一新会忘年会挨拶

2005.12.1

一新会は小沢一郎さんの下に集まる民主党1〜3期生ぐらいの会です。私は会費を払うだけで、普段はほとんど出席しませんが、落選議員の対応をきちんとしているので、その活動に対しては敬意を表し、先月の落選者の集まりにも3時間顔を出しています。今日も同じ主旨の会合なので出席しました。親友の辻恵さんも大阪市長選を落選したばかりなのに出席していました。会のまとめ役の松木謙公さんのまめなお誘いには頭が下がります。

古い小沢さんの縁

私は、小沢さんがまた自民党の新人だったころ、霞ヶ関の官僚を地元に呼んで講義をさせる勉強会の講師で2度ほど伺ったことがあり、その意味では皆さんよりずっと前から小沢さんを知っております。小沢さんはもちろん覚えておられないと思います。1980年代の前半、私が、農林水産省というチビた役所ですが、一応エリートが集まる大臣官房企画室に3年半いた時です。箔をつけて選挙に出るために、わざとしてもらう人もいる企画官という格調高い肩書きのポストです。私は、その後、建白書を乱発したりしてきつい提言をしすぎて、形式的には局長より上ですが、実質的には完璧に左遷の農林水産政策研究所長を3年やった後、政界に転じました。官界では懲りましたので、政界では減らず口を叩かずにいようと思っていましたが、民主党の再生の為にも、やはり発言していかなくてはいけないと鹿野さんから尻を叩かれ、いろいろ提言して参りました。

・・・永田町社稷会忘年会挨拶と同じ2例を紹介・・・
「議席を持たない閣僚をなくす」
「ブロックを派閥の代わりに使う」

民主党に必要なベテランの知恵

今日の両院議員懇談会で、泉健太さんが、60歳定年に疑問を投げかけました。「民主党に必要なのは、若手ではなくベテランの議員なのに、それをそぐのはよくない。」
全く同感です。ここを見渡してください。若手なんかありあまるほどいます。自民党と伍していくには、自民党のやり方を熟知した元自民党の小沢さんや擬似自民党だった私のような者の知恵が必要なのではないかと思います。私はごく近くで自民党という政党と付き合い、交わってきましたので、その強さも弱点も、どう出てくるかもそれなりに他の人よりわかります。羽田さん、小沢さん、石井さん、鹿野さんなどは、もっとよくおわかりになるはずです。だから、2つの例のような提言が出てきて、自民党が実行に移すのです。

そういう意味では、民主党には、小沢さんのような方が必要です。

そこで、ついでに一つお願いします。鹿野道彦さんも不可欠の人材です。次回は東北ブロック1位で別格扱いで優遇して当選させていただくよう、小沢さんにお願いして、私の挨拶を終わります。

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