記

民主党は、大事な会合があると『召集令状』(動員)、つまり出席要請があり、応援しろという命令が下ります。呼び出されるのはかならず、1・2期生です。(選挙はいやですが早く3期生になりたい!)
 厚生労働委員会の2回の強行採決の現場(5月25日の「社会保険庁再編法案」、5月30日の「年金被害者救済法案」)に呼び出されました。昔ほどのケンカ(?)はありませんが、嫌なものです。

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2007年06月01日

松岡利勝農林水産大臣自殺の衝撃07.06.01

5月30日朝記

5月28日午後、私は、第一議員会館を15時出発で、菅直人代表代行、末松義規NC環境大臣等と共に築地市場及びその移転予定地である豊洲の視察に参加するため、新幹線『あさま』の中にいました。そこへ、長野事務所坂口秘書と岡本充功衆議院議員の2人からほぼ同時に松岡大臣が自殺を図った旨の連絡が入りました。「何と言うことだ」というのが私の正直な気持ちでした。

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2007年05月30日

ほっとかれたカネミ油症患者を助ける07.05.30

5月24日(金) 22:04 あさま555号 長野行きにて・・・

 5月24日、カネミ油症の和解金の払戻し免除法が成立しました。
 皆さんもう内容はお忘れかもしれませんが、1968年に九州を中心に米ぬか油を食べた人達が、いろいろな症状で困るようになりました。カネミ倉庫にあった頃にPCBが混入したので、カネミ油事件とよばれます。黒い赤ちゃんが生まれてしまいました。ずっとPCBと思っていたのが、熱処理であの猛毒のダイオキシンになっていたそうで、経口摂取してしまったのです。

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2007年04月01日

2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その7)07.04.01

その7:質問を終えて

 私は、2004年秋から予算委員となり、10月の臨時国会で小泉総理にもすぐ、直接質問をする機会が与えられた。しかし、その後は、年功序列(?)で、TV中継が終わってから質問の機会が与えられるだけで、私の質問がTV中継されることはなかった。そして、今回、初めて、突然、TV中継される予算委員会に引っ張り出されることになった。

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2007年03月31日

2007年3月20日農林水産委員会報告:松岡大臣への辞職勧告07.03.31

私の前に質問に立った高山智司議員は、質問時間すべてを松岡農林水産大臣の光熱水費疑惑の追及にあてたが、松岡大臣は、最後まで「法に則り適切な報告をしている」を繰り返し、開き直った逃げの一手の答弁だった。私は、本来の審議案件である「農水省所管の独立行政法人の統合にかかる法改正」に関する質問だけをする予定で、本件について触れるつもりはなかった。ただ、松岡大臣がいつまでもはぐらかし続けた場合は、最後に一言申し上げねばならないと考え、いつも原稿なしで質問する私としては異例のことだが、発言内容を書き上げて用意しておいた。

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2007年03月23日

2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その6)07.03.23

その6:食料安全保障と軍事安全保障

<大豆ショックと安倍・バッツ協定>
農村地域社会の崩壊は、食料安全保障の崩壊につながる。
食料安保については、安倍首相の父、安倍晋太郎農林水産大臣の直前に象徴的な出来事があった。1973年の「大豆ショック」である。冷害、かんばつによる世界的な穀物の不作や、えさ需要で代替関係にある魚の不漁等により、大豆需給がひっ迫し、価格高騰がインフレを加速すると判断されたためたため、アメリカは、大豆の輸出を突然禁止した。他国の食料安保よりも自国の物価の安定を優先したのである。すでに大豆の自給率が3%に落ち込んでいた日本は、輸入の9割をアメリカに頼っており、豆腐の値段が一気に上がり、その影響は極めて深刻だった。
 これではいけないと、食料の安定供給のために、日本は各国と協定を結ぼうとした。ところが、カナダとオーストラリアはすぐに応じてくれたが、アメリカは、応じず、1975年、「安倍・バッツ(農務長官)紳士協定」で対日安定供給に努力するということで、お茶を濁されている。ある意味では、アメリカは、正直な国である。再び同じような事態になっても、自国の都合を最優先するので、本物の協定での約束を拒んだのだ。つまり、食料については、それぞれの国できちんと責任を持てと突っぱねたのである。

