参院選週間報告(6/29〜7/11)

7月14日記

(既に選挙結果がでましたが、新米代議士―といってもちょっと違った役割をさせられておりますが―の参院選をご理解いただくために、続きの活動メモをまとめておきます。)

6月29日(火)

  • 午後、五十川真季子陣営に連れられ、農協及び市町村の農政部にあいさつに回る。
  • 夕方、個人演説会のトップバッターと思いきや、その前に急遽15:00から2時間余の農政講演会。十数人の熱心な関係者の会合が個人演説会直前まで続き、クタクタ。
  • やっと弁当にありつけるも質問攻めとなり、「食べさせてください」と懇願。選挙とは別に再び福井に来ることを要請される。
  • 途中、辻一彦元代議士と夫人がわざわざ会いに来られる。パリにおられる娘さんのお世話したお礼とのことだが、律儀さに恐縮。辻さんとは1983年の福井の農政研修会で知り合って以来の仲。
  • 18:00より、20分話をして、すぐ芦原温泉駅―米原―東京。東京泊。
  • 五十川候補は、美人のお姉さんアナウンサーでファンが多いことがわかる。 (五十川さんは残念ながら落選)

6月30日(水)

  • 畏友 大久保の関係会社の設立パーティのため中野入り。
  • 7/3、7/10の日本農業新聞の広告の原稿作成、送付。以下4日まで長野泊。

7月1日(木)

  • 8:00 北陸信越のブロック候補渡辺秀央さんと長野駅前街宣、その後、北沢さんと2企業を挨拶回り。
  • 12:00 農協ビルにて北沢俊美農協総決起大会。
  • 14:30 中野市制50周年記念式典で挨拶。C調の挨拶が誤解を招いたかも知れず?(別途報告)
  • 夕方、日出英輔候補(自民党比例区)の街宣車が長野事務所前に止まる。私が尊敬し、「役人の1つの模範」としてきた人であり、スリッパで駆けつけると、ウグイス嬢が「わざわざ走って駆け寄ってのご支援ありがとうございます」と大声。こちらは民主党代議士。変な組み合わせだったが、本人はおらず、ただ、旧知の秘書の市原さんと握手して健闘を祈る。 (残念ながら、日出さんは当選できず、悲しい限り)
  • 19:00 飯綱福祉センターで北沢俊美個人演説会。下条みつさん、羽田雄ちゃん、私と3人が並ぶ。これに対し、北沢さんは、「前回は、選挙の1年ちょっと前に同志の代議士が自民党に戻り、直前にまた1人戻り、雄一郎さんはまだ参議院議員でなかった。それを今ここに3人の若い同志が並んで応援弁士をしてくれるなんて夢のようだ」としんみり。それだけに政権交代に向け頑張ると決意表明。

7月2日(金)

  • 強行軍がたたり、風邪気味になるも休めず。
  • 終日、自分の選挙の時にはあまりやらなかった「カラス」(街宣車から北沢さんの応援をお願いする)を行う。これは、うまい羽田雄ちゃんに任せるのが一番。本人に言わせると、「20歳のときから、ほとんど選挙区に帰らない父の代わりにずっとやり続けているので、うまくなって当然」とのこと。しかし、才能であり、どうも父譲りらしい。
  • 17:30 長野駅前で、元スリーファンキーズ、現水戸黄門のうっかり八兵衛の高橋元太郎さんともども渡辺秀央さんの街宣。
  • 18:30 メトロポリタンで渡辺秀央個人演説会。 (渡辺さんはぎりぎりで当選。めでたし、めでたし)

7月3日(土)

  • 朝から豊田、飯山、中野、須坂と街宣。風邪気味なのに疲れる。
  • 13:30 「北沢俊美を囲む女性トーク」で、北沢さんの盟友「バンちゃん」(釘宮盤大分市長)、女優の東てる美さんとともに2時間半のトーク。「私のときはこんないい会合はなかった」と場内を笑わす。
  • 畏友 大久保の本業である長野金属工業の協力会の会合に参加。その後、女性トークの参加者、北沢英男さん(羽田孜さんの敏腕秘書)と「りんごで育った信州牛」を会食。久しぶりに食べ過ぎる。

7月4日(日)

  • 連日の無理がたたり、風邪が悪化。そこで午前中、マンションで静養。
  • 12:00 川中島西友前街宣。岩国哲人代議士が参加。話が筋道とおっており、かつうまい。
  • 14:00 長高の友人、林氏のご母堂の告別式に参列後、14:30 長野駅前で、東てる美さん、岩国さんとともに北沢さんの街宣。
  • 15:30 しなの号で名古屋―京都―守山と乗り継いで、夜20:00より守山のホテルで農政勉強会。夕食抜きだったので、23時頃、三日月大造代議士の元気のよい若い秘書とラーメンをすすり、守山泊。

7月5日(月)

  • 6:00 起床。6:10より近くの精米所で農政勉強会。
  • その後、林久美子候補と顔を合わせるべく、対岸の堅田へ。途中、故松井浄蓮さんの仏前にお参り。敬愛してやまなかった先輩、城知晴さんの実家もすぐ近くなので仏前に花を供えてお参り。
  • 林候補は、五十川候補(福井)と同じくアナウンサー。小柄で子持ちという点で舟山さんと瓜二つ。ただ、少々バテ気味で体力が心配。
  • 間に合えば、群馬の富岡候補の個人演説会に行こうと思ったが、調整がつかず断念。東京泊。 (林さんは見事当選し、幼児を抱いて記者会見。舟山さんにも同じことをさせてやりたかったと、悔し涙が出てくる。)

