農林水産委員会で、今国会2度目の質問

昨年秋の党大会(9月12日)以降、私は予算委とイラク特委に配属され、農水委のメンバーではありません。かつての数少ない同僚・先輩の局長・長官に質問しづらかったので、しばらくはずしてもらうことにしました。

ところが、やはり重要問題ややこしい問題になると、適当な質問者がいなくなり、私にお鉢が回ってきます。差替え(イラク特委は2度岡田代表に差替えられました)で、3月30日に食料・農業・農村基本計画の問題点、特に自給率目標の5年引き延ばし、小麦を10年後も少しも増産しない意欲のなさをつっつきました。尊敬する先輩城総務審議官が5年前に命をかけた作られた40%から45%への自給率の向上がないがしろにされています。城さんの仏前へのおまいりの話が出ると思わず涙してしまいました。

4月14日は農業経営基盤強化促進法という長い名前の法案の審議です。

私は、大臣・副大臣・政務官だけに答弁を求め、事務方には求めません。他の委員会、例えばイラク特委は町村外務大臣と大野防衛庁長官がほとんど答弁し、副大臣や政務官も含め事務方が答弁に立つことはほとんどありません。

それに対し、農林水産委員会は、政治家同士が議論をするという国会改革の趣旨から外れて、事務方が答弁に立ちすぎます。私はかつての仲間に質問しにくいという自然な気持ち(?)もあり、政治家同士の議論に徹しています。

この日は遊休農地対策を、農地制度をいじるだけでなく、人も作物も考え、援助も必要だと問い質しましたが、本当は驚くぐらいだらけた答弁しか出てきませんでした。中山間地域の実状を考えると、暗澹たる気持ちになります。早く政権交代し、思いどおりの農政を展開したいという思いに駆られました。

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