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2007年03月14日

2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その5)07.03.14

その5:犬の放し飼い問題

 昨年5月30日の環境委員会「鳥獣保護法」改正案審議の際に取り上げた問題だが、中山間地域振興に必ず役立つものであり、速やかな対応を促すため、予算委員会でも重ねて要請した。私の発言は以下のとおり。

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2007年03月09日

2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その4)07.03.09

その4:直接支払いの面積要件問題
<市町村に対する直接支払い>
 竹下登首相の「ふるさと創生資金」は、市町村に対して直接支払いして使途を決めずに自由に使っていいという「市町村に対する直接支払い」、つまり、地域間格差を是正するものだったと思う。

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2007年03月07日

2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その3)07.03.07

その3:小沢民主党の「生活維新」の系譜

 私の今回の質問は、政府と民主党の農政の差を際立たせることが1つの目標であった。
 民主党案は、自給率の下がった小麦、大麦、菜種等のすべての販売農家を対象に、1兆円(農林水産予算の約3分の1)の戸別所得補償を行うのに対し、政府は、4ha以上の認定農業者のみを対象に1700億円のみ。民主党は弱者に優しく、地方への所得再配分を行うこととしている。

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2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告(その2)07.03.07

その2:地域間格差の厳然たる事実
 まず、一般経済、農業の占める割合、子供・人口、教育、医療、安全・国を愛する心の6ページの資料で、それぞれ4~5項目ずつ、上位5県、下位5県を示し、地域間格差が厳然と存在することを説明した。その概要は以下のとおり。

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2007年3月1日予算委員会「地域間格差問題」集中審議報告07.03.07

3月1日の予算委員会の質疑は、NHKの国会中継で生放送されたこともあり、多くの方にご覧いただきありがとうございました。

この予算委員会の内容については、下記のようにホームページで数回にわけてご報告したいと思います。

1. 質問までの経緯
2. 地域間格差
3. 小沢民主党の「生活維新」の系譜
4. 直接支払いの面積要件問題
5. 軍事安全保障と食料安全保障
6. 犬の放し飼い問題
7. 質問を終えて
(報告の順序は前後します。)

また、質問の際に使った資料をみたいという声をいただきましたので、テレビ用に作ったパネルをホームページ上に掲載してご覧いただけるようにしました。

各質問の際につかった資料については、それぞれの報告と一緒に掲載しますので、合わせてご覧ください。


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2006年12月23日

民主党農政についての論説・解説委員懇 06.12.20記

<参院選の争点・農政>
小沢代表就任以来、民主党の農政に関心が集まってきている。
代表選の政権構想の中にも、全ての販売農家の所得を補償しようという「戸別所得補償制度の創設」を掲げている。
政府は、4ha(北海道10ha)以上の農家と20ha以上の集落営農組織(集落で固まって農業生産を行う組織を立ち上げた場合)にのみ「直接支払い」を実施することになった。
こうした政策の違いにマスコミも関心を持ち始めており、私も「ビートたけしのTVタックル」等に出演して解説してきたばかりだった(http://www.shinohara21.com/blog/archives/2006/12/post_41.html参照)。