7月6日(火)

  • 静岡で激戦を続ける海野さんを2回目の応援。吉田町の静岡空港反対の集会で中海干拓の中止を例に海野さんの主張(静岡空港反対)に賛意を表す。しかし、静岡の衆議院議員が1人を除いて全員もう1人の民主党候補の応援に回っており心配。
  • 海野さんの政策秘書だった中村哲治代議士(2回生、奈良、父が昭和22年生まれとかで、私を「お父さんと同じ団塊の世代の人」と称し、私は愕然)も必死の応援。 (我々の応援もむなしく、7,000票差で落選。やりきれない気持ちになる。)

7月7日(水)

  • 12:00 大先輩内村良英さんの告別式に参列。選挙期間中であり、ご焼香をさせてもらってすぐ帰らせてもらうつもりが、お経を読むすぐ近くまで案内され、ずっと参列。国会議員なので、皆さんと一緒というわけにはいかないということを痛感。 内村水産庁長官時代に水産庁企画課の係員として仕える。普通は相当隔たりがあるが(年次差28年)内村さんはなぜか部長や課長を飛ばして、私を昼食に誘うことが何度もあった。年次差が10年そこそこの先輩はどうも小物(?)になったが、このくらいの年次の方々は大人物が多く、私のような役人を可愛がってくれた。
  • その後、あさま号で長野入り。車中、応援の末松義規代議士(東京)と一緒。
  • 18:00より長野1区の私の地元、飯山、中野、須坂と3つの個人演説会場を回る。ポスターを張ったり、垂れ幕を下げたり、会場の設営が大変。何よりも何人集まってもらえるか気を揉む。聴衆は、飯山は連合・農団労の人たちが中心で、中野は友人・知人の篠原後援会、須坂は半々と、それぞれが違っていた。いずれにしても、ポスター張りといい、皆さんには大変労力をかけることばかりで頭が下がる。
  • 末松さんとは夕食でもゆっくりと思っていたが、明日の予定が早いということで、その夜のうちに帰京され、信州の旨いものをふるまえず。
  • 途中、小布施の桜井佐七さんの喜寿記念コンサートに顔を出したりしたので、時間調整が大変。私も最終のあさま号で帰京。
  • 車中で旧知の山田全中常務(群馬の日出さんの会合から帰る)と会い、ひとしきり農政談義。東京泊。

7月8日(木)

  • 12:50の便で徳島の東条恭子候補の応援に駆けつける。街宣の後、ミニ集会のある吉野町へ。
  • 午前中は末松さんも応援に来ていた由。私は中根康浩代議士(愛知)と一緒に街宣。スタイル違えどほれぼれするうまさ。政治家は皆、口が達者と感心。徳島は他にも数人の応援あり。民主党のマドンナの1人高井美穂ちゃん目当て(?)の応援が多いと実感。
  • 東条さんは、元体操選手の肝っ玉母さんで50歳。違った意味で、大衆の支持が受けられることを直感。徳島泊。 (残念ながら13,000票差で届かず)

7月9日(金)

  • 早朝徳島発、羽田で飛行機を乗り継ぎ、山形入り。安倍自民党幹事長と同じ便。あちらは幹事長で、こちらは1回生議員。応援する気持ちは上でも、SP付き、番記者連れとは大違い。
  • 選挙期間も残すところあと1日半、街宣車がフル回転で私も同乗。
  • 鹿野NC農水大臣が車のドアで手に大怪我、痛々しい包帯。
  • 舟山さんの最後の個人演説会場で話すも、ついに一度も本人の前で私の話ができず。事務方が最後に私に一言と配慮してくれたが、遅い時間なので遠慮してついに何もなし。やり方が各陣営で違うのが各地の応援に回るとよくわかる。
  • 7/10の最終日、菅前代表が再度山形入りすることが決定。今夜中に米沢入りされるということで、舟山さんと同じ車で米沢のホテルで挨拶。23時を越える。米沢泊。

7月10日(土)

  • 早朝のつばさ号で、米沢―大宮―長野と乗り継ぎ、北沢さんの最終応援に長野入り。
  • あさま号の中で、森喜朗前総理と同列となり、挨拶。森派の上野公成候補が形勢不利なので応援に高崎入りされるところ。気さくな方でしばし歓談。私は、森さんが環境庁長官に抜擢した川口順子外相(私の内閣府時代の上司)の話をする。そういえば、選挙期間中の移動は、同じように動いている関係者とよく鉢合わせする。
  • 7月上旬に兆候のでた風邪を医者にも行かず、1年前(農水省の現役時代)の残りの薬を飲み、休まずに(休めずに?)いたため、声の調子も悪く、体もだるい。そこで街宣車には乗らず街頭演説のみ参加。
  • 20:00 北沢事務所で遊説隊の解散式。ぐったりして就寝。

7月11日(日)

  • ゆっくり休んで、夕方、開票を待つ会場へ。着くやいなや北沢さんの当確。20:10には万歳三唱。私のときは24時近くだったのにえらい違い。
  • 432,287票と若林さんを144,575票も離し、かつ前回より13,783票上乗せして「ぶっちぎり」圧倒的勝利。これで3期目の活躍に重しが増すこと必定。
  • 北沢さんの代わりに須坂、中野の事務所を回り、お礼の挨拶。再び会場に戻り祝賀会に参加してやっと就寝。

以上が、私の参院選です。農林漁業再生プランに振り回され、都合10県13回の全国応援。それ以外は北沢さんに全力投球。久方ぶりに風邪をこじらせる羽目になった夏の過酷な1ヶ月でした。

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