出馬表明記者会見
2003/09/27、17:45

 篠原さんが、ホテルメトロポリタン長野で記者会見し、次期衆院選長野1区に民主党公認で立候補する、と正式表明しました。

応援出席者は、民主党長野県連から
  羽田孜 代表(衆議院議員)、
  北沢俊美 副代表(参議院議員)、
  羽田雄一郎 副代表(参議院議員)、
  堀込征雄 幹事長(衆議院議員)、
  倉田竜彦 事務局長(県議会議員、司会)。
報道陣は、約50名。

 羽田代表から「篠原さんは、本業の農政はもとより、環境問題、人口問題、食糧問題など現代社会に共通の問題にも大変明るい。官僚としての枠に捕らわれない行動半径、広い視野を有し、国際経験も豊か、発想もユニーク。日本の将来になくてはならない人。民主党主導の政権交代の一翼を担ってもらいたい」と紹介されました。 篠原さんは、これに答えて出馬の決意を述べ、記者の質問に答えました。

新聞各紙の翌日の記事を紹介します。

(信濃毎日新聞)
「今でこそ食の安全や環境問題が農政の本流になってきたが、私は皆が目を向けていない時から大切と言ってきた。これを政治の立場から進めていきたい」と決意を述べ、地域内で採れた食物を消費する「地産地消」や生物資源をを使うバイオマスエネルギー普及を政策に掲げた。三十年間行政に携わり、政治家の行動を見てきたが(自民党という)同じ穴の狢の人に本当の改革はできない」と政権交代を訴えた。
(毎日新聞)
「羽田先生から熱い誘いを受け、また、今生きている人たちが幸せになっていく社会に変えていくためには一役人では足りないとも思い決意した」と述べ、「循環社会の実現など環境を重視する政策を政治の場から進めたい」と意気込みを見せた。
(中日新聞)
「閉塞感が漂っている時代に思い切った改革が必要だが、一役人では足りないと感じた」と説明。得意とする農政分野の政策を強調し「昔の夢をもう一度というちゃちな構造改革ではだめ」と政権交代の一端を担う決意を語った。

そのほか、篠原さんは、次のように記者の質問に回答しました。(順不同)

Q:田中知事が、民主党の県連が官僚(篠原さん)に出馬要請したことについて「OSの変換がままならない方々がいらっしゃるんだなー」と批判的発言をしているが、どう思うか?
A:官僚にも作家にも色々いる。立派な人もいれば、批判されるべき人もいる。官僚だからどうの、作家だからどうのというのではなく、志が高ければ皆に受け入れられるのではないか。知事とは、「構想日本(JI)」の勉強会で同席したこともある。私は、むしろ性格や考え方は知事に似ているところがあると思う。
Q:田中知事に応援を要請する予定か?
A:(堀込征雄先生)今のところ具体的には考えていない(県連役員)。
A:しかし、応援をして頂けるかどうかと言うよりも、私はまず、知事はじめ、市町村長の皆様にご挨拶に伺いたいと考えている。
Q:篠原さんのめざす政策の一つである「緑の雇用創出による循環社会の実現」に「川の整備にしてもコンクリートばかりではなく、柳や桜の並木でも補強できます。・・・森の再生すなわち緑のダムも有効です」としているが、これは田中知事に影響されたものか?
A:これは知事の受け売りでも何でもなく、私も以前から主張していることです。環境保全、社会資本整備などについて同じような考えを持つ知事と協調していければと思う。
Q:自民党、または小坂氏に対抗することになるが、アピールすることはなにか?
A:農政や環境問題は、どの党も同様に関心を持っている問題だ。しかし、民主党がこういう問題により関心を寄せ重要な政策課題としているので、民主党から立候補することにした。
これに関連し、北沢副代表が、自分の主義主張に信念を持たず、安易に政党を行き来するような人は信用できない、と苦言を呈した。(小坂氏は、自民党で衆議院議員初当選、その後新生党に入党、新進党・太陽党・民政党結成に参加するまで羽田氏と歩みを同じくしたものの、5年前の参議院議員選挙の最中に突然自民党に復党している。現橋本派)
以上
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