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2006年10月05日

民主党の農林水産部門会議を開催しました

民主党NC(ネクスト・キャビネット)農林水産大臣として、挨拶をし、農水省から平成19年度予算概要を聞きました。

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2006年09月29日

NC農水大臣拝命

【これまでの延長線で仕事に臨む】
 民主党以外にネクスト・キャビネット(Next Cabinet:NC、次の内閣)と言ってもわからないかもしれませんが、我が国の民主党もイギリスのShadow Cabinet(影の内閣)をまねています。今回の民主党の新人事で、私はNC農林水産大臣に指名されました。といっても、当選して以来、鹿野道彦さん山田正彦さんと2代のNC農水大臣の下、農林漁業再生プランの作成、BSE対応、農政改革基本法の作成等ほとんど補佐し続けてきたので、その延長線で仕事をやることに何ら変わりはありません。
 ただ、来年の参議院選挙が「天下分け目の関が原の戦い」(小沢代表の就任演説)で、その鍵は29の1人区が握り、それを左右する一つの武器が農政の差という点が少々異なります。

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    初めての閣議に出席し、菅直人代表代行の話を聴く(右端)

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2006年09月27日

【メルマガ】長丘小・児童会長選挙と私の義侠心 9.25記

<またまた幻の河村たかし代表選立候補>
今日、民主党大会が行われる。小沢代表の無投票選出のシャンシャンク大会であり、我が民主党に参画してからサポーター党員の選挙が行われたことはない。私は今回も隣室の河村たかしさんのたっての願いで推薦人を引き受けていたが、またまた日の目をみなかった。

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2006年09月26日

民主党の次の内閣 農林水産大臣に就任しました。

民主党は9月26日午前に両院議員総会を開催し、新役員と次の内閣新閣僚を選出しました。
私は、次の内閣 農林水産大臣に就任いたしました。
安倍新内閣は、前農相の中川昭一氏を政調会長に据え、農政一本の松岡利勝氏を農林水産大臣にあてるなど、農政重視を打ち出しています。
さっそく臨時国会でも政府と農政論議を行っていきたいと思います。

2006年08月04日

【メルマガ】外務委員会で質問しました

【閉会中審査】
国会は現在閉会中ですが、重大な問題が生じた場合、閉会中審査といって、委員会を開いたり視察を行ったりする事ができます。
6月の閉会以降、北朝鮮のミサイル発射問題・イラクからの自衛隊の撤退・米国産牛肉の輸入再開問題等、外交分野で重要な事象が起こりましたので、8月2日に外務委員会を開会することになりました。
7月27日に民主党のBSE問題対策本部の会合が開かれ、私も出席しましたが、その席で外務委員会の武正公一理事から、「委員会で米国産牛肉の輸入再開問題を質問してほしい」と依頼されました。15分という短い時間ですが、引き受けました。

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2006年07月19日

国政報告会の様子が信濃毎日新聞に掲載されました

7月18日に東京で開催した国政報告会の様子が、長野県の地域紙信濃毎日新聞に掲載されました。

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全国後援会の国政報告会を開催しました

 7月18日に、東京・虎ノ門パストラルで、国政報告会を開催いたしました。私の
全国後援会は、年に1度総会を開いていますが、それだけでなく私の国会での
活動の話をゆっくり聞きたいという熱心な支持者の要請を受けて、初めての試み
として開催しました。
 

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2006年07月12日

【メルマガ】第164回国会 事後報告その5:環境委員会「鳥獣保護法」の審議

 5月30日の環境委員会では、「鳥獣保護法」の改正案について審議を行いましたので、概略などをお送りします。

【野生動物と共生していた祖先】
 鹿や猪は、万葉集にも多く詠われています。また、花札にもあるように、昔から身近にいて、我々の祖先はそれらとまさに共生していました。「鹿威し(ししおどし)」は、竹を水でトン、トンと落とす音で、農作物を荒らす鹿を追い払うというものですし、犬も猪、猿、鹿を追い払うために飼われていました。今、大騒ぎしているのは、人間が僣越になり過ぎたのではないかと思います。ちなみに、犬の放し飼いは法律ではなく条例で規制されているそうですが、中山間地の農家にまで、これを適用する必要はないはずです。

