参院選週間報告(岡田新代表ほめ上げ編)

岡田さんは実は党内ではあまり評判はよくないんです。(笑)

堅物、頑固、原理主義者といわれ、融通がきかず、バレンタインのチョコレートすら突っ返すんだそうです。(笑) 私は、贈ったことがないので真実は知りませんが・・・・

しかし、それが党代表になって参院選の顔になった途端、「まっすぐに、ひたむきに」です。言い得て妙ですが、よく言えたものです。(笑)

ですけど、このブレないまじめな政治家という一点は、私は絶対的信頼を持っています。岡田さんは、羽田さんたちとともに10年前自民党を飛び出しました。ほとんどが大臣になりたかったり、与党の旨味が恋しくて自民党に戻ってしまったのに、岡田さんはずっと非自民を貫き通しているのです。旧自由党の人は、自・自なり自・自・公で自民党と組んでいます。さきがけの人も自・社・さで同じです。

鹿野NC農水大臣によると、自民党を飛び出してずっと非自民を貫き通している同志は7人しかいないそうですが、その1人なのです。若くて有望なので、自民党からは戻って来いと誘いが何回もあっただろうと思います。女性の誘惑にはどうかよく知りませんが、少なくとも自民党の誘いには強かったようです。(笑)  その意味では、「まっすぐに、ひたむきに」は、本物です。今、新生・民主党は、政権交代を狙うに本当に相応しい党首を迎えました。私の地元の羽田さん、堀込さん、北沢さんも全く同じ目的で信念を貫き通している政治家なのです。私は、この人たちの心根に打たれ、政界に入りました。

岡田さんは若くてまだ先がありますが、60代半ばを超えたお二人、そして鹿野さんには、もうそろそろ政権交代を成し遂げて、歯をくいしばって頑張ってこられた方々の夢を叶えてあげたいと強く思っております。

岡田新体制への期待度について、職業分野別にインターネットのモニター調査をしたところ、意外な結果がでました。皮肉っぽい見方をするマスコミが一番期待度が低いのはいつものとおりですが、驚いたことに農林水産業関係者が一番期待度が高かったのです。

選挙戦が始まる前、1〜3回生議員の会合に新代表として招かれたときにニコニコして私のところに近づいてきました。
「篠原さん、私は菅さんと違って猿もでる三重の選挙区だし、顔も田舎っぽいので、農家の皆さんに親近感を持たれているんですかね」と冗談めいたことを言い出しました。(笑) あまり冗談を言わない人ですので、本気でそう思っていたのかもしれません。私はすぐさま、農林漁業再生プランを作っていることを農家が知り、菅前代表が農山漁村巡りをしていることを知った上で期待しているにすぎないことを伝えました。そうすると、次には反撃され、それでは1人区を応援してまわれということになってしまいました。何でも前向きにとらえる癖があるようです。

まあ、岡田さんはジャスコの創業者の次男坊、東大―通産省を経て政治の道に入り、落選なし。まさにエリート中のエリートで、ちょっとひ弱かと思いましたが、なかなか骨太で、どっしりとした党首です。運もよいようで、まさに民主党をリードするに相応しい人かもしれません。

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