2018年11月16日

【県民気質シリーズ2】長野県民が戦争体質を嫌うDNAはどこから来たか- 貧しい南と北の二人の満蒙開拓農民の救世主が見本 –18.11.16

 今年3月、NHKが満州からの引き揚げ船の獲得に獅子奮迅の働きをした丸山邦雄を主人公にしたドラマ『どこにもない国』を土曜の夜のゴールデンタイムに2週にわたり放送した。遅きに失した感があるが、少しはその働きが多くの国民に知られることは喜ばしいことである。

<南と北の二人の長野県人の大胆な行動>
 戦後、満州には多くの日本人がいた。そして、帰国をどうするか、どこも確たる方策が無かった。そうした中、個人の資格でその英語力を駆使して駆け回ったのが、長野の北の果てで、飯山市常盤で生まれ育ち、明治大学卒業後アメリカに留学した経験のある丸山だった。その働きは後述する山本慈昭の周恩来への直訴の手紙と同じく、マッカーサー等アメリカへの直接的アプローチであり、極めて大胆なものであった。日本政府が動かずにいたのに業を煮やし、自ら立ち上がり事を成し遂げたのである。

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2018年11月15日

【漁業法シリーズ1】天皇より優遇された日本の輸出系企業-共同漁業権に守られた日本の美しい海岸-18.11.15

 私は1976年の秋から人事院の留学生制度のもと、ワシントン大学海洋総合研究所(Institute for Marine Study)に留学していた。講義科目の中にCoastal Zone Management (沿岸海域管理)という耳慣れないものが入っていた。私は単位とは関係なしに受講していた。驚いたことに日本の海岸の変容が取り上げられており、私はヴェスパー教授に質問攻めにされた。

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2018年11月14日

国が外国人不法就労の抜け道をつくる愚 -入管法改正は経済優先で国の根幹を揺るがすー18.11.14

<日本の外国人労働は遠洋漁業から始まった>
 私は水産庁の企画課長として当時外国人漁船員の問題を担当した。どこにも所属しない仕事が企画課に集まっていた一つの例である。あまり知られていないが、遠洋漁船は日本の外にいるので、単純労働者が国内に入るのと違うので、外国人就労について早くから受け入れていた。1年近くも日本を離れていたら、どんなに給料が高くとも日本の若者が敬遠するのは当然である。遠洋漁船を動かすために、外国人労働者が急激にとりいれられた。国もとやかく言わなかった。理由は簡単で、日本に上陸して日本に住むということがなく、一般人の目に触れなかったからである。かくして、マグロ等の遠洋漁船は最初韓国人、次に中国人、インドネシア人、フィリピン人、タイ人と広がって行った。もちろんトラブルもあったが必要悪として公然と認められていた。ともかく給料が高かったので途上国の若者には魅力的だったのだ。この結果酷い船になると、船長と漁労長だけが日本人で、あとは皆外国人となっていた。

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2018年10月09日

常に前を向き直進していた入沢肇元林野庁長官(参議院議員)‐私が見本とした役人道を突っ走った先輩を追悼する‐ 18.10.09

 私は農林水産省の10年先輩を追悼せずにはいられない。静かに去り、葬儀も近親者だけでしめやかに執り行われただけなので、せめて私のブログぐらいではその功績を讃えたい。(関心のない方は読み飛ばして下さい。)

<遠くから眺めた理想の役人像>
 私は、一度も同じ局内で上下関係になったことはない。入沢さんが、1980年に内閣審議官室に出向した折、私も内閣総合安全保障関係閣僚会議担当室に出向しており、同じ総理府内閣府の建物にいたのが一番近くで、あとは遠くから仕事振りを見ていただけだ。しかし、入沢さんの残した足跡を垣間見るにつけ、ほとほと感心し、いつの頃からかその仕事振りを見本とし、自分もかくありたいと思うようになった。

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2018年10月02日

【県民気質シリーズ1】自民党総裁選、石破が安倍首相に15票の僅差で肉薄した本当の理由-愛すべき長野県民気質がタカ派の安倍首相を嫌い篠原にも味方する- 18.10.2

 県民気質とよく言われる。私の友人に、かつてはそんなものはないと言い張っていた、東京生まれ、東京育ちの元気のいい友人がいる。彼は生命保険会社に勤務し、あちこちの支社長を務めた。あちこちから人が集まっている東京で暮らしていた彼は、同じ日本人でそんなに違うわけはないと思い込んでいたそうだ。ところが、彼が全国各地で勤務してみると、保険のおばさんたちの立ち振る舞いが大きく異なり、その時に初めて各都道府県ごとに県人気質の違いがあることがわかったという。

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