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2006年07月01日

【メルマガ】第164回国会 事後報告その4:超忙しかった今国会

私は、今国会は、外務委員会と環境委員会に所属しました。ちなみに、05年は予算委員会とイラク特別委員会、04年は農水委員会とテロ防止特別委員会でした。ところが、農政改革法案が政府案と同列に審議され、対案として民主党から提出し、その答弁者として答弁しなければならず、かなりの時間が割かれました。
 

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2006年06月21日

【メルマガ】第164回国会 事後報告その3:農業政策と07年参議院選挙

【完全に同列審議】
我々の農政改革基本法案は、農林水産委員会で政府の担い手経営新法と完全に同列に扱われ、30数時間議論されました。こんなことは前代未聞です。私の30年間の農林水産省の勤務中にはありませんでした。巨大与党の余裕かもしれませんが、自民党の国対なり農林水産委員会の理事の寛大な方針には感謝せざるをえません。
5月17日、我々の法案は否決されました。同じ日、厚生労働委員会では、同じように同列審議されていた医療制度改革法は強行採決されましたが、我が方は粛々と採決されました。採決時、自民党の鳩山郁夫議員が「民主党案のほうがいいぞ」と言いながら与党案に賛成して立ち上がっていたのが印象に残りました。

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【メルマガ】第164回国会 事後報告その2:環境委員会

【環境委員会は環境行政の応援団】
心ある政治家は皆、環境問題に関心を持っています。環境委員会に所属する議員は、最も政治家らしい政治家たちの集団ではないかと、私自身も含めて自負しています。
私の質問は、環境問題解決のための提案型の質問です。予算の権限を持つ財務省、外交の権限を持つ外務省、実際に環境規制のできる他の経済官庁などに向け、正論かつ具体的な提案を行うことで、環境行政の後押しをすることができます。
 今国会の環境委員会では、環境保全の基本施策、地球温暖化対策法、鳥獣の保護法の質疑で計4回(2006/2/24、4/28、5/12、5/30)質問に立ちました。質問の要旨を紹介します。

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【メルマガ】第164回国会 事後報告その1:外務委員会

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1.【06年3月15日 外務省の機構改革について】
1991~94年の3年間、パリのOECD代表部に勤務した経験から、外務省の組織のあり方について、提案型の以下の質問をしました。
① 語学研修は、英語は共通語であることから、仏・独・西語(2年)にも英語の研修を与え、逆に英語にはヒンズー語・スワヒリ語との特殊外国語を義務付ける(露・中・アラビア・韓については、2年の研修の他に1年の英語研修あり)
② 20歳代ないし30歳代前半までに、小国の大使館を経験させ、大使館全体の動きを学ばせる(エリートは、大国ばかりに片寄りがち。農水省には田舎の市町村との若手(入省3年目)の2年間の人事交流があり、市町村行政の全体を学んでいる)
③ 語学ないし国別のプロの他に、貿易問題・地球環境問題・軍事問題等項目ごとのプロも育成し、かつWTO・UNEP等の国際機関にも進んで出向させ、プロを作る。そしてその中から国際機関のトップを勝ちとる(UNESCOの松浦事務局長に続け)
④ 各省から大使館への出向は、定員を差し出さなくとももっと自由に認め、外務省は全体を取り仕切る事に全力を傾注すべき。

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2006年06月15日

長野市後町小学校の皆さんが議員会館にやってきました

長野市立後町小学校の皆さんが、修学旅行で国会見学にやってきました。
国会議事堂内を見学する前に、私の議員会館を訪問してくれました。

私が委員会で質問しているビデオを見てもらい、国会での仕事ぶりなどを話しました。
私の話に熱心にメモをとっているなど、真面目な訪問者の皆さんでした。

2006年06月14日

米国産牛肉の輸入再開に反対する集会の司会をしました

6月13日午後4時から、国会議事堂の直ぐ近くの憲政記念館で、「拙速な米国産牛肉の輸入を止める国民大集会」が野党4党の協力で開催されました。標準語をキチンと喋れない私が司会をおおせつかりました。講演は長野弁でも許されても、700人もの参加者には失礼に当たるのではないかと少々緊張しました。

