新書「持続する日本型農業」のお知らせ
いつも私のブログ・メルマガをお読みいただき有難うございます。
長年書き続けて参りました、このブログ・メルマガ(一編約3,000字)も1,000篇を超えました。これを記念し、「農業・農政」、「環境・エネルギー」「外交・安保」「政治・行政改革」「野党運営」等を生意気にも『時論・孝論』シリーズという形で、それぞれ1冊の本としてまとめてみることにしました。
今回その第一弾として、創森社に「農業・農政関連記事」(約200篇)の中から約40篇ほど今の農政に繋がる課題や出来事を選んでもらい、「持続する日本型農業(時論・孝論[農林編])」として上梓しました。私が選ぶと趣味が出すぎたり、迷ったりするので、第三者に託して選択してもらいました。また同時に、2000年に執筆した「農的循環社会への道」が20年後の今のほうが世の中に受け止めてもらえるということで、同社が復刊してくれることになりました。
新書の編集の段階から、校閲のため何度も私自身読み返をしましたが、執筆当時の熱い想いやほのぼのした気持ち、それとは逆の憤りや後悔などの思いが蘇ってきました。そして不思議なことに、ほとんどの主張は、今にも通ずることが改めてよくわかりました。それだけ農業問題は根が深く事情が変わっていない証左だと思います。
今回、当ブログ掲載記事以外に、付章として「私の農業遍歴」を新しく執筆しております。農村に生まれて農作業を手伝ったことを作物ごとに、そして時代の流れとともに書き綴ったものです。私のしつこい農政論は、関係者の方以外は読むのにお疲れになるかもしれませんが、こちらは、同時代を過ごした方には懐かしく、若い人たちには昔はこんなんだったのかという未知の領域の話で、気軽にお読みいただける内容かと存じます。
当ブログの熱心な読者の皆様には、以前お読み頂いたことのある内容かもしれませんが、私の農業遍歴と併せて再びご笑覧賜れば幸甚に存じます。
令和5年11月吉日
衆議院議員 篠原 孝