10/22 総決起集会〜友より〜

 「しのはら応援団」としてすることは応援団に加わる人を増やすこと。まずは、地道に同級生への電話からと一九回名簿を見回す。一九会に毎回のように参加する人には連絡がとりやすい。今年、長野へ転勤してきて久方ぶりに参加した人もいた。しかし、ずーっとご無沙汰という人は、近況が分かリにくいだけにどうやって切り出そうかと考えてしまう。一九会のなかでも、小・中学校が一緒だったとか、私を覚えていてくれそうな人から始める。

 「聞いていると思うけど、篠原くんが選挙に出るので応援したいと思って・・・」「やっぱり、あの篠原だったのか。女房に俺のクラスにも篠原がいたと話したけど、ちがう篠原かもしれないと思っていたとこだ」「あの篠原くんなので、一緒に応援してくれない」「事務所には行かれないが、投票はするよ。待って、女房も応援すると言ってくれって」という会話あり。また、他の人と電話を変わったりして、近況報告やらミニ同窓会になっていく。

 一方、県庁勤務の同級生たちは「今は、選挙に対して厳しくて全く何もできない。気持ちでは応援している」と言う。公務員や教師をはじめ公的な職にある人は、選挙では動けないだろうし、「権力行使」で特定の候補の応援活動をしてはいけないと思う。しかし、現在、この立場にある同級生の数は少なくない。苦しい選挙だと改めて感じた。

 ほかにも、不在でなかなか電話がつながらない。札幌や東京から駆けつけ、何でもやってくれる人がいたり、それなりに活気づいているが、肝心の地元の動きが鈍い。事務局長から、「総決起集会に動員せよ」と発破かけられる。どうしよう・・・?

 22日の総決起集会にむけて改めて電話をかける。出張だとか、帰宅時間が遅いとか、なかなか同級生本人はつかまらない。それでも、奥さんに1度でも会ったことがあると、伝言としてお願いできた。本人が出ても、会合だとか予定があるとか、なかなか、参加の返事がもらえない。
「その日は、仕事で行けないけど、ポスターをもらいに行く」とかでも、言ってもらえると、元気が出てくる。

 そんなわけで、当日、会場の県民文化会館に向かう車中でも不安がよぎる。集まりが悪いかもしれない。しかし、ともかく行かなければと気がせいてくる。途中から、渋滞で車が進まない。もしかしたら、これは皆、参加する人たち? そうであればいいなあと半信半疑の状態。車の横をいくつものグループが通り過ぎる。やっぱり、皆さん会場に向かっているのだと思えるようになった。

 道路わきの駐車場や空き地に車を置いて行きたいと思ったが、そうもできずにひたすら待つ。20分か30分かかって、カトレアに止めて1000円払って、駆け足で会場に飛び込む。

 たくさんの人の熱気があふれてくる感じ。入りきれないみたい。ロビーで「本のコーナー」に立って人の流れを見る。会合だとか都合が悪いとか言ってた人たちが何人も来ている。何年も会ってないのに、思わず名前を呼んでしまうほど、懐かしい顔。皆の存在が心強い。

 会場に入っても、空席はなかなか見つからない。運良く滑り込んで話しを聞く。 篠原くんを誉めたり持ち上げたり、応援演説にも力が入る。インタビュー形式で、篠原くんの紹介ということになった。動機や方針を聞いていると、昨年の同窓会の講演で聞いたことと重なってくる。
「地産地消」・「食の安全保障を」というのは、私のみならず多くの人の切なる願いに通じる。オールマイティのスーパーマンというわけにはいかないだろうが、このことだけは、実現させてほしいと思う。

 そして、中高後援会長を務める須藤くんが立つ。篠原くんとの交流を通じてのエピソードを素朴に紹介した。「そういう篠原が大好きです」と繰り返す声を聞いているうちに涙が溢れてきた。

 紛れもなく、篠原くんは民主党から立候補する。そのことが是か非かは、私には、正直のところよく分からない。しかし、彼が闘いに立つという現実をこうやって受け止めて、応援しているのだと実感する。

 散会になって、退場しようとするときも、予期しなかった顔が見えた。「名前は出せないが、個人として応援しているから」という声。遠くて声もかけられなかったけれど参加してくれた面々。うれしかった。闘いはここからという力が湧いてくる。

 世間的には、知名度が低いことは否定できない。この集会に参加した人たちが、そして篠原くんを当選させたいと願う人たちが、自分の周りの人たちに、名前と顔を知ってもらうことを着実に進めるしかない。1人でも多くの人に広めたいという気持ちが、からだのなかから、出てきたと感じる。あと2週間、楽しんでみよう。

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