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2006年06月12日

民主党パーティ前進2006

 私は、政治資金集めのパーティ(いわゆる「励ます会」)は開いたことがありま
せん。
高校時代の友人が総支配人を務める東京・錦糸町ロッテ会館で二度、内輪の国政報
告会パーティを会費(5千円)で開いただけです。全国後援会として会費3000円で
支 えていただいているのがあるくらいです。野党議員も1期生でも政治資金集めのパ
ーティを開いている者もいますが、私は、とりあえず、歳費と政党助成金、そし
て、自 主的なカンパでやってみようと思っています。

 しかし、民主党の資金集めのパーティには、20枚(すなわち40万円)のチケット
を売 ることが義務づけられます。昨年は10枚で、今後当選回数を重ねる度に増えていき
ます。押鐘全国後援会副会長はじめ、東京の友人・知人の皆様に購入していただ
き、 やっとノルマを果たしましたが、そもそも自分のパーティをしていないので、いつ
も四苦 八苦しています。

 ただ、嬉しいことに、偽メール事件があり民主党はあれだけゴタゴタしたのに、
昨年 を上回る多数の方に出席していただき、熱気が満ち溢れていました。新生民主党に
対する期待の表れだと思います。

 長野から望月秘書が偶然参加しました。他にも思いがけない人にも会い、二次会
で は、お世話になった方に義理を果たすことができ、ほっとしました。
 5月29日からの週は、珍しく5月30日(火)の環境委員会しか質問がなく、私も久
しぶ りにゆったりした気持ちになれました。今国会は延長もないようで、あと2週間
余、気を 引き締めてきちんと対応しようと思います。


2006年06月09日

【メルマガ】政治家と年齢

【50人対10人未満】
 自民党の総裁選に関連して、5月1日の各紙に50歳以上で当選した遅咲きの自民
党有志議員でつくる「知命立志会」(クローニンの会)が、福田康夫会長の下に開
催 されたと報じていました。前回に比べ約30人から約50人に増えたそうです。民主党
の衆議院議員はとみると、私の同期議員が都市部の50代の人を中心に、約半分が
落選し、激減してしまいましたので、10人もいないはずです。それだけ民主党は若
く から国会議員になっているのです。

【頑張る団塊の世代】 
『国会議員要覧』の生まれ年表でみると面白いことがわかります。前回は違った
の に、何と国会でも団塊の世代が幅をきかしているのです。
 生まれ年で1番多いのが昭和23年24人、2番目が昭和22年の19人、3番目が昭和
24年の17人なのです。なお、3位は、昭和19年、20年、27年、28年、33年と6年次
が ありますが、上位3年で括ると、24+19+17で計60人と団塊の世代が最多なのです。
くしくも人口構成を反映していることになります。

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2006年06月01日

【メルマガ】国会を黄色に染めよう!私の「菜の花プロジェクト」

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昔は春の風物詩として菜の花畑がどこでも見られ、日本人にとっての原風景でした。また菜種は、ナタネ油の搾りかすは肥料や飼料に・廃食油は軽油に代わる代替燃料(BDF)に使われるなど、循環社会の象徴でもあります。
国会には、循環社会を考えようと、菜の花議員連盟というのが2002年7月にできています。

