環境委員会で質問しました

10月25日

10月25日環境委員会で質問いたしました。今年の2月22日の予算委員会で時間切れのため少ししか質問できなかった、地球温暖化の抑制対策に絡めて、私が農水省にいた頃から提唱しているフードマイレージそしてその窮極にあるグッズマイレージについて質問しました。

2月の予算委員会では、地球温暖化を抑制するためのいろいろ努力をしていますが、製造部門・企業部門や家計部門がCo2削減の努力をしているが、運輸部門が増えているので、ものの輸送をなるべく少なくするべきであり、その指標としてフードマイレージという概念を紹介し、小池環境大臣(当日うっかり「環境庁長官」と呼びかけてしまい、訂正されてしまいましたが・・・・)に質問しました。この質問で取り上げたフードマイレージという概念、すなわち環境に優しい生き方のためには、輸送量を少なくすべきという考え方は、朝日新聞や毎日新聞でも取り上げられ、特に毎日新聞4月6日の夕刊では、私を「オーラの出ている議員」と取り上げられました(参考:私のホームページの「最近の活動 4月6日」に出ています。)

今回は特に日本国内の交通体系の問題を指摘しました。私の地元の長野でも、2人以上行く場合は、新幹線を使うより車を使った方が安くつくため、みんな車で東京まで出かけます。しかし、環境に優しい交通体系を実現する為には、なるべく鉄道を使うよう、高速道路も長距離の場合は値段を上げて、使用を抑制する等の工夫も必要でないかと質しました。

これに対して国土交通省の担当者は「環境に優しい交通体系について、トラック輸送を鉄道や海運に振り返ることも積極的に取組みたい」とは言うものの、民間の自主的な話に任せているという答弁しか出ず、具体的な政策については触れられませんでした。

私は更に突っ込んで、新規道路特定財源(揮発油税等)を環境目的税に振り返るよう小池環境大臣が積極的に内閣の中でリーダーシップを取っていくべきではないか、という提案をしました。産業界は、新しい税は嫌がりますが、今までの税を振り替えるなら認めやすいからです。しかし、小池大臣は「篠原議員こそ国土交通委員会や財務委員会でビシッと質問をしていただきたい」と逃げの答弁でした。

そこで、「新聞報道によると、小泉総理は揮発油税等を環境目的税に振り返ることにも積極的と聞く。総理とツーカーの仲の間にぜひそれに取組んでほしい」と激励して質問を締めくくりました。

小池大臣は、他の主要ポストへの転任もありと取り沙汰されましたが、留任したのでひょっとすると少しは進展するかもしれません。

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