長野商工会議所新年祝賀会でのあいさつ

私は今2つの考え方が支配していると思います。

一つはグローバリズム、もう一つはコンシューマリズム。

前者はアメリカンスタンダードにすべきだということ。郊外型ショッピングセンターがその一つです。それに対し、違う考えがあり、日本にはいいやり方があるではないかというローカリズムがある。これがわかって政府自民党も地方分権を行い始めています。

小泉政権はやたら構造改革といっておりますが、もとは農業構造改革によく使われました。しかし、今のものは前川レポートの後、パパブッシュが1989年日本に突きつけた日米構造協議に端を発するのではないかと思います。英語は Structural Impediment Initiative 構造障害除去戦略ですが、障害除去はあまりに露骨なので、外務省が日米構造協議と約して使いました。

アメリカが突きつけたのは、日本の仕組み自体がおかしいとして、排他的取引慣行、系列、土地税制、流通・価格メカニズムといったことです。

わが党の代表岡田克也は頑固・堅物・原理主義者と言われています。それに対し、小泉政権を支える竹中平蔵は行け行けドンドン競争原理教といういかがわしい新興宗教のようなものです。やたら競争競争といい、日本のシステムを壊してきたのではないかと思います。そしてお金お金です。

このコンシューマリズムに対して、お金なしで行こうと言う動きがあります。地域通貨とエコマネーと言われるものです。単純なものでいうとお母さんの肩叩き券があります。お金でなく、労働で対価を払うものです。残念ながらこちらはあまり手がつけられていません。

市街地の活性化もこうしたこと、つまりお金ではなく、心、人間をよく見ていくことで解決の途が見えてくるのではないかと思います。

私は農水委でしたが、臨時国会から予算委・イラク特委になりました。経済・外交等の分野で日本の幸せを追求したいと思っておりますので、よろしくご支援のほどをお願い致します。

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