私は、菜種の見直しを図るために、さらに国会の周辺を菜の花で埋め尽くそうと考えました。そこで、昨年の夏に、秘書と一緒に菜種を採りに行きました。
国会の議員会館の裏手には空き地が点在しているのですが、その中で私が予てから目をつけていた、菜の花が群生している所がありましたので、そこで菜種を採取しました。この地域を巡回しているお巡りさんもびっくり、怪訝そうな顔をしながらも「ご苦労様」と言って立ち去っていきました。
しかし、間の悪いことに採取を終えて、塀を乗り越えて出ようとしているところを旧知の政治評論家の鈴木棟一氏に見つかってしまい、さっそく夕刊フジ(首都圏の駅などで販売されている夕刊紙)のコラムに取り上げられてしまいました。
その後、しばらく事務所に置いて乾燥させていました。しばらく事務所の中は、草刈後のような匂いが漂い、来客の皆さんも不思議そうな顔をするので、袋いっぱいの菜の花を見せながら説明をしていました。

秋の総選挙の後、再選を果たせたので、会館を管理する事務局に承諾を求めました。
秘書が電話をして「議員会館の周りに菜の花を植えようと思うのですが、よろしいですか?」「菜の花ですか?」と事務局でも戸惑い、課長さんが事務所に飛んできました。そこで、菜の花は循環社会の象徴であり、会館の周辺の景観にもよいからぜひ蒔かせてほしいと話したのですが、「前例がない」ということで難色を示しました。
いろいろ交渉した結果、「こちらは勝手に蒔く、それについて止めはしないが協力もしない」ということで決着?をみました。

そこで、11月18日の夕刻目立たなくなってから、秘書とこれまたこっそり会館の周りの土手に蒔きました。しかし、緑地帯は崖になった急斜面上がほとんどなので、土を掘って埋めることが難しかったので、止む無く、斜面の上から蒔くしかありませんでした。ただ、一部平地などもありましたから、土を掘って埋めたりしました。

そしてこの春、私のいる第1議員会館の会議室棟からは、きれいな黄色の花を付けた菜の花がびっしり生えてきました。残念ながら、土を掘らなかったので、種が斜面上を流れたため、崖の下のほうに偏ってしまいましたが、それでもしっかり咲いています。また、土地が痩せているのか、陽はよくあたるのですが、茎も細いか弱い菜の花でした。
それでも会議室からの眺めはなかなかのものです。やはり景観にもとっても効果のある花です。
民主党の農政改革基本法案が本会議に上程された時には仲野博子議員が、私が会館の周りに菜種を蒔いた話を紹介しました。農水委員会では私が答弁に立った日にも紹介しました。また、環境部門会議が終わった後に、皆さんが菜の花を眺めながら、盛んにこの取組みをほめてくれました。
「もっと大勢で菜種を収穫して、来年はもっと大大的に菜種を植えましょう!」とも言ってくれて協力を申し出てくれている同僚議員も現れました。
皆さんも春に国会裏の議員会館を訪れる時があれば、辺りを見回してください。きっと黄色の小さな花を付けた菜の花がいっぱいになっている光景を目にすることでしょう。

2006年04月27日

菅元代表、農政で熱弁をふるう

-農水委員会で民主党案と政府案の質疑始まる-

農水委で答弁する篠原、隣は中川農水大臣
農水委で答弁する篠原、隣は中川農水大臣

<政府案と民主党案を同時に審議>

4月5日、農水委員会で政府案の担い手新法(農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律案)と民主党提出の農政改革基本法(食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案)との審議が始まりました。

先日お伝えした3月17日の本会議での法案趣旨説明と代表質問を受けて、農水委で審議が行われますが、与野党間で30時間の審議が確保されました。

初日は、午前3時間・午後3時間の合計6時間の審議になります。民主党の農政改革基本法には、私も含めて提出者が5名います。先日の本会議では私のほかに、山田正彦NC農水担当と仲野博子議員と岡本充功議員とが壇上に立ちました。この日の農水委ではもう1人の提出者である菅直人議員にも出席してもらい、独自の農政感を述べてもらおうと思っていました。

<菅さんの代表選出馬表明とぶつかる>


そうしたら、全く予期していなかったことですが、前原代表が辞任を表明し、民主党代表選が4月7日に開かれることになり、菅さんも立候補が取り沙汰される身となりました。前日の4月4日に、忙しい中を縫って法案答弁の打合せをしましたが、菅さんの並々ならない熱意が伝わりました。その後に、報道もされた鳩山会館での観桜会です。

