名古屋大学での私の講義に対する受講生の感想

名古屋大学大学院環境学研究科の平成16年度UFJ環境財団寄附講義「環境問題への挑戦」において、私は、昨年の11月8日(月)に「農的循環社会への道―地産地消・旬産旬消―」というテーマで講義をしました。

その講義の受講生へのアンケート集計結果が送られてきましたので、私に対する感想の部分をご紹介します。受講生は、大学生65名、環境学研究科大学院生55名、一般市民35名の合計155名でした。

篠原孝先生に対する感想

(大学生)

  • トークの上手さがきわだっていた。
  • 話が上手で引き込まれた。議員官僚の実情がわかり面白かった。
  • 日本の農業・食というものに関心があり、先生がやってこられた事や政府の対策を知ることができたから。
  • フードマイレージという考えが面白かったし、生きる上には必ず必要な食品についてであったので、興味深かった。
  • 国会議員の中でも、篠原先生のように食と農の問題について真剣に取り組んでいらっしゃる方がいたので希望が持てた。
  • 地産池消という新しい語句を使い、持続可能な社会のビジョンを語っていただき、とてもよい知的な刺激を受けた。
  • さまざまな理想を話されましたが、実際にそれを実行に移すことがある意味可能な立場におられるのでたいへん刺激的だった。

(環境大学院生)

  • あまり普段考えない食品、農業などの面から環境を考えることができたから。
  • フードマイレージ、農作地の転用、地産池消などエコの具体的取り組み方が(Locallyの生き残りも含めて)見えた。
  • それまで、あたり前に存在していると思っていた農や食に対する現代的システムの矛盾点や不合理性を説得力ある資料をもとに示され、目からウロコが落ちた。

(一般)

  • 「工業」と「農業」のバランスの悪さなど、日頃からなんとなくモヤモヤ感じていたものが、はっきり示された感じがしてとても面白かった。
  • 休耕田が多くなり、外国の食品が多くなってきているとわかり、驚きました。国内生産100%に近い国が7カ国あると知り、日本も努力して安全な、しかも有事の時も心配いらない食がほしい。
  • 地産池消・旬産旬消、太陽エネルギーで産する恵みをいただく農業で循環社会を形成という考えは素直に納得できる。人類にとって一番大事なことは光合成による農業であるとの説にもっとも共感できた。21世紀を生物学の時代とされたことも目からウロコだった。
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