郵政会期末国会と解散・総選挙

私は、昨年前半は、農林漁業再生プラン作りに追われていたのと、支持者名簿がさっぱりできあがらなかったため、地元活動があまりできませんでした。参院選後、やっと再生プラン作りから解放され、また、やっと名簿ができあがり、人並みの地元活動をやり始めました。試行錯誤の連続ですが、段々と慣れてきました。

地域による反応の違いや、人による反応の違いが大きいことがわかりましたが、最近痛切に感じているのは、時期による違いです。7月6日の郵政民営化法案の5票差の採決以来、訪問先の支持者が格段によく話しかけてくださるようになりました。私は、あくまで受身で先方が聞いたり話したりしてくだされば、積極的に話すことにしています。

驚いたことに、9割5分以上は、解散・総選挙を望んでおられます。もっとも、そういう人たちが反応し、話しかけてきているのであって、無関心な人は何も話しかけてこないということを差し引かなければなりませんが、小泉政権に腹を立て、政権交代してほしいという人たちが多くいます。もう一つ、私の支持者名簿に載っている人たちなので当然ということも言えなくもありません。

しかし、2か月前はこんな強い反応はありませんでした。

政治は動いており、国民もその流れを的確につかんでいることがよくわかります。

郵政民営化法案の舞台は参議院に移っています。いまや私には何もできず、自民党内、特に参議院の自民党の動きを注視する以外にありません。

私は、正直言って国会議員にならせていただき2年も経っていないので、再び選挙の洗礼を受けるには早すぎるような気がします。地元は、女性1人、男性2人という最小限の体制できたこともあり、選挙の準備は明らかに不足しています。今、やっと体制を改め、人員も増やしていますが、まだまだです。

しかし、民主党が政権をとるためには絶好の機会が到来したことは明らかです。新聞各紙や政治評論家諸氏が皆予測するとおり、今解散・総選挙をすると自民党は自爆選挙に突入します。国民の眼は節穴ではありません。民主党が有利になります。

ここは、是非郵政民営化法案を廃案に追い込み、解散・総選挙に持っていかなければなりません。

自民党政権の延命を願う人たちは、必死で法案の成立を期すでしょう。また、廃案ないし継続審議になっても、小泉内閣に解散はさせず、総辞職を迫るでしょう。

こんな緊迫した政治状況になるとは、1年前にあるいは半年前に誰が予測していたでしょうか。私は、菅さんと一緒に農村での講演会に行った折に、菅さんが「6月に郵政解散・総選挙がある」と盛んに言うのを聞きましたが、本当かなと思っていました。それが今、現実になろうとしています。

そこで、私も慣れない選挙準備をコツコツとやっているところです。万全とはいえませんが、いつでもこいという感じになってきました。

戻 る