4月5日当日は委員会が開かれる衆議院別館前は雨にもかかわらず、朝からマスコミの皆さんでごった返していました。この日にも正式に立候補表明される、という情報が飛び交っていたので、菅さんのコメントを取ろうと押しかけていました。

農水委員会が開かれる17委員室の中も、テレビクルーも含めて30人ほどが詰め掛けました。

さすがの自民党委員もあまりの注目ぶりに驚きのようでした。

<自民党の質問に菅さんもヒートアップ>


委員会では冒頭自民党の二田孝治農水委理事がトップバッターとして質問に立ちました。

質問の終盤に、二田理事は民主党案に対して質問しましたが、その中で「民主党案は全く不可能な政策で農業者へのアピールにすぎない。初めに1兆円の予算ありきのバラマキ法案だ」と声を荒げて菅さんへの見解を問いました。

これに対して菅さんもアドレナリンが増えたのでしょうか。以下のように答弁しました。

「私は2004年の代表当時、農山村の再生なくして日本の再生なし、との思いで農林漁業再生プランを作った。その時2つの政策目標を掲げた。1つは農山村で子供を産み、育てられる環境を維持できるような政策、もう1つは食料自給率を向上させる政策、これによって地域社会を復活させる。初めに予算ありきでは全くない。むしろ国民の皆さんの理解が得られれば、1兆円以上の予算を入れて農山村を活性化したいと思っている。二田理事がおっしゃることはもっともで、日本の農業を真剣に考えたときには、政府案より民主党案の方がふさわしい。」と5分以上もかけて力説しました。

質問時間がなくなりかけていたので、二田理事は最後に「菅さんの答弁はあまりに日本の農業を知らなすぎる」と発言して質問を終えました。

<菅さんの農業観>


するとその発言に一層刺激されたのか、続いて質問に立った民主党の筒井信隆議員の質問の冒頭で、再び答弁に立った菅さんは、さらに熱く語りました。

「確かに農業についてはまだ勉強不足だ。しかし、私は山口県に生まれ、17歳までそこで育った。代表になった後も各地の農村を訪ね歩いた。小泉政権の農山村切捨て路線ではなく、私は地域が再生する為には、農山漁業の再生が大事だということを認識して再生プランを作った。農業は産業であると同時に、他の産業とは異なり、国の本質・原理なのだ。六本木ヒルズばかりが日本ではない。農村地域にこそ日本がある」

と、その前の答弁以上の時間を使って答弁しました。まだまだ話足りないような、言葉が溢れでてくるような答弁でした。

相手の批判に対して真正面から受け止めながら反論をしていく、菅さんの答弁を感心して聞いていましたが、日本の農業にこれほど傾注している人物が民主党の代表選に立候補しようとしているのに頼もしくも思ったのは私だけではありません。

<今後、農水委員会で1ヶ月にわたり審議>


菅さんが答弁席に座るのは、これで終わりですが、その他の具体的議論は私や山田さんが担当して、本格的に議論をしていくことになります。

私も答弁に立ちました。政府案では一部の農家だけを保護していこうとしているのに対して、民主党案では、まず日本の農家に体力を付けてもらって、その中から規模を拡大していくような農家が増えていくようにすべきと考えています。そもそも今回政府案に盛り込まれている農家の所得を直接保障する品目横断的な直接支払いにしても、3年前までは政府は「まったくやるつもりがない」と言っていたのです。しかし、民主党の農業再生プランができて、その中に直接支払いが盛り込まれて、政府も出さざるを得なくなったのです。

国民に安全な食料を供給するため、そして菅さんの言うように農山村を維持するためには、どちらの政策がいいのか。これから1ヶ月あまりしっかり議論をしていきたいと思います。