長野県農業委員大会挨拶

10月6日 県民文化会館

本日は第51回長野県農業委員大会おめでとうございます。
せっかくの機会ですので農政課題3つのお話したいと思います。
一つは農協改革の問題の総選挙の直前 中山間地域の過疎化が進んでいるところ
支持者廻りしておりましたら、お叱りを受けました。
 『政治はなにをしているんだ 郵政改革などうつつをぬかしておる。
郵便が問題あるのか』 ちゃんと知っていました 『あんたは農林省に
30年もいてなにをしていたんだ。 この疲弊した中山間地域の惨状を見てみろ。
こっちが緊急課題だ。』私は言い訳をしました。『それは民主党がやったのではなく小泉内閣 自民党農政の証です』よく見たら石田治一郎さんの立派なカレンダーが貼ってありました。ですからなおさら私への追求が厳しかったのかも知れません。
私はもっともだなと思いました。それが民主党の『もっと大事な事がある』という標語につながったと思います。

そこで政府は何を考えているか。私は単純きわまりない事だと思います。
郵政を郵便事業・保険・貯金と3つに分け窓口会社を加えて4つに分ける。それと同じように農協も分けるという魂胆は見え透いている。郵貯・簡保で350兆円があります。農協の貯金76兆円・共済(保険)が41兆円で117兆円あるわけです。郵貯の350兆円3分の1これを農協関係者に任せておくのはもったいない。 せっかくの大金を自分たちで運用したいと言う小泉・竹中・ホリエモン路線の延長だと思います これを阻止するのは我々民主党しかないではないかが1つです。

次、農業を愛すると言うのは、共産党、公明党、社民党、民主党、自民党と全く差がないわけです。農政については世界中同じで、与野党の対立はありません。どこの党もどこの政治家も日本の農業もその国の農業をちゃんとしていこう気持ちに変わり有りません。
ちょっと変ってくるのは大きな農家を目指すか小さな農家もちゃんと守っていくかというところで少々違いが出てくる 僕は大きくなったほうが良いとは思います。しかし、今の農政の路線は大きければ大きいほどよい、10町歩以上でないと補助しないといった話になってきます。今検討中の経営対策で何町歩になってくるか分かりませんが4町歩以下は直接支払の対象にしないという様な方向にいっております。これはちょっと考えて議論していかなければならないと私は思います。

それから民主党、先の選挙でぼろ負けしましたけれど、これは党幹部がだらしなかったせいだと思います。見通しを誤ったせいだと思います。
都市部はほとんど消えかかっています 残っているのは下條みつさんや私の様な田舎の民主党議員でございまして 民主党が都市政党などと言われたことは過ぎ去りまして、今や民主党は田舎、農村地域地方の利益を代弁する党にもなってきつつあるのではないかと思います。そこに前原党首になりました。43歳です 皆さんご存知ないかも知れませんが、私の所に応援にきまして、その後投票動向の世論調査の結果がでまして、すわ大変ととって帰って後、選挙区だけにいました。彼はタカ派でございます。農政に関してどう考えているか、見なさ不安に思っておられると思いますが、大丈夫です。中川一郎さん、中川昭一さんのお父さんもそうですが、タカ派はすべて食糧自給率もちゃんと高めなければならないと言う価値観をもっています。

ただ前原代表は農政についてはそれほど確かな目をもっておりませんけど 私 民主党の一員としまして前原代表を必ずや農政重視の方向に持って行く事をお誓い申し上げまして 今日のご挨拶に代えさせていただきます。 
本日は誠におめでとうございます。   

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