2023.04.21

【平岡秀夫シリーズ②】平岡秀夫前座応援集 23-04.21

 私は、本会議の採決のある日を除き、平岡事務所に詰めている。応援弁士が少ないので賑やかしに前座を務め、必死で平岡秀夫を売り込んでいる。その前座のいくつかを紹介しておく。私は基本的には本人の紹介に力点を置き、好きな(?)政策の話はしていない。

<家系図対地産地消>
 私は、遠く長野1区から、盟友平岡秀夫の応援に駆けつけています。
 平岡さんは、69才、意を決して8年のブランクをものともせず、今回の補欠選挙に立候補してくれました。その決意に敬意を表すべく、3月中旬から地元の精鋭秘書2人を送り込み、私自身も統一地方選が終わった翌日4月10日から岩国入りしています。
 ここは、岸、佐藤、安倍の世襲のトライアングルが跋扈している変わった県ですが、私の長野1区も、世界一長い政治家系小坂家の地盤で、私はその4代目の小坂憲次さんと4回選挙をしました。今平岡さんは、岸信介元総理から4代目になろうとする候補と闘っていますが、そうした家系図で選挙をするのはやめにしましょう。
 平岡さんは、岩国生まれの岩国育ち。私は「地産地消」の命名者です。地の物を食べるのが一番健康によいという、その辺の古老の言うことを四字熟語にしただけですが、今SDGsの時代、物の輸送を少なくし、環境に優しい生き方にもつながります。地元の川下小学校、川下中学校、岩国高校で学び18年間ここで住んできました。土着のそして地産地消の政治家です。
 それに対して、相手は東京生まれの東京育ち、慶応幼稚舎から慶応大学へと進まれたといいます。どちらが地元の声を国政に反映してくれるのか明らかです。
 衆議院議員は家系図で選ばず、地元を知る人を選びましょう。

<政治家に必要な研鑽を積んだ経歴>
 平岡さんは、私よりちょっと下の69才です。しかし、人生100年時代、本当に丈夫で、マイクを握りっぱなしで支持者の間を走り回っています。老骨に鞭を打ってとよく言われますが、そんな雰囲気は皆無です。8年間待っていたのでしょう。アドレナリンが出っぱなしです。
 18才まで地元で育ち、東大法学部、在学中に司法試験にも受かり、大蔵省(現財務省)と判で捺したようなエリートコース、法制局に出向。今、阪田雅裕元内閣法制局長官(元大蔵省)が、反撃能力の危険性を指摘されていますが、そのまま官僚を続けていたら、法制局長官となり平岡さんも同じ主張をしていたと思います。それを40台代で政界に身を転じました。
 平岡さんの仕事ぶりは、論理的で緻密、議論をしても敵うものなく、せいぜい私がはぐらかして平岡さんの主張に反論するぐらいでした。反軍拡・反原発も揺らぐことはありません。筋を通し続ける政治家です。
 2000年、佐藤信二さんにいきなり勝利し、5回連続当選のうち4回小選挙区当選。ところが、今を時めく安倍晋三元総理の弟、岸信夫さんに敗れ、政界を引退していました。そこに岸さんの思いがけない引退、そしてその後継に31才の信千世さんが出馬することになりました。
 そこで思いがけず、平岡さんの政界復帰の機会が到来しました。22年に及ぶ中央官庁の経験(インド大使館、酒田税務署長等)、衆議院5期法務大臣も経験、引退後8年間の弁護士活動、こんなに経験豊富な候補はいないと思います。
 是非、今一度平岡さんを国会に戻して下さい。

