目くらまし解散Part2(カモフラージュ解散)

神崎公明党代表が、今になって民主党が民営化法案を廃案に追い込んだことを批判し始めました。

私が半分恐れ、予想したとおり、小泉首相の支持率は上がってしまいました。TVに出ずっぱりで、一人突っ張っていることにわけもわからず、「頑張っている」と勘違いする人たちが多いからです。まさにヒットラーとゲッペルス(ドイツの宣伝情報相)を兼ねたとんでもない大衆操作をTVを通じて行っているからです。

民主党が、自民党内の抗争の影に隠れ、影が薄くなってしまっています。私は、これを恐れ、「民主党も党内で意見が割れても、対抗法案を作るべきだ」と主張する人たちと行動をともにしてきましたが、日の目を見ませんでした。確かに郵政民営化より「他にもっと大事なこと」がありますが、野党は受けて立たねばなりません。それを黙って反対していただけでした。残念でなりません。

国民の関心のない郵政改革などで解散されてはたまりません。郵政など争点にそれほどしないことです。他に課題はたくさんあります。

それにしても自民党執行部というより小泉首相の執念深さには驚きます。37人の反対投票者すべてに対立候補を出すというのです。亀井さんが「あこぎで品のない」と怒るのは当然です。小林興紀議員に小池百合子環境相を充てるというのです。女性の刺客を送り込んだわけです。意見が違うものを認めないという狭量さに驚くばかりです。これでは、政策はよくなりません。まさに狂っています。

筋道を立てるなら、参議院で反対した者をさっさと自民党から除名すべきですが、そうはしていません。辻褄が全くあいません。

矛先を民主党にも向けてくることは確実です。

そんな中、岡田代表が政権交代できなかったら代表を降りると宣言し、小泉首相とがっぷり四つに組むことになったのは、いい決断だと思います。政治は賭けです。一瞬の迷いが勝負を決めます。

民主党も今後、きちんと対抗していないと、自民党の内輪もめに国民の関心を奪われてしまいます。マスコミにとっては、普通のケンカより内輪もめのほうが面白いのはよくわかりますが、マスコミの興味本位の報道振りにはいつもがっかりします。ただ、日本の有権者、特に長野県民は、こんな政争に目を奪われることはないはずです。1〜2週間で賞味期限が切れ、政権交代に向けた総選挙になることを望むしかありません。

私に長野1区で自分なりに全力を尽くして、政権交代の必要性をアピールしていくつもりです。

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