菅直人農林漁業再生本部長の農業への思い入れ

7月30日、臨時国会開会後、菅さんに呼ばれ、今後の打ち合わせを行いました。

TVで盛んに報道されたとおり、四国でお遍路さんをやって来られた直後で、頭は丸坊主、まん丸で坊さんによい頭だとほめられたとご満悦(?)。

話の内容は、悟りを開いたのとは程遠く、民主党の政権交代に向けて、今後は農村を遍路(行脚)して歩き、田舎の選挙区でも同士を増やすのに貢献する相談でした。

菅さんが1月13日の党大会で農業再生の口火を切り、再生プランを作り、27の1人区で10ぐらいは勝ちたいと言い出しました。4月下旬から5月下旬までの民主党のゴタゴタでそんな目標は吹っ飛んだかにみえましたが、13勝14敗と大健闘したのです。菅さんは農村にアピールすることについて自信を強め、次の衆院選に向けて動き回ることにしたのです。何といっても人気というか顔は知られています。田舎に行くと喜ばれます。

ただ、髪の毛が伸びた9月中旬以降にしてほしいというのにはクスと笑いが漏れました。

さて、どこを回るかとなると、群馬県のように5選挙区のうち1区の候補者が決まっているだけで、他の4つはまだ候補者すら決まっていません。そういう所に行っても仕方ないので、候補者の決まっている農村地区の多い選挙区で、集会が開かれる場合にどんどん出かけて行くことにしました。参院選の1人区で農政アピール効果を受けて、農林漁業再生運動本部には会合への出席要請が多く来ていますが、これを私が続けると、私の選挙区が疎かになりがちで、さて私がどの程度関わるか思案中です。

菅さんは、この直後の民主党東京都連の会合でも、専ら農業の話しかしなかったそうです。菅さんは、日本の再生は農業の再生しかないとの思いをますます強めておられるようです。

四国のお遍路の途中も、田舎の皆さんに親切にされたようでして、そうした優しい心根を持つ農村地域社会を何とかしてやらなければならないと確信されたようです。

(注) 9月13日の党大会後、菅さんはNC国土交通大臣になられ、本部長は鹿野前NC農林水産大臣に代わりました。菅さんは顧問になられ、また、新しい体制で全国行脚を続けることになりました。

9月16日長崎、9月30日茨城、10月4日山口と農業・農村行脚が始まっています。私は、このうち長崎と山口に同行するほか、私単独での地方講演もいくつか予定されています。

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