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2008年09月19日

役人(農林水産省)への未練とWTO農業交渉08.09.19

<M農林水産審議官の初心貫徹>
 9月10日にジュネーブ入りしましたが、同じ時、M農林水産審議官が、WTO農業交渉の再開に向けた事務レベル協議にジュネーブ入りしていました。一年後輩です。在任2年、日本農業の将来を左右する瀬戸際の交渉の事務方の最高責任者です。熊本生まれのまじめな男で、入省直前に我々48年組が招待した49年入省組の歓迎会で、「将来留学したい」と明言していた姿を克明に覚えています。

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2008年06月15日

サマ―タイム導入法案の顛末      08.6.15

<全議員根回しの理由>
 前号で報告しましたとおり、6ページのペーパーを作り、参議院の議員会館を手始めに、ほぼ全議員を、私自身が2人のインターンを連れて回りました。なぜかというと、サマータイム法案は、臓器移植法案と並んで「党議拘束」がなく、個々の価値観、識見で採決する典型的な事例とされていたからです。普通は、各党で議論をして、各党で可否を決めるのですが、例外となる代物なのです。一人一人に訴える以外に国民に不便を強要する法案を阻止する方法が残されておらず、時間がありませんでした。
 中には私が説明すると、「何だ、時計を変えるなんて知らなかった、ただ1時間始まる時間を早くするだけかと思っていた」というような方もいましたし、問題は提起できました。

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2008年04月18日

道路特定財源・森林環境税化再論- 一般財源化礼賛は疑問 -08.04.18

― 道路特定財源はGood減税・Bad課税の原則にのっとり、大半を納める地方に還元する森林環境に改めるべき―

(60対30の数字の意味)
福田総理の、道路特定財源の一般財源化は一つの進捗である。全体をみると現実的であり、踏み込んでおり、捨て身の提案になったのではないかと思われる。「政治を動かすのは国民だ」この言葉に嘘はない。よくよく考えてみたら、国民が一般財源化を求めている。つまり、一般財源化を求めているというよりも、道路ばかりに使われるのはよくないという評価を下したのではないかと思われる。読売新聞の世論調査によると国民の58%が賛成、反対が28%。ガソリンの価格が下がったことは56%が賛成、31%が反対。面白いことに、60と30という数字がいろんな所に出てくる。3分の2の再可決には57%が反対、27%が賛成している。内閣の支持率は28%、不支持が58%。民主党の今回の対応に対しても評価が30%、評価しないが59%。


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2008年03月21日

道路特定財源の行方:中川秀直元幹事長の調整手腕に期待する08.03.21

3月21日記
<中川発言の意義>
 3月19日小さな記事に、中川秀直元幹事長が、道路特定財源を環境税にと述べたことが報じられています。私が一ヶ月前のメルマガ・ブログで明らかにした森林環境税の考えとおなじ基盤に立つものです。当然ですけれども、とりあえず1~2年現行で行き、議論をして1~2年後に環境税にもっていくというものです。さすが、自民党の幹事長も勤めておられた方の落ち所です。私の案は、暫定税率廃止という民主党案に気を使い(?)とりあえず1~2年廃止して、その後に森林環境税にと順序が違うだけです。中川案の方が現実的です。

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2008年02月28日

旬を忘れた日本の食生活08.02.28

 細かい日にちは忘れましたが、2月頃のNHKの番組で、冬のイチゴ(「アイベリー」)を旬体感として報じていました。季節感が完全にズレているのが分からなくなった典型例です。

 2000年秋に、オランダのマーストリヒトでの持続的農業ワークショップの3人のゲストスピーカーの一人として招かれて、45分間話しました。そこで、はじめて英語で地産地消・旬産旬消の話をしました。今考えると拙い英語で“Produce There, Consume There” “Produce Then, Consume Then”と言っていましたが、通じたようです。(今は”Produce Locally, Consume Locally” “Produce Seasonally, Consume Seasonally”で統一しています。)質問時間には80%私に集中しました。
 そこでのイチゴのやりとりをわかりやすく紹介しておきます。
「日本のイチゴの生産全般は、いつが一番多いか。驚くことに12月。何故か、Xmasのショートケーキの上にイチゴをのせることから始まり、冬のイチゴが定着した。日本人は紅白を縁起がいいと考え白いケーキに赤ということにこだわる。」
 これに対して、質問時に、
「日本は南半球の国で、キリスト教国かと思った。」といったユーモア溢れる前置きがつけられました。

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