<江戸屋敷で育ったひ弱な候補は政治家たりえず>
 私が2003年に初出馬した時、二人の変わった方から、同じ励ましの言葉をいただきました。
一人は、鈴木宗男さん。農水省時代さんざん過大な要求をされた(いじめられた?)方ですが、公民権停止中、拘置所からの手紙でした。もう一人は木枯し紋次郎で有名な中村敦夫参議院議員。まだ事務所も開設してないなか、ハンドマイクものないのに応援に駆け付けてくれました。二人とも4代目を叩けというのです。中村さんは、この長野1区は江戸時代よりひどい。徳川幕府は外様大名が領民に慕われて、力をつけ徳川幕府に反抗してくるのを防ぐため、四代ぐらいで移封・転封していた。(ex 真田家は上田から松代へ)。それをここには四代目がいると喝破していました。
 ただ、応援してくれている羽田雄一郎参議院議員は三代目、私の後ろ盾の羽田孜さんも二代目。品のいい私は一度も四代目を攻撃はしませんでした。
 そして、今ここ山口2区では、信千世さんが四代目になろうとしています。
 徳川幕府は賢くて、参勤交代で半分江戸に住まわせて大名を監視し力を削ぎました。現代の日本で、信千世さんはまさに江戸屋敷(東京)しか知らない方です。地元の事情も方言も知らずじまい。それに対して、平岡さんは、聞いたことはありませんが、寝言は多分山口弁でしていると思います。
 江戸屋敷育ちに山口のことはわかりません。ここの生まれ育ちの・・・・(あと同じ)

<家系図より未来図を描く>
 信千世さんは、出馬に当たりSNS(ホームページ)に、ご自分の華麗な家系図を掲載され批判を受け、まもなく削除されたそうです。発想は、大名家を守るためというものかもしれません。ですから多分岸家を守ることには全力をあげられるでしょう。しかし、山口2区の人々の暮らしを守ることは二の次になります。
 政治家は山口そして日本の未来図、将来の姿を描かなければなりません。家系図は書けても、31歳の若者には無理でしょう。日本の未来図、将来図を描ける政治家を選ばなければなりません。政治家は、家系図でもなく、政党でもなく、人物で選びましょう。

<大臣の椅子よりも政治信条を貫く>
 平岡さんは、こんな純朴そうな顔をしていますが、なかなか頑固です。死刑廃止も熱心に取り組んでいます。
 法務大臣だった時に、丁度オウム真理教の死刑囚が死刑の時期を迎えつつありました。私は、自分の趣味を出してはダメだ、オウムの死刑囚には誤審もないと忠告しましたが、聞き入れず、死刑廃止のための審議会を設置しようとしていたりして、交代させられてしまいました。大臣の座よりも自らの信念を貫く人です。こういう人こそ政治家に向いているのではないでしょうか。

<責任感が強く、義理堅い男>
 内輪話をすると、今回の平岡出馬の発端は私です。ですから、私も義理堅く責任感が強いので、3月中旬から地元長野の精鋭秘書2人を送り込んで、事務所の立ち上げから手伝っています。やっと3月20日に出馬記者会見をしましたが、平岡さんが何かブツブツ言っているのです。係争中の大切な裁判があり、どうしても2~3日東京に行かねばならないとのことで、仕方がないと思っていました。私は、てっきり死刑が絡んでいる刑事裁判か、会社が倒産するかの瀬戸際の揉め事かと思っていました。そうしたら3月24日に山田正彦さんから、平岡さんと今一緒にいるが衆議院選挙に出るなんて知らなかった云々。何と、主要農作物種子法廃止が違憲と起こしている裁判でした。大切かもしれませんが・・・
 多分、人生最後の大勝負に出ているというのに・・・と、山田さんもれっきとした弁護士ですし、そんなのは山田さんに任せておけばいいのにと思っても後の祭り。いかにも律儀な平岡さんだと呆れました。しかし、私に何の裁判か言わなかったのは、私がとんでものないと烈火のごとく怒るのもわかっていたからでしょう。どうしょうもない律儀な人なのです。4月23日が投票で、1日もムダにできないのに、その頃、うちの秘書は、事務所の選定と電気工事等にてんてこ舞いでした。

投稿者: 管理者

日時: 2023年4